Lordの日記

遊び学ぶ居心地の良い空間創りがLordのテーマです

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エナメルShoesとトラッドGirl

20060616155422
 雨が止み霧が晴れ、ほんの一時外が明るくなりました。雲は低く、この明るさも泡沫です。お隣のフレンチレストラン『シュエット』さんの、テラスの花がとても鮮やかです。シェフとマダムが愛情をこめて育てられた花たちが、束の間の光を満面の笑みで喜んでいるかのようです。このテラスは枠組みも含めて、総てお二人の手造りです。
 人けの無い午後、このテラスでのんびり食べるランチは、日常を忘れさせてくれます。隣でどんなに忙しく過ごしていても、この一時だけは別の空間にいるようです。席を立つ時には活力とアイデアに満ちた自分を感じます。このテラスでお洒落な女性が一人、テーブルの雑誌に目を落しゆったりと午後の一時に身を委ねる姿を見る度に、大好きだった避暑地軽井沢を想い出しています。
 テラスは決して広くもなく、木立に囲まれている訳でもありません。見える景色も、私にとっては毎日見馴れたものです。何が元気と新しい発想をくれるのでしょうか?何が古き良き避暑地を想い出させるのでしょうか?そこには莫大な資本も、計算された仕掛けもありません。あるのはすべて手作りの店舗と料理だけです。夜、人通りの無い街の、その一角には笑い声があります。
 このレストランでは『軽井沢』『フレンチ』『シェフ』『拘り』『味』が語られる事はありません。店の名を知らぬ常連客さえいます。主体は常に『客』であり、『客』は各々の時を過ごし食事を楽しむという、ごく当たり前のことをします。高度にプロデュースされた空間で仕掛けたり仕掛けられたりを楽しむ都会人は、避暑地で仕掛け自体が内包する自己矛盾と向き合いバランスをとります。自分の時を過ごせる当り前の空間がこのレストランです。従ってガイドブックで探しても見つかりません。
 因みに私は「そのレストランのコンセプトは?」と聞かれたとき「愛かな」と応えてます。
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