Lordの日記

遊び学ぶ居心地の良い空間創りがLordのテーマです

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のびのび身長計

20060929123114
 子供のころ身長は柱で計り、印と日付を書き込んでいました。中学生になると幼稚園時代の印がやけに下にあるような気がして、成長を自覚したものでした。最近の家は、昔のような木の柱が少なくなりました。また柱にキズを付けるなんてとんでもない、という家庭も増えているのではないでしょうか。本人も含めて家族全員が、子供の成長を証拠や痕跡で確認するという機会も、少なくなって来たのかもしれません。
 写真の『のびのび身長計』は、Lord軽井沢店の人気商品です。本体は本桐で出来ていて、表面は抗菌ウレタン塗装です。生まれた時の身長記入欄があり、160センチまで計れます。裏にはマジックテープが付いていて、フックを引っ掛ける穴もあります。二つに折り畳め、計測の時だけ壁に掛けるという使い方も可能です。マグネット式なので、お子様一人でも計れます。写真を飾るフレームが6箇所に埋め込まれていますので、印と一緒に成長の記録を残せます。
 その他、機能や特徴は書くとキリがありません。製造は北海道旭川の職人さんで、価格は6300円(税込)です。親子2代3代でも使え、成長してからもとても良い記念の品となります。お子さんやお孫さんへのプレゼントとしては、長く使え実用的かつ夢がありますので、とても喜ばれると思います。お子様への上質な木のプレゼントをお探しの方に、ぜひ一度御覧いただきたいお品物です。全国への発送致します。
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The Starting Point

20060928143336
 学生時代に尊敬するゼミのT教授にある質問をしたら、「君は私の拙い訳書を読んでるから解らないんだ、まず原著を読みなさい。」と言われました。学会でも重鎮のT教授に、出来の悪い私が「そんなこと言わずに教えて下さいよ。」とも言えず、そのまま図書館に直行し、原書と主たる参考文献を借り、難行苦行の日々が始まりました。
 今現在でも難解な古典的名著として読み継がれるその原書は、当時の私にとっては宇宙からの手紙を読解するようなものでした。その後T教授はお会いする度に、「謎は解けたかい?」と声をかけて下さいましたが、しどろもどろで進捗状況を説明するのがやっとでした。
 読み進むにつれ、必要な参考文献・論文の数と疑問点は雪だるま式に増え、絶望的な気持ちで前進する毎日でした。たった一行の為に一週間、前に進めないこともありました。発端の疑問点は解決した訳ではないのに、疑問ですらなくなり、何故そのような質問をしたのかさえ、分からなくなっていました。
 夏休みのゼミ合宿の打ち上げの夜、宴席でT教授に半ば諦め気味に「あと200年かかります」と現状を報告しました。多くの先輩方が目が合うだけで縮み上がると言う伝説の鋭い眼を一時も逸らす事無く、厳しい表情で私の絶望的な報告を聞き終わった先生は、「僕も40年近くそんな生活が続いてますよ。」と初めて見る優しい笑顔でおっしゃいました。
 最近、T先生訳のその本を何年かぶりに読みました。原書の難解さと読みにくさが嘘のように簡潔で、実にエレガントな名訳です。「この訳で読んで解らなかったら、センス無いから専門変えたほうがいいよ。」若い学生が質問に来た時、私ならそう指導しそうです。当時の原書や学問に対する理解は怪しいものでしたが、私の現在の研究生活の原点は今は亡きT先生のあの笑顔の一言であり、ゼミ合宿の場所がここ軽井沢でした。
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コトバアートカレンダー

20060927190348
 以前このブログで紹介して以来、たくさんのお問い合わせをいただきました、『イチハラヒロコ コトバアート カレンダー 2007年版』が完成しました。写真はその表紙です。コンパクトな卓上サイズで、定価は630円(税込)です。ご希望の方には代引き発送も致します。発送の場合は5個以上のご注文でお願いします。送料は弊社で負担致しますが、別途代引き手数料315円を御負担願います。ご注文はFAX(0267-42-5166)またはE-mail(info@lord448.co.jp)で承ります。プレゼント用ラッピングも致しますので、お気軽にお申し付け下さい。毎年早々に品切れとなりますので、ご注文はお早めにどうぞ。
 テーマは『愛と笑い』ということで、毎年購入しておられる方は来年の各月の言葉が気になるところかと思います。ここに書いてしまうと、楽しみを奪ったとお叱りを頂きそうなので、控えさせていただきます。店内には見本がございますので、ご来店の際には御覧くださいませ。
 軽井沢店のレジ後ろにはこのカレンダーが常時置かれています。来年も月によってはお客様に失礼な、或いは恥ずかしいものもあり、また物議をかもしそうで今から不安です。因みに今月は「君のことは君に聞け。俺のことは俺に言え。」で、来月は「イヤでも生きる。」です。
 例年、クリスマスプレゼントにこのカレンダーを付けてというパターンが多いのですが、今年は『MYのタオル』に『コトバアートカレンダー』という猛毒コンビが人気を博しそうな予感が・・・。先日も書きましたが、プレゼントはかわりつつあります。形式的な『愛』に『感動』を加えると人畜無害な万人のプレゼントですが、実質的な『愛』に『笑い』を加えると『毒』が生じ、大人のプレゼントです。そういう視点で観察すると、一見安全なLordの店内も、想定外の化学変化があちらこちらで起こりそうで、とてもスリリングな場所となります。今年の秋のテーマは、「大人のクリスマスの為の『弾薬庫』」です。
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幸せな場所

20060925193627
 明日26日は、お休みさせていただきます。Lord軽井沢店

 一年中、食欲旺盛な私にはあまり関係無いのですが、食欲の秋です。人の腹具合よりも、豊富な旬の食材をさしてそう言うのでしょうが、メディアも秋になると俄然食欲をそそる企画が増えます。それでなくても日頃から食べ過ぎを指摘されている私にとって、美味しい話題はその食欲に拍車をかけ、過食の日々を送る秋です。
 Lordのテーマがバランスのとれた人生で、そのスタッフがアンバランスな食生活を続けているということが外部に漏れると大変不味いのですが、ここだけの話ということで。よくお客様から「Lordさんは、美味しいフランス料理とフランス菓子のお店に挟まれて幸せですね」と言われます。軽井沢店は右へ出ればケーキ屋さん、左へ出ればフレンチレストランと大変恵まれた場所にあり、とても幸せです。
 幸せだからといって、毎日フレンチが食べられる訳ではありませんが、香りだけは堪能させていただいてます 。『ブラッスリー・シュエット』は、Lordのスタッフお気に入りのレストランです。もちろん香りだけの話ではありません。個性派揃いで味にもレストランにも煩いメンバーが全員「星三つ!」です。ブラッスリーに星三つはおかしな表現かもしれませんが、美味しい・気に入ったということです。
 先日ここで食べた『砂肝のなんとか(忘れた)』はちょっとした驚きでした。塩漬けにされて固くない砂肝が香ばしく、サラダ仕立てになっていました。普段焼鳥屋では、あの固い食感が好きで必ず注文するのですが、ナイフで切れる砂肝でした。ここのメニューは殆どシェフのオリジナルで、前菜からデザートまで結構楽しませてくれます。
 普段都会の気取ったレストランで散々美味しい物を食べてる方や、美味しいフレンチは都会で食べれるし何かここだけのものが食べたいという方、一度お試し下さい。
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軽井沢の再会

20060924184840
 例年延べ約1万人のお客様が、軽井沢店にご来店下さいます。この数が多いのか少ないのかは、適当な比較対照が無いので何とも言えませんが、6年間ほぼ変わりません。噴火や台風・冷夏等の自然の影響もあり、週毎・月毎のご来店数はその年によって異なりますが、不思議なことに年間(4下旬~11下旬)のご来店者数は大きく変わりません。
 毎年延べ一万人もの方とお話させていだだけるのはとても光栄であり、嬉しい事です。店内の状況により、ご挨拶しかできないお客様には大変申し訳なく存じます。全体の半数は再度ご来店のお客様で、シーズン中10回以上お会い出来る方から、一年に一度しかお会い出来ない方、3年ぶり6年ぶりといった方もいらっしゃいます。ここでは俗に言う『軽井沢の再会』が連日繰り返されています。
 記憶力が悪く自分の携帯電話の番号さえ今だに覚えられない私は、どんな些細な事でもメモに頼ります。お客様のお名前はメモ出来ても、お顔は記憶するしかありません。顔の記憶に年号や化学記号を覚える時のような語呂合わせや、九九を覚える時のような反復練習は使えません。でも何故か一度ご来店いただいたお客様のお顔は、次にお会いした時覚えています。多くの場合、お買い上げいただいたお品物や会話の内容も、同時に覚えています。
 物覚えの悪い私にとって不思議な記憶力の秘密は、『軽井沢の再会』にあるようです。字数の関係で『軽井沢の再会』の詳細を記す事はできませんが、同じ時期に同じ組み合わせで同じ場所というのがこの法則のポイントです。お客様の来軽の時期とメンバーが大体決まっていて、Lordの店内でお会いするから、結構細かい事まで思い出せるようです。
 先日あるご家族が、7年ぶりにご来店下さいました。Lord開店当時のお客様です。ご夫婦の記憶があって、お買い上げいただいた時期と物を考えておりましたが、思い出せません。奥様からご子息が7年前にご注文下さったものをうかがった途端、当時お買い上げいただいた品々や当時の会話が蘇って来ました。なるほど、場所は国立店、当時中学生のご子息達は大きな大学生になっておられました。
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20060923164305
 遊び学ぶ居心地の良い空間において、音は大切な要素です。Lordでは店内の音をPassiveとActiveに区別し、それぞれを『パス』『アック』とよびコントロールしています。軽井沢店のドアを開放し店内の音楽を消すと、実に様々な音が聞えてきます。途切れなく続く車やバイクの音、近隣の店舗が店頭で流す音楽や呼込みの声、人の話し声や笑い声、子供たちの叫び声、犬の鳴き声etc.本通りに面する当店において、鳥・虫の声や木々の騒めきを聴くことはまず出来ません。外のこれらの音が店内に流れ込むと『パス』です。
 『パス』をある程度コントロールするために、ドアを閉めます。外との繋がりを保つ為に、完全には遮音しません。これに対して、店内のスタッフが意図的に流す音楽が『アック』です。『アック』の役割は『パス』を消すことの他、空間に立体感を持たせ、流れとリズムを創り、適度な緊張と集中を創出し・・・と書けばキリがありません。『パス』を消すことだけが消極的な役割で、あとはLordの提案する空間創り上の積極的な役割であるといえます。
 Lordでは店内の雰囲気作りや購買意欲の高揚が、音楽の役割ではありません。よく「いつもモーツァルトですね」と言われますが、モーツァルト7・バッハ2・その他1です。一日の内1時間はその他です。「パス」や天候との関係で、ボリュームは一日中こまめに動かしています。Lordの音を知りたいと、都内のセレクトショップのオーナー夫妻が終日(なんと10時間!)店内におられたことがあります。夕方、奥様から「お客様の声は『パス』か『アック』か?」と質問されました。Lordではお客様の声も含めて店内の音はすべて『アック』と捉えています。今朝、荷物発送の為バリバリ音をたて荷造りをしていたら、「あなた煩いわよ!」とお客様に叱られてしまいました。反省。
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暮れの贈り物

20060922143336
 毎日さまざまな形の物をラッピングします。特にこれから冬にかけて、日毎にその数は増えていきます。当店で見る限り、お歳暮と呼ばれる年末のご挨拶の形態も、少しずつ変わりつつあるような気がします。ご存じの通りLordには日用品や食品はありませんし、大量生産されているものもありません。また不特定多数の方が喜んで下さる品物というのも、ほとんど皆無といえます。
 何年か前まではお歳暮はデパート、クリスマスプレゼントはLordというお客様が大多数で、Lordでのラッピングは専らクリスマス仕様でした。ここ2・3年は『お歳暮』の熨斗を付けてお送りする贈り物が、急激に増えています。特定の方へ特定のお品物をということで、商品も価格もまちまちで、皆様選ぶのも大変なようですが、結構楽しそうでもあります。お歳暮の形態を変えながらも熨斗を付けるのは、もらった人が分かるようにだと皆様おっしゃいます。
 Lordにはデパートのような価格帯ごと・品種ごとに区分した見本もなければ、専用の特設カウンターもありません。軽井沢店ではご希望に応じて開店前(午前10以前)と閉店後(午後8時以降)に、貸切でゆっくりお選びいただけるサービスを通年実施しています。またご希望商品をお持ちしての、外商もご利用いただいております。お気軽にお問い合わせください。
 手作りや海外からの商品が多い為、早めにお申し付けいだだければ幸いです。11月になると閉店後の店内は、ラッピングセンターになります。Lordの商品はサイズも形状もバラバラですから、ラッピングは技術より感性重視です。ラッピングの終ったお品物は、商品ではなく作品と呼びます(私だけですが)。お客様のピンポイントプレゼントは、すべて贈る方と贈られる方の情報と商品・形状等によりラッピングが異なります。夜のラッピングセンターで、同じラッピングの作品が並ぶことはありません。
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秋の気配

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 気温が下がっているとはいえ、紅葉にはまだちょっと早い軽井沢は、夏のような喧騒も無く、ゆったりお散歩するには最高の時期です。晴れると陽射しが強く眩しいのですが、お天気が崩れると霧が出て、まるで別世界になります。天候の変化が激しいので、服装や持ち物の準備は結構面倒臭いのですが、コンパクトに全部持っていれば安心です。
 学生の皆さんはそろそろ、学園祭や体育祭などの準備で忙しくなる時期でしょう。体育会育ちなので、体育祭の思い出は何かと面倒臭かったという事くらいですが、文化祭・学園祭となると結構楽しんでいました。学祭の時期は学校へ顔を出さず、旅行を楽しむ友人などもいましたが、部活をやっているとそういう訳にもいかず、半ば強制的に参加させられていました。
 どうせ参加するなら目一杯楽しもうと、毎回完全燃焼していました。失うものはガールフレンドと単位ぐらいで、恐いもの知らずの学生時代のパワーとアイデアは、今から考えても凄まじいものでした。それだけ学生の楽しみや遊びも、まだ貧困な時代でした。『宴のあと』、学祭の終った翌日の学校の構内は、妙にサッパリしてアカデミックに感じたものでした。
 軽井沢の夏の賑わいと学祭を一緒にする訳ではありませんが、この時期の軽井沢には学祭翌日の構内に似た、ちょっとけだるいけど落ち着いた自然と文化の薫りがします。大学3年の学祭の翌日、図書館前のベンチで「大学って研究する場所なんだな」と当たり前の事を実感ました。そしてこの時期の軽井沢は「ここは自然の中なんだな」と、これまた当たり前の事を実感させてくれます。
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晴れた!

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 本当に久しぶりのギラギラ太陽が眩しい軽井沢です。顔を会わす度に洗濯物が乾かないとぼやいていた人たちの悩みも、一気に解消したことでしょう。今朝「全身に密生したカビが死滅していくのが分かる」と言っていた某店の彼は、ここ何日か生乾きのジーンズをはいていたそうです。はいてても乾かないところが、軽井沢の湿度を物語っています。
 発売から一ヵ月が過ぎたEkelundのムーミンシリーズは、もう御覧になった方も多いかと思います。やはり一番人気は写真のMyです。お客様にMyがお好きな理由をうかがうと、「尊敬してるから」「理想の女性」「私に似てる」の三つが、ほとんど八割を占めます。単にキャラが可愛いというのではなく、生き方と絡めてMyが好きというのは予想外でした。
 朝、洗顔後、睨み付けてるMyのタオルで顔を拭くなんて、素敵な一日を予感させます。Ekelundのタオルは柄がきれいだから、なかなか使えないとおっしゃるお客様も多いのですが、Myに限らずどの柄でも是非お顔を拭いて下さい。朝ならお天気や体調に関わりなく、ちょっと違ったスタートがきれます。夜ならたとえその一日がアンラッキーであったとしても、不思議な充実感と安心感に包まれます。
 毎日直射大切な肌に触れて使うタオルなんだから、上質でワクワク出来るものを使いましょう。文化学院の創立者である西村伊作氏の「精神の貴族になれ」という言葉は、Lordの原点です。氏の簡素で上質な暮らしの一端には、軽井沢でも触れることが出来ます。高級や華美と上質は違います。『上質』なものはえてして簡素ですが、長く毎日付き合えます。Ekelundのタオルやクロスは、それを実感させてくれます。
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感謝感激!

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 東京にいる時はあまり気になりませんが、軽井沢では温度・湿度・気圧を一日何度か確認します。それだけ自然の中で、気候の変化が激しいからかもしれません。昨夜、ある女性のお客様が、店内の温湿気圧計の前で「Lordの店内は気温・湿度・気圧を一定に保っている」と、お友達に説明して下さっていました。「ブログを読んでいただいているんだ!」と感動しました。ただ、残念ながら気圧は一定に保っていません。謹んで訂正させていただきます。
 このブログは軽井沢店の事を少しでも知っていただけたらと、表参道本店スタッフの発案で始まりました。当初は業務記録のつもりで、気楽に取り留めなく書き綴り、そのまま夏を迎えました。八月になってご来店いただいたお客様から、「ブログ見てます」「八月は書かないんですか?」「ブログの写真の・・・はどこですか?」といったお声を一日何件もいただくようになりました。
 5・6・7月に書いた文章や写真へのご質問・ご意見が多い日は20件を超え、書いた本人も忘れていて即答出来ず、慌てて読みなおしてからお返事するということもしばしばありました。接客や掃除もそこそこに、お返事を作成したこともありました。無責任ばかりで申し訳ございません。すべてのお問い合わせやご意見に順次お返事させていただいておりますが、まだ回答を貰ってないという方がいらっしゃいましたら、お気軽に催促して下さい。
 避暑地という立地上、お客様とお会い出来る期間や回数は限られています。一年に一度、それも毎年十数分位しかお会い出来ないお客様の、「君はお久しぶりと言うけど、こっちはブログのせいでしょっちゅう来てるような気がするよ」というお言葉はとても嬉しかったです。と同時に、あまり食べ物やLordと関係ない事ばかり書いてるといけないかなと反省も致しております。ブログで紹介して欲しい事等ございましたら、ご意見ご希望をお寄せ下さい。
 今朝一番でご来店いただいたご夫妻から、「あなたは親指でブログ書いてるでしょ!」と早速のご指摘をいただきました。エレガントな親指文章論に感動しました。
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繊細なガラスペン

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 Lord開店以来、百種類を超えるガラスペンが店内に並びました。年齢・性別を問わず、お探しの方は多いようです。Lordには絶えず何本かのガラスペンがありますが、その殆どがイタリアかフランスのものです。ガラスペンに対する反応は、『懐かしい派』と『新鮮派』のほぼ二通りといえます。
 『懐かしい派』のある年配の女性は、女学校で毎日ノートをとるのに使っていたと教えて下さいました。インク瓶の首に紐を付け、鞄にぶら下げて登校していたそうです。ガラスペンは折れないように、布で何重にも巻き筆箱に入れ、毎日持ち歩いていたとのことでした。授業ノートにガラスペンというのは、使い慣れない私には想像出来ません。
 ボールペン世代以降の人たちのほとんどは、『新鮮派』です。特に若い方からは「何処からインクを入れるの?」「装飾品じゃないの?」といったご質問をいただく事が多々あります。日記をガラスペンで書きたいと購入いただく場合が多いのですが、結構手書きで日記を付けておられる方も多いのに感心いたしております。
 筆圧の強い私は、万年筆やガラスペンを使うと、字が柔らかくなると言われたことがあります。繊細なペン先をもつガラスペンを使うと、一層字が優しくなったような気がして、意識的に四角く書いています。字のイメージだけでなく、文章自体も柔らかくなっていますし、文脈や結論まで影響を受けているとしたら・・・。
 もし筆記具や用紙によって文字・文体・文章の中身まで変わるのであれば、ペンや紙の選択はとても重要です。特に私のように、気分屋で環境の影響を受けやすいという方は、試してみる価値があります。さらに暇な方は、パソコンに10本の指で打った文章と携帯に親指だけで打った文章も加えて比較してみて下さい。驚愕の事実に出会えます。
 検証結果のすり合わせをご希望の方は、軽井沢店宛ご連絡下さい。検証後、映画『親指バッドサム』を観ると、まったく違った作品に見えることは確かです。
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チェステーブル

20060916114341
 有りそうでなかなか見つからないのが、お洒落なチェステーブルです。欧米のカフェなどで何気なく席に着くと、テーブルにチェッカー模様が施されていたという経験をお持ちの方もいらっしゃるかと思います。チェステーブルにもカフェテーブルのようにシンプルなものから、家具として調度性の高いものまで、デザイン・材質・価格も実に様々です。写真はイタリア製のチェステーブルです。
 軽く持運びが出来て、いつでも何処でもチェスという方々ご愛用の、ビニールのチェス盤の対極にあるのがこのチェステーブルであるといえます。ソファにゆったり座りじっくり対局という時、このちょっと豪華なチェステーブルは、贅沢な雰囲気を演出してくれそうです。ビニール盤をテーブルクロスにしてお茶の時間ということはなさそうですが、チェステーブルでお茶はよくあります。その為にこのチェステーブルには、駒をしまう引き出しが付いています。
 以前アメリカ人の友人が、「広場の石畳や壁のタイルのチェッカー模様を見るとチェスがしたくなる」と言っていました。彼の自宅には、各部屋にチェスセットが置いてありました。書斎には英国製のハンドデコの戦記物、寝室にはフランス製の大きめの木の物、ダイニングにはアメリカ製のメタル、浴室にはクリスタル、エントランスにはアラバスタ、そしてリビングにはチェステーブルetc.彼は舞台関係の仕事をしていて、決してチェスの選手ではありません。
 どのチェスセットもゲームの途中で、彼は時々思い付いたように動かしていました。当初私はチェス好きな彼のコレクションが、インテリアとして飾られているのかと思っていました。しかしチェスセットを見つけてくるのは奥さんで、彼はチェスメン(駒)やボードより、ゲームそのものに興味があるそうです。家に居る時は、入る部屋ごとに違う対局をしている訳で、気が休まらないのではと心配したものでした。
 リビングのチェステーブルでは、何度か彼のチェス指導を受けました。毎回「君のチェスには戦略・独創性・哲学が欠けている」と指摘されましたが、私の生き方そのものに対する指摘のようで、妙に納得して聞いていました。彼の指導がその後の私チェスや人生に役立ったかどうかはさて置き、彼の奥さんのセンスが現在のLordのチェスコレクションに大きな影響を与えているのは確かです。
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International

20060913230856
 ハワイから来られたお客様が、ここ数日の軽井沢の目まぐるしく変わる天候に、「ジェットコースターみたいで、心と身体が分離する」と感想を述べておられました。分かるような分からないような。アロハシャツから伸びる黒く逞しい腕が何とも寒そうで、よく見るとアロハシャツを重ね着しておられました。
 9月に入って、なぜか海外からのお客様とお話する機会が増えました。韓国・中国・インド・オーストラリア・カナダ・アメリカ・ドイツとお国も多彩です。何か国際的な集まりかと思いきや、皆さん観光だとのことです。今は東京から新幹線で一時間強で来れますので、大陸にお住まいの方々からすればすぐそこなのでしょう。
 海外からのお客様は買い物とは別に、実に様々な質問をされます。ボストンの大学で東洋の建築史を専攻するというアメリカ人から、入って来るなり「この店はどこの国がテーマか?」と質問されました。「特定の国は意識してない」と返答しましたが、質問の主旨を尋ねると「この界隈の店は皆どこかの国をテーマにしてるから」とのことでした。
 確かにLordの並びは『中国料理店』『アメリカ雑貨店』『フランス菓子店』(Lord)『フランス郷土料理店』『フランス料理店』、通りをはさんで向かい側は『中国料理店』『イタリア料理店』『イタリアの都市がテーマのホテル』『イタリア料理店』と看板に多くの国名か国旗を見ることが出来ます。しかし彼の「International square」という表現には、ちょっと違和感があります。
 ボストンでアイリッシュショプといえばアイルランド系移民の子孫がやってるだろうし、イタリア料理店はイタリア系移民の末裔が経営者の場合が多いでしょう。世界各国の料理店と雑貨店の集まる一角は、欧米の場合多分にInternational といった表現が当てはまりますが、日本では至って『日本的』な場所といえるのではないでしょうか。
 Lordのテーマは遊び学ぶ空間であり、場所の想定はありません。エントランスの大きな地球儀はその象徴です。
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パズル

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 最近Lord軽井沢でちょっとブームになっているのが、写真の『市松パズル』です。四角いアンティークな木の箱に、色々な形をしたブロックを市松模様が完成するようにきちんと入れるパズルです。スライド式のふたもついていてインテリアとしても面白いので、もともとはスタッフのボケ防止用兼ディスプレイとして店内にありましたが、現在は販売しています。
 一人で黙々と格闘する方から、お客様同士で競い合う方、家族で相談しながら完成する方と店内での楽しみ方はそれぞれです。パズルに興じるお客様の周りには、時として店内に不似合いな緊張感が漂うこともあります。皆さんの少し疲れながらも達成感に満たされた完成時の笑顔に、私もホッとし店内の空気も緩みます。
 「頭使いたくないから」「集中力ないから」とパズルはやりたくないとおっしゃる方もいらっしゃいます。ゲームでもパズルでも横で見ていて「遅い!」とか「そうじゃない!」と余計な事を言う人がいたりするものです。そういう方々には競技会にでも出ていただくとして、本来マイペースでのんびり自由に楽しむのがパズルの醍醐味です。どんなに時間がかかっても、誰の力も借りずに、独自の発想で導かれた解法は美しいです。
 店内のどんなパズルも瞬時に解いてしまわれる老教授は、短時間に出された模範解答を『製品』、感性と自由な発想から生まれた想定外の解答を『作品』、マニュアルに頼った解答を『模造品』とよびます。「君、解いてごらん」と言われ解くと『優・良・可・不可』の評価を下さいます。『製品』は可、『作品』は優か良、『模造品』は不可です。私はこれまで良が一つで、あとはすべて可です。学生時代から変わってない・・・。
 閑話休題。老教授は完成品を見ませんし、所要時間を尋ねることもありません。過程を再現させて、成績をくださいます。過程が再現できなければ不可ですので、あれこれやってたら出来たというのは駄目です。ゼミの発表の時並みの緊張感です。唯一『良』をいただいたパズルは、解決に一ヵ月半以上かかりました。解けたのは寮で入浴している時でした。
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装置

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 室内の気温と湿度を一年中一定に保っている軽井沢店のエアコンは、今日も冷房と除湿がフル稼働しています。除湿はさておき、この時期冷房が入る事はめずらしく、それだけ今年は残暑が厳しいということでしょうか。外往く人の服装は真夏のそれで、ご来店のお客様は皆様汗を拭きながら「暑い」を連発して入って来られます。
 人間は、「もう九月に入ったから」とか「ひと頃と比べると暑さもだいぶましだし」等と言って、エアコンの使用を控えたり躊躇したりします。実際の温湿度がお盆の頃と変わらなくても、こういった心的作用(習慣・思い込み・願望)の効果は大きいものです。一方機械は温湿度の変化を検知し、設定に従いON-OFFを繰り返します。そこに融通や臨機応変はありません。
 アメリカで運転席に管の装着された自家用車やタクシーを見たことがあります。ドライバーは管に息を吹き込んでから、イグニッションキーを回します。装置がアルコールを感知すると、エンジンがかかりません。州によって違うのでしょうが、一度飲酒運転で捕まった人の車や、営業車両に装着が義務付けられていると教えられました。
 装着車両のドライバーは一様に「機械は融通がきかないから困る」と不満を訴えていました。この装置が米国でどの位役に立っているのかは知りません。機械や人の融通のきかない部分に愛着を覚える私は、『酒の上でのこと』に甘い日本社会こそ、こういった機械を使うべきではと考えたものです。
 制度の運用には、融通や臨機応変といったことが不可欠です。ただ制度の中に全体のバランス機能やチェック機能を果す装置を組み込み、制度の適正な運用と継続を担保する必要があります。融通のきかない人や機械こそ、そんな装置の役割がピッタリだと思います。ちなみにLord軽井沢店では、私とエアコンとレジがその役割を担っております。
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タロット

20060910163232
 Lord(表参道)では昨秋『世界のタロット展』を開催し、大変多くの方に御来場いだきました。軽井沢店では常時20種類以上の、世界の珍しいタロットカードを展示・販売致しております。「タロットに興味はあるけど、触れる機会が無くて」という方が多く、タロットカードの現物を「初めて見た」とおっしゃる方も結構いらっしゃいます。
 お客様のお話を伺っていると、タロットへの興味は『カード』への興味と『占い』への興味と、入り口は大きく二つに分かれているようです。どちらの入り口から入っても、神秘的で広大な『タロット』の世界は一つです。日本では『タロット』というと、何かおどろおどろしいイメージを持つ人も多いようですが、実はとても人間的で歴史的・芸術的なものであると思います。
 私自身は学術的必要性から『タロット』に興味を持ちました。歴史をひもとき数多くのカードを見るにつれ、その世界の深遠さを知るに至りました。Lordで小野寺冬美さんの『タロットリーディング』に参加して、新たな驚きと感動を覚えられたお客様も多いかと思います。長い歴史と文化に培われた『カード』と、ある特定の才能が出会い、為せる業です。
 エンターテイメントとしての『タロット占い』には、トランプを使ったマジックと数々の共通点がありますが、小野寺さんの場合『占い』ではありません。『タロット』が本来持つ意味や力を最大限に使い、『カード』を自己発見のツールにしてしまいます。百聞は一見に如かず。一度お試しください。ちょっと驚いていただけるかと思います。
 軽井沢店名物『避暑地のタロット』は、しばらくの間お休みさせていただきます。どうしてもとおっしゃる方には、私が秘蔵のタロットを使って無料で占って差し上げます。ただしこれは、完全なエンターテイメントの世界ですので御了承下さい。

 注・小野寺冬美さんのセッションは、毎月Gallery Lord表参道で行なわれています。日程・詳細等はLordのホームページでご確認下さい。予約制ですので、事前にお申し込みが必要です。
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靴べら

20060908163616
 写真は、埋もれ木で作られた靴べらです。カタログには「玄関の雰囲気に合わせて、サイズ・木質が選べ・・・。」とあります。靴べらをお探しのお客様とお話していて感じるのは、この国では靴べらを選ぶ際、玄関のデザインとの整合性が重要であり、靴べらのデザインだけで選べない難しさがあるということです。
 この天然木のシンプルな靴べらは、これまでLordで最も長く多くの方に支持されてきた靴べらです。実際に御覧いただくと本当に質素で、周囲のインテリアに吸い込まれるように存在感を消しています。靴べらを必要とする人だけが気付き、さり気なく邪魔にならないデザインの、上質な逸品であるといえます。
 東アジアに生まれた私たちは、西欧の言葉を学ぶにつれ、足に対する考え方・扱い方の違いを意識する必要に迫られます。自然・歴史・文化に裏打ちされた『足』の差異は、現代社会の随所にその断片を垣間見る事が可能です。政治・行政・立法から衣食住・教育・芸術・スポーツに至るまで、その差異を意識する機会は数多です。
 『会談で脚を組む英米の首脳』『足の不自由なお客様に対する軽井沢の対応』『頭を使ってとにかく走らせるオシム監督の指導』『「足が出た」と嘆く二次会の幹事さん』『靴べらを探すお客さまの苦悩』。これらはこの何日間かで、私が西欧と日本の『足』の在り方の違いを意識した場面です。洋服に着替え洋館に住んでも、玄関で靴を脱ぐことをやめなかった日本人。靴べらの選択は、大切なことです。
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ブックカバー

20060907134820
 ブックマークやブックカバーは、使い易そうなものを見つけるとつい買ってしまいます。同時にそんなにいくつも使う訳ではないので、未使用の物が増えていきます。豪州の大学教授に「いつか君のブックカバーコレクションを見てみたいものだ」と言われ、「収集や本の着せ替えに興味はない」と返答した事があります。ブックカバーやブックマークは、見かけが気に入って、道具として使い易いものを選ひます。
 本は大切なものですが、汚さず綺麗に扱うといったコレクター的な接し方はしません。買うとまず箱や帯やカバーを捨てます。読む時は線を引き書き込みをし、付箋やメモを貼りつけ好きなように加工します。場合によっては不要なページを破り捨て、装丁し直す事もあります。これはどんなに手に入りにくい稀少本でも同じです。収集家の方からすれば、とんでもない読み方かと思います。
 古書はカバーの破れや汚れは気になりませんが、他人のラインや書き込みの無いものを選びます。図書館の本は、必要な箇所をコピーし加工します。では何故ブックカバーを装着するのか。理由は本を持ち歩くからです。私の場合本が一番傷むのは、鞄に詰め込んで持ち歩く時です。長く付き合いたい本の寿命を縮める最大の要因は、ラッシュアワー時の電車の中を思わせる鞄での持運びにありました。
 Lordのオリジナル書類鞄を造るとき、詰め込まれた本が傷まない工夫を随所に施しました。後はちょっとしたブックカバーを着ければ完璧です。カバーは家に帰ると外します。外出時の防弾チョッキのようなものです。従って主張せず機能的なものが一番です。コンパクトで書き込み等の加工がし易く、綺麗に開く本に出会うと嬉しくて何冊も買いたくなります。しかしそういう装丁の素晴らしい本は、一冊あれば何十年も付き合う事が出来ます。
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9月5日はお休みです

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 誠に申し訳ございませんが、Lord軽井沢店は明日9月5日お休みさせていただきます。
 軽井沢は九月に入って、日毎に秋の気配が深まってきました。昼間の陽なたはまだ少し暑く感じますが、日陰や朝夕の風はもう秋です。陽が落ちると急に気温が下がりますので、外出には上着やカーディガンが必要です。少しひんやりした澄んだ空気が、とても気持ちの良い時期です。
 避暑地軽井沢は夏のイメージが強いのですが、秋も素敵です。芸術の秋・食欲の秋・スポーツの秋・読書の秋・Lordの秋と、秋を満喫できる場所です。この時期は、少し遅い夏休みを楽しむ方と、夏の暑さに疲れ少し早い秋を楽しむ方などが滞在され、八月とはまた違った、のんびりした賑わいをみせています。
 「Lordは秋の夕方来るとイメージぴったり」とは、あるお客様の秋にご来店の際の毎回の第一声です。特にそういう演出はしていませんが、季節ごとに内装・ディスプレー・品物が入れ替わる訳ではないので、Lord全体のイメージが、秋の夕方ということなのでしょうか。実際Lordが一番賑わうのはこれから秋、それも夕方であるのは事実です。
 ご来店いただいたお客様はご存じの通り、真夏の通りが人でごった返す時期の、どこのお店も混雑して大変忙しい時間帯、Lordはとても静かでまるで別世界です。大きな声では言えませんが、静かに涼む場所としては、軽井沢図書館にも勝ります。一方、街全体が静かに落ち着く秋の夕方、しばしば店内は、夕刻の都内のデパ地下状態に陥ります。
 これは実際店内で体験された方でないと、俄かに信じ難い話かもしれません。夏のLordからは想像のつかないこの状態、ぜひ一度体験してみて下さい。軽井沢店は通常、定休日無しで朝10:00から夜20:00まで営業しています。
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 「変わった箱はありませんか?」「珍しい箱を探しているのですが」というお客様が時々いらっしゃいます。写真は英国のMatthew Riceデザインのラージボックスです。旅の思い出を、たくさん投げ込めるサイズです。
 旅の思い出のある部分は物質として残り、不定形で整理・保管が結構面倒でもあります。乗り物・劇場・スタジアム・博物館等のチケット、写真やポストカード、地図・切手、雑誌・新聞・パンフレットといった様々なサイズの紙類。記念に買った布・金属・何かの骨・ガラスや陶器から、拾った貝殻・砂・石など素材や形状はバラバラです。
 何れ整理するとしても、取り敢えず旅ごとに分けて箱に放り込み、本棚に立てておけば散逸することもなく便利です。箱が大き過ぎると隅に積み上げてしまい、その後何年もそのままということにもなりかねません。本棚に立つ箱なら、時々開けて見る事もあるし、スペースの都合でいつか整理の必要に迫られます。写真の箱は大辞典か百科事典のようで、ずぼらな私はとても気に入ってます。
 箱や瓶にひかれて、コロンやインクを買ってしまう事があります。コレクションをしている訳ではないのですが、気に入った箱や瓶はなかなか捨てられません。「空箱を見つけると、片っ端から潰して捨てたくなる」という知人がいます。彼はとても片付け上手で整理上手です。そうそう、瓶を探しに来られるお客様も時々いらっしゃいます。もちろんLordには瓶もあります。
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見えない!?

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 Lordのお客様は、年令・性別・職業・お住まい・国籍を問わず、実に多彩です。雑誌等では『こだわり』を持つ『中高年層』のお客様が『ターゲット』などと書かれる事が多いですが、これは取材者の偏見や恣意であり、事実ではありません。『実在するLord』と、古典的な思考によって『作られるLord像』の隔たりには、取材能力やメディアの在り方はさておき、現代消費社会の一面を垣間見ることができます。
 この夏の連続滞在時間記録は、高1のA君です。彼は中1の夏から毎年来てくれます。午後1時から5時半まで、この狭い店内でなんと四時間半も楽しんでくれました。スタッフとの会話はほとんど無く、店内の商品と備品を隈無くチェックして、最後に「全部観た」と報告してくれます。「何か発見した?」「うん」。毎回私達の会話は、ほとんどこれだけです。
 時々チェスや鞄を観に来てくれるB君は、中3です。突然の夕立で帰るのを躊躇う彼に傘を差し出すと、傘はいらないから一回だけチェスをして欲しいと懇願されました。彼の熱心さに負け対戦し、結果は惨敗。「もっと強いかと思った」「イメージ崩れた」と言う彼の笑顔は、早実の斎藤君に似てました。古い万年筆やガラスペンが大好きなCさんは中2。滞在中は1日1回立ち寄ってくれるD君と、難しい木のパズルを見つけては持って来て私に挑戦させて時間を計測するE君は、中3です。
 Lordで買って貰った木の玩具を自分でも作ってみたよと見せに来てくれた小6のF君、Lordで買ったティンホイッスルが吹けるようになったと、店内でタイタニックのテーマを上手に聴かせてくれた高1のGさん。遊び・学ぶ世界と『こだわり』や『年令』『ターゲット』等の言葉は別次元です。社会全体のメディア化が進行する中で、自由に遊び学ぶ老若男女と空間の存在は、古典的な概念上に成立するメディアからは不可視であると言えます。
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