Lordの日記

遊び学ぶ居心地の良い空間創りがLordのテーマです

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木のパズル

20061031145157
 写真は『木のパズル・ノアの箱舟』です。木のパズルと名前はついてますが、インテリアとして購入されるお客様が殆どのようです。Lordでは2000年の開店時から、ずっとお取り扱いしている定番商品です。天然木・手作りで、時間の経過とともに飴色に色が濃くなって参ります。店内には現在『アニマル』『モンキー』『バード』『サンタクロース』『白雪姫と七人の小人』『ノアの箱舟』『海賊船』の7種類が展示してございます。
 全体を木に見立てデザインされたアニマル・モンキー・バード・サンタクロースの4種は、どちらかというと大人好み・通好みの風合いです。それに対して白雪姫と七人の小人・ノアの箱舟・海賊船の3種はそれぞれが物語を持ち、お子様にも馴染み易い造りといえます。天然木・手作りですから、一つずつ木目や人物・動物の顔、木の色が違います。Lordではお買い上げの際に、在庫の中からお好きな木目・顔・色のものを、お選びいただいております。
 素材と製法を吟味して集めたたLordのお品物の多くは、同じ商品でも一つ一つ個性的です。革や木・布などの天然素材の物はもちろん、職人・デザイナーの感性・思い入れ・技術は、あらゆる場所に現れています。一つずつ異なる商品の場合、スタッフは必ずお選びいただくように致しております。どうぞお時間の許すかぎり、ごゆっくりお選びください。
 選択肢がたくさんあり、その中から本当に自分が好きなものを選ぶというのは、物と情報が溢れるこの時代に於いては面倒なことでもあります。Lordのセレクトしたお品物は、どれをお選びいただいても間違いありません。あとは好き嫌いでお決めいただいて大丈夫です。
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歩く速さ

20061030195623
 軽井沢は秋らしく爽やかで、人影が少ないせいかとても閑かな一日でした。人や車が多く湿度の高い軽井沢しか御存じない方が、この時期の平日に来られると、別の場所のように感じられるかもしれません。Lordの前の通りでさえも、昨日とはまったく雰囲気が異なります。
 今週末は三連休で紅葉も見頃とあって、また多くの方がみえるでしょうから、街全体が束の間の休息といった風情です。(もちろん実際に休息しているわけではありませんが。)休日と比べると明らかに人の流れがゆっくりで、紅葉を楽しみながらのんびりお散歩をされている方が多いのかと思います。
 毎年店内から外の人の流れを見ていて、年々速くなっていくような気がします。また最近気付いたのですが、人の数が多い時の方が流れが速くなります。計測している訳ではありませんので、これはそう感じるということです。のんびりお散歩という人より、目的を持って移動される人が増えたのか、日帰り等で時間に制約のある人が増えたからか、他に理由があるのか興味のあるところです。
 もともと避暑地・保養地であった軽井沢が、観光地としての性格を強めていることの現れかなとも思います。旧軽銀座と駅のほぼ中間に位置し本通りに面するLordは、ロータリー方面や駅に向う人たちの通過点です。夏や休日の賑やかな軽井沢も好きですが、自然をより身近に感じのんびりしたこの時期の軽井沢は、毎年新しい発見をさせてくれます。
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天気雨

20061029163633
 幾つになっても、尊敬する先生の講義を聴いているのは、至福です。素晴らしい師の講義からは、数百冊の名著を読む時の幸せが一気に押し寄せて来るような、興奮を感じます。不器用なので、講義を聴きながらノートをとるのは難儀です。師の言葉や表情の総てを一つ漏らさずなどと考えると、極度の緊張と集中を要求されます。また可成の事前準備も必要になります。ところが一旦講義が始まると、それらは何処かへ霧散し、只々至福の時を過ごすこととなります。
 音楽・演劇・美術等の芸術やスポーツそして建造物・料理に至まで、その道に人生を賭け磨き上げてきた匠の技を目の当りにした時、至福を感じます。それらが一旦写真・映像・記事等のメディアを通過するとまったく別物になってしまい、現場の感動はありません。至福の時に、上手下手などの評論をしていることはなく、その世界で無邪気に遊ぶ自分がいるだけです。よく講義の上手下手が議論になりますが、殆どの場合本来は、『中身の無い講義』か『受講者の適性欠如』を論点にすべきです。
 高校時代のY先生はアメリカ育ちで、「数学Ⅲ」と「英語購読」を担当しておられました。数学の授業で熱くなってくると、授業が英語になります。言葉も板書も総て英語です。早口でテクニカルタームも多く、とても受験英語で太刀打ち出来るレベルではありません。さらに授業は頻繁に脱線し、教科書には出て来ない証明が時間の半分以上を占めます。数学が分からない上に英語が分からないのですから、クラスの皆は眼が点で茫然と授業を受けていました。何も指示や約束事は無かったのですが、英語の質問には英語で答え、定期試験の答案も英語で書くようになっていました。
 返ってくる試験結果には必ずMath75/Eng62と、二つの点数が書かれ英語の部分は真っ赤に添削されていました。「受験に関係無い!」と何かにつけ先生に注文を付けていた、うるさ型の秀才君達ですが、Y先生に苦情を言う者はいませんでした。これは単に、英語でのクレームの付け方が分からなかっただけだと思いますが。このY先生の授業に至福は全く感じませんでしたが、泣きながら笑って、所謂天気雨状態の吉本新喜劇か松竹新喜劇のような楽しい授業でした。以後私の人生もLordもこの泣き笑い状態の連続ですが、それをこうして楽しめるのもY先生のお陰と感謝致しております。
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Lordロゴ入り木のボールペン

20061028120733
 Lordでは現在、『Lordロゴ入り・木のボールペン』を作製中です。本数限定で非売品です。ペンの軸は天然木ウオールナット材を使用しており、インクが切れても替え芯を使えば一生モノです。木の軸は使えば使うほど味が出て、本当に長くお使いいただきたい上質なペンです。
 このボールペンをご希望の方にプレゼント致します。ただし製作本数が少ないので一人一本で先着順とさせていただき、無くなり次第終了させていただきます。Lordのロゴの入ったペンが欲しいという物好きな方は、以下の要領でご連絡下さい。どなたでもお申し込みいただけますが、Lordが好きな方の方が喜んでいただけるかと思います。

★申し込み方法
 ・FAX: 0267-42-5166
 ・E-mail: m-mawatari@cam.hi-ho.ne.jp
 以上どちらかに、「Lordロゴボールペン希望」と明記の上、住所・氏名・電話番号・Lordまたはこの日記へのご意見御感想などを書いてお送りください。店頭で受け取り希望の場合はその旨、ご記入ください。定数に達し次第締切と致しますので御了承ください。着順はFAX・E-mailの着信順とします。ボールペンは11月中旬頃に完成予定で、順次発送致します。この件に関するお問い合わせは、軽井沢店宛お願い致します。

 この木のボールペンに関しては、以前この日記にも書いたことがありますが、とても人気者です。柔らかくて暖かい文字と文章が書けます。太軸と細軸がありますが、Lordロゴ入りは太軸のみです。替え芯は全国の文房具屋さんで手に入ります。もちろん軽井沢店でもお取り扱い致しております。
 技術の発達に伴い、ボールペンの進化も日進月歩です。低価格で高性能なものが手に入り、デザインも選べます。インクも用途に合わせ、様々な性質を持つものから選べます。書く機会の多い者にとっては、とても有り難いことです。この木のボールペンは一見、最新技術の対極にありそうですが、実は天然木と職人技が最新技術に出会って出来たものなのです。興味のある方は、確かめてみてください。
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革の新作『鞄』3点発表!

20061026190327
 『でかでかリュック』の違う色も見たいと、お待ちいただいておりました皆様、ようやく到着しました。ワイン色です。月並みな第一印象で申し訳ありませんが、格好いい!都会的な大人のリュックです。発売以来、年令・性別を問わず御支持をいただいている『でかでかリュック』ですが、この色はテラコッタと人気を分けそうです。
 もともと『でかでかリュック』は山登り用ではなく、街中での使用を前提に造られています。斬新なデザインと機能はとても都会的で、人目を引くことは間違いありません。この色はダーク系のスーツに合わせる事も可能かと思います。まだ出来たてホヤホヤで、新しい革のいい香りが店内にひろがっています。
 一作ごとに改良の施される革鞄ですが、今回も内部の革の裏側に変更があります。気になる方はぜひ一度触ってお確かめ下さい。この『でかでかリュック』は、既にお使いいただいてる方々からも大変好評で、色違いをというご要望を何件もいただいております。今回のワイン色もきっとお気に入りいただけると思います。
 実は今回、ショルダーバッグ(テラコッタ)とリュック(ナチュラル)の新作も同時発表です。店内には今夕から展示しておりますので、合わせて御覧ください。例年10月末から11月初旬は新作ラッシュで、目の回るような日々が続きますが、新しいものに出会えてとても楽しいです。特に到着した箱を開ける瞬間は、ワクワクドキドキの繰り返しです。
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役割

20061025151917
 毎年この時期は、雑誌などの取材や撮影が多くなります。同じ質問を何度も受け、その結果同じ事を何回も喋ります。取材者の頭の中にはもう既に原稿あるいはLord像があり、その確認と細部のチェックの為に質問をするという場合が殆どのようです。過去の記事やホームページ、この日記などに一通り目を通し、店内を隈無く見てから、私など気付かなかった点に関する想定外の質問をいただく場合もありますが、少数です。
 取材の際にいつも興味深いのは、カメラマンの視線と行動です。デジタルカメラの発達で以前と比べると機材は少なくなり、撮影にかかる時間もかなり短くなりました。個人的な興味なのでしょうが、個々の品物に関する突っ込んだ質問は、カメラマンからの方が多いようです。カメラという道具を使い写真という作品で表現するお仕事柄、道具や物に対する厳しい目と愛情をもっておられるのでしょうか。
 カメラマンは機材以外は、ほとんど何の準備もなく来られます。店内をぐるりと見て、全景のカメラ位置を決めるのですが、これがまた十人十色。カメラが固定される場所は、カメラマンの数だけあります。次にクローズアップされる品物や棚を決めますがLordでは全景同様、要請がないかぎり、こちらから特に指定することはありません。絵になり易いものもあるでしょうが、ここで選ばれる商品や棚も千差万別で、雑誌などで御覧いただく通りです。
 主体が色褪せた現在、空間に固定された視点はありません。取材カメラマンが切り取るのは単なるある瞬間のある部分の記憶でしかなく、空間とは殆ど無関係なものです。空間をテーマにするLordを写真で紹介することの不可能性を瞬時に嗅ぎ分け、空間内の関係に身を置き遊ぶカメラマンの写真はどれもLordで、私達スタッフはそこから多くの事を学びます。
 では何故その写真の横にある文章が、いつまでも旧態依然としたままなのか。これは情報雑誌に要求される、デジタルな役割の要請だと考えられます。多くの読者は記事から「行く」「行かない」を決定します。Lord店内でよく聞かれる「ここ何屋さん?」では駄目なのです。
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傘のお洒落

20061024130755
 強い雨の中を通勤する道すがら、石畳の歩道には落ち葉が幾重にも重なって絨毯のようです。お天気が良いと、枯葉を踏みながら歩くのも秋らしくて好きですが、所々の水溜まりと一面の落葉はズルズル滑ってとても危険です。街用のお洒落な革靴やハイヒールは、スケート靴を履いたかのような緊張を強いられます。
 傘をさし足元に気を取られて歩いていると、視界はかなり狭くなります。さらに車道からは、容赦ない車の水しぶきが断続的に襲ってきます。傘は上、横、上、横と使い分けなければなりません。同時に上・横・足元と神経を使い、ジャグリングをしているような気分になります。こうしてLordに着く頃には全身ズブ濡れ、傘はほとんど役に立っていません。
 Lordには前原光榮商店の傘や、楽譜の描かれた傘などがあります。店内から前の通りを眺めていると、行き交う傘の7割以上はビニールの透明なものです。この透明ビニール傘は、先程のようなジャグリング状態で使うには、視界が遮られずとても便利でありますが、サイズが小さく水しぶきの殆どを浴びる事になります。そして何より、お洒落ではありません。
 ずっと前から事有るごとに気になるのが、このビニール傘です。素敵な服・靴・鞄・アクセサリーで全身に神経を使っているのに、何故かちぐはぐなビニール傘。素敵な街並なのに、行き交うのは皆同じようなビニール傘。この国では、三日に一度は傘を使っている計算になります。昨年の集計で軽井沢では三日に二度、傘を使用しています。
 英国の知人から「傘はネクタイと一緒だよ」と教えられました。彼は雨が降って来ても、なかなか傘を開きません。服装により傘を変えていましたし、そのどれもが使い込まれていました。「いい傘買ってもすぐ何処かに忘れるから」とはよく聞く台詞ですが、お洒落の一部なら忘れて来る事はないだろうと思います。雨の日の外出も楽しみたいものです。
 
写真はLaine de Keiの新作『のせ衿』です。
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はやい・うまい・つよい

20061023164240
 体育会で学んだ事のひとつに、『上手』と『強い』は別であるというのがあります。勝負の世界では、技術的に上手な人やチームが必ずしも強いとは限りません。競技の勝敗を分けるのは、技術の差だけではなく、頭脳・体力・精神力・運などを含めた総合力の差であると考えると当然です。
 サーキットでF1を観ていると、強いドライバーには二つのタイプがあると感じます。『速い』と『上手い』です。サーキットでの観戦は定点観測です。また、速さやラインに差が有るとしても、肉眼では測定不能な1000分の1秒・数センチの世界です。実際その差が数値として捉えられる筈はありませんが、タイプの違いを感じます。
 これまでサーキットで『速い』と感じたのは、ラウダ・ハント・マンセル・セナ・ベルガーなど。『上手い』と感じたのはピーターソン・ピケ・プロスト・ヒルなど。セナとプロストには、それぞれにその典型のようなものを感じていました。ほとんど同じスピードとラインで通り過ぎて行く2台に、素人の私がその違いを感じるのですから不思議です。
 デビュー間もない頃、初めてその走りを観て『速い』そして『上手い』と感じたのが、ミハエル・シューマッハーでした。一緒に観ていた妻が「ロボットみたいだ」と呟いていたのを、覚えています。それからずっと、彼は常に速く上手く強いドライバーでした。最後のレースでも一番速く上手かったと思います。
 「またLordと関係無い事書いて」とお怒りの皆様。Lordの店内には常に、ミハエルの乗ったマシンのミニカーが置いてあります。
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コレクション

20061022150126
 ある品物を集める蒐集家のコレクションと、気に入った物を買っていたら集まってしまったという人のコレクションは、どちらも見せていただいて楽しいものです。どちらのコレクションからも、集めた人物の思想・哲学・生き方といったものが伝わって来ます。蒐集家の造詣の深さや、集まってしまった人の感性には、いつも驚きと感動を覚えます。
 両者の間に明確な境界が存在するわけではなく、集める本人たちからすればこんな区分はどうでもよい事でしょう。今ここに希少な品物があるとして、無理をしてでも手に入れるのが蒐集家なら、余裕があっても気に入らなければ買わないのが集まってしまう人といったところでしょうか。これとて、一概に言いきれることではありませんが。
 Lordに生活必需品や日用品はありませんので、お買物はほとんどの場合、お客様の趣味・感性とつながりを持ちます。特定のイデオロギーに支配される事なく、基本コンセプトに則ってスタッフが気に入った商品を集め、気に入ったお客様が買って下さる。まさに感性の世界です。スタッフに基本知識はありますが、造詣は深くありません。お客様の造詣が商品を見極めて下さいます。
 Lordの商品で蒐集家の方が多いトップ5は、チェス・トランプ・タロットカード・万年筆・Ekelundのハンドタオルあたりでしょうか。音楽物・特定の人物や動物・木の玩具・革の鞄・地球儀・天秤・パズルといったものを探して来られる方もたくさんいらっしゃいます(そのどれもが有るところがLordのまとまりの無さに繋がっていますが)。
 蒐集家や集まってしまう人達から教えていただく貴重なお話は、総てLordの財産です。皆様のコレクション展をぜひ表参道の本店で開催して下さい。
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デーランボー

20061021165446
 昔この地には、デーランボーと呼ばれる大男が住んでいたそうです。雲を突き浅間山をひとまたぎするほど大きく、雲場池は彼の足跡で出来たということです。デーランボーは毎日イノシシを手取りにして、岩を釜戸代わりにして煮炊きして食べていたそうです。矢ケ崎山の山頂近くにある釜戸に似た岩が、その跡とのことです。
 デーランボーの体格からすると、イノシシはあまりにも小さすぎる気もしますが、その頃はイノシシも大きかったのかもしれません。その名前と自炊生活ぶりからは、結構ノンビリしたいい人だったのではないかと思います。彼に関して何かご存じの方がいらっしゃいましたら教えて下さい。池や岩以外にもデーランボー所縁の場所はありそうで、探すほどではないのですが気になっています。
 軽井沢は高冷な気候にもかかわらず、縄文時代前期から人が住んでいたそうです。鳥獣や果実類が豊富だったのでしょうが、当時はマイナス20度以下であったであろう冬を、如何に過ごしていたのか、寒がりの私には想像もつきません。源頼朝は武芸を練るため部下を引き連れて、しばしば浅間山麓に狩りに来ていたそうです。
 軽井沢は、江戸時代には宿場町として栄え、明治以降は避暑地として、現在は保養休養地・観光地として年々急速に変わっています。古代人が恐れデーランボーが跨いだ浅間山の頂きには、現在も当時と変わらぬ噴煙が見えます。デーランボーが帰って来たら、足の踏み場が無くなってしまったとぼやきそうです。
(※写真の女性は、デーランボーとは一切関係ありません。)
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キラキラ

20061020171308
 Lord店内の所々にぶら下がっているタッセルは、お部屋のインテリアにお使い下さい。戸棚や机の抽き出しあるいはドアノブ等にぶら下げるだけで、室内の雰囲気が変わります。デザインや色・サイズも豊富ですので、お部屋に合わせてお選びいただけます。
 表参道を歩いていて、19世紀のミリタリー風のジャケットを着た男性とすれ違いました。ジャケットの上質な生地に、肩の黄金色のタッセルが映えていました。ウエストから下は見事に現代のライン。全体としては、まったく新しいスタイルです。
 懐古趣味はありません。理論・学説・思想・哲学・技術・デザイン・芸術等は、常に最先端のものが気になり知りたいと思います。と同時に、古典として現在も形のあるものには、分野を問わず強い必要性を感じます。ただ、本当に必要な古典の数は、そんなに多くは無いと考えています。
 古典でもなく、かといって最先端でもなく、さらにアカデミックでもなけれは実際的でもないことをたくさん覚えて競っていた中学・高校時代が退屈でした。あの頃より今の方が、顕らかにキラキラしていると思います(感性も目もおでこも)。
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あと一ヵ月

20061018142814
☆明日10月19日は、お休みさせていただきます。

 早いもので軽井沢店の今年の営業も、残すとこ後一ヵ月余りとなりました。例年夏休み後の9・10・11月の三ヵ月は、あっという間に過ぎてしまうように感じます。この時期はゆっくりお買物がしていただけ、お客様から楽しいお話を沢山聞かせていただけるので、一日一日がとても有意義です。
 これからの軽井沢は紅葉がとても綺麗です。営業中は観に行くことが出来ないので、早朝に雲場池や三笠通りなどをぶらぶらしています。あと配達の際に、ちょっと遠回りということもあります。朝は落ち葉の掃除が大変ですが、舗道を掃いていると「落ち葉は残しておいて欲しい」とおっしゃる方が、毎年必ず何人かいらっしゃいます。
 軽井沢の紅葉は、例年11月初旬の連休頃までお楽しみいただけます。紅葉が終わる頃から、Lord軽井沢店はラストスパートに入ります。別に何がどう変わるわけでもないのですが、お客様から「では、また来年!」「次は表参道でお会いしましょう」といった声をかけていただく事が多くなり、年末のような気分になります。
 Lord軽井沢店では例年、営業終了日当日まで商品の補充と新商品の紹介を行なっています。最終日まで品物が減るということはありません。最後の一日しかご紹介出来ないものは残念ですが、毎日店内の何処かが変わって、何か新しいものがあるという形態は、最終日まで同じです。特にその年の集大成として、またお客様への感謝の気持ちを込めて、店内が目まぐるしく変わる最後の二週間をスタッフは『REVUE』と呼んでいます。お時間がございましたら、ぜひ一度足をおはこび下さい。
 だだ、最終日の閉店時間まで、店内の時間が淡々と流れている事に変わりはありませんのでご安心下さい。LordはいつもLordです。
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晩秋と夕食のかおり

20061017193136
 「雪虫が飛んでるから、そろそろ雪ですね。」と地元の方はさり気なくおっしゃいますが、こちらはまだ心の準備が出来てません。確かに帰宅時の気温は5度で息は白いけど、いくら何でもまだ雪は・・・。昨夜から今朝にかけてお会いした地元の方は、皆さん雪虫の事を話題にされました。
 この時期戸外をよく見ると、いろいろなものがひらひら舞っています。そのどれかが雪虫なのでしょうが、私には分かりません。空気の薫りは明らかに晩秋です。何処かで何かが燃やされているような、芳ばしく懐かしい薫りです。日没を境に、空気が一気に入れ替わるような、この時期の軽井沢です。
 今日は朝からドタバタしていて、昼食をとり損ねてしまいました。夕方になって近所の美味しそうな香りが一番鮮明に伝わって来るのも、この時期ではないでしょうか。まとわり付くものの無い澄んだ空気、研ぎ澄まされた感覚、食欲の秋などこの時期の諸条件は、夕食準備の香りに対する人の感覚を鋭利にします。
 これもまた、「空腹時のお前だけだ!」と言われてしまいそうです。私の場合、遠い昔の晩秋の思い出は、遊び疲れた帰途に漂う、家々の夕食準備のかおりとともにあります。
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写譜ペン

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 昔から結構気に入っていて、使う機会が多いのがこの写譜ペンです。ペンケースやペンスタンドには、必ず一本入っています。元来は名前の通り写譜のために作られているのですが、カリグラフィーペンです。本格的なカリグラフィーペンも持っていますが使うのは稀で、専ら写真の写譜ペンを持ち歩き頻繁に使っています。
 下手な字をカバーするために、太字の万年筆で誤魔化すという話はよく聞きます。私も字は汚いのでその必要がありそうですが、このペンを使うのはそういった理由からではありません。太い線と細い線が繋がると、文字に表情が出ます。さらに文字と文字が繋がり、文章が流れるように感じます。
 当然一つの文字の中や文字間には空白が生じますが、その空白も表情を持ち繋がります。御覧になった事のある方は、バッハの譜面を思い出していただければよいかと思います。お前の文章とバッハの譜面が同じわけないと怒られそうですが、気分はまさにバッハです。文字と空白が流れるようにつながり、文章のリズムも良くなる気がします。
 字にしろ絵にしろ、描いていて楽しくなります。最近はキーボードで作文する機会が多いので、フォントにもあれこれ凝ってみますが、自分の文章の文字には自分で付けた表情が一番合います。業務文書や論文は止むを得ないとして、表情を付けて楽しく書くのなら、やはりペンや鉛筆がいいです。ちょっと特殊ではありますが、その中の一本として写譜ペンもお勧めです。
 写真の私が使っている写譜ペンは、日本製でプラスチックで出来ていて一本1,050円(スペアインク2本付)の、気軽に使えるものです。ペン先が潰れたらスペアが一個105円、スペアインクはカートリッジ式で3本105円です。もちろん、すべてLordで手に入ります。
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照準

20061015162307
 写真は革二本手バッグ横型、秋の新作です。サイズは従来の二本手バッグよりずっと小さく、コンパクトで都会的な大人のイメージです。細部の構造や機能は一部バージョンアップしていますが、基本的にはこれまでの作品のコンセプトを受け継いでいます。Lordでメンテナンスをして、30年以上お使いいただけるバッグです。
 「師を見るな、師が見ているものを見よ」とは、技芸の伝承に際して言われることだそうです。これは遠い時代の原初の経験を伝承するための、正統的な方法だそうです。この言葉に感動しその後拡大解釈して、尊敬する師の「視線」や「感動」「欲望」といったものに照準し、師その人や業績ではなく、師が成し遂げようとしていることを射程にとらえようとしてきました。
 これがどの位の結果を残せたかはさて置き、今もその照準は変わることありません。これは、研究に限った話ではありません。長年使い込んだ素敵な革鞄を持たれたお客様が、Lordの鞄を御覧になっている際、その視線や感動・疑問にに注視し、それらは単なる発見で終わる事無く次の鞄造りに繋がっています。
 本物の遊び・学び・上質を知る人の『視線』『感動』『欲望』から抽出されるテーマは豊饒であり、総てはLordのパーツとなります。『こだわり』の視座は「今の自分」の位置を動かず、弟子が「師(その人)を見る」場合と同じです。「今の自分」を基準点にしている以上、師の模倣がいいところで異他的なものの受容は困難でしょう。Lordがこたわらない所以です。
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Ekelundのクリスマス

20061014134623
 Ekelundこの冬の新作です。黒いクリスマスツリーは、ちょっと珍しいかと思います。同じデザインで鮮やかな赤もあります。Ekelundの最新秋・冬・クリスマスカタログでは、三種類のクリスマスツリー柄が人気です。現在、三種類ともLordの壁を飾っています。その内最も渋く大人の雰囲気を醸し出しているのが、この黒いツリーです。
 写真は壁に掛かっているものを撮ったので、全体の雰囲気しか分からなくて残念です。素材はリネン45%、コットン55%です。黒には深みがあり、ツリーは浮かび上がるようなイメージです。クリスマスツリーは、樅の木に本格的な飾り付けをなさる方から、玩具のツリーを部屋の片隅に置かれる方まで様々かと思います。
 特定の信仰をもちませんので、クリスマスに特別な思い入れはありません。小さい頃は、クリスマスの夜は世界中が特別な夜で、サンタさんは総ての子供にプレゼントをくださるものと思ってました。キリスト教系の幼稚園に通っていたので、特にそうだったのかもしれません。大きくなって様々な場所で過ごすようになり、クリスマスのクの字も無い地域の方が多い事を知りました。
 クリスマスに特別な思い入れは無くても、夜景とケーキが大好きな私は、12月のこの時期か結構好きです。街はイルミネーションが輝きを増しますし、ケーキ屋さんはクリスマスの新作を繰り出します。自宅の窓からは、目の前の大通りのライトアップされた大きなツリーが見えますので、室内にツリーは不要です。
 家の中は、Ekelundのシンプルで暖かいクリスマス用のテーブルクロスやランチョンマット・ハンドタオルでさり気なく飾ります。壁にはツリーやクリスマス風景のタオルを、タペストリーのように掛けます。さすが北欧のお品物、本人はさり気なくのつもりが、これだけで部屋中がクリスマスの雰囲気で満たされてしまいます。
 Lordの店頭や店内も特にクリスマスの飾り付けはしませんが、Ekelundのクリスマス商品があるだけで、店内は落ち着いた大人のクリスマスのイメージになります。「えっ!?もうクリスマス?」とお感じの方も多いでしょうが、今年のクリスマスを演出するテーブルクロスやハンドタオル類のスウェーデン出荷はもう始まっています。Lordでも11月下旬のお受け取りを希望されるお客様のご注文締切は、例年11月5日です。数多のデザインからお気に入りの一枚をゆっくり選べる期間は、思いの外短いです。
 今年から遠方の方の為にカタログ一式のお貸し出しや、サンプル商品を持参しての外商サービスも行なっております。お気軽にお申し付け 下さい。
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出張店?

20061013163037
 例年軽井沢店の営業は11月下旬迄で、翌年4月中旬までお休みをいただいております。時々お客様から、何故冬の営業をしないのかとご質問を頂戴致しますが、軽井沢店の入っているビルが、11月一杯で凍結防止の為水道を止め、閉鎖されてしまうのがその理由です。
 昨年で見ると軽井沢の11月の月平均気温は3.9度で、最低気温の平均は-1.3度、最低気温の極値は-5.7度となっています。これが12月になると月平均気温が-3.8度、最低気温の平均が-8.5度、最低気温の極値が-14.3度となります。ちなみに11月の最高気温の平均11.3度に対し12月の最高気温の平均は1.5度です。
 以上は昨年の数値であり年によって上下はありますが、何れにしてもLordがお休みをいただいている11月下旬から4月上旬の軽井沢では、水道設備もそれなりの準備が必要となります。先日町役場の方からうかがったお話では、平成12年以降は毎年約200世帯ずつ定住される方が増えているとのことでした。
 町の資料では冬(12月から2月)の観光客数も増加傾向にあるそうで、軽井沢の冬の人口は明らかに増えているようです。地元では歴史的な経緯もあって、Lord軽井沢店を『夏期出張店』として集計するそうですが、出張店という表現が不思議で「通年営業だと普通の店舗ですか?」と尋ねたら、「通年の出張店です。」とのこと。さらに「ここを本店にしたら?」と尋ねると「Lordさんはどんな形態でも出張店ですね。」との回答。出張店て何なんだ?
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机上の写真

20061011203053
 ☆明日10月12日は、お休みさせていただきます。

 カメラ付携帯電話やデジタルカメラの普及により、何かと写真を見せてもらう機会が増えました。家族・ペット・お宝・趣味など、話題に応じて保存してある写真を探し、画像を交えての会話には説得力があります。想像力という観点からは少し寂しく感じますが、便利になったのは確かです。
 電話で「・・・は有りますか?」「はい、ございます」「mailで写真送って貰えますか?」「承知致しました」といったやり取りは日常茶飯事です。インターネット上でのお買物も、本当に便利になりました。Lordでもネット販売をというご要望は年々多くなり、現在準備中です。ただ、お気付きいただけるかもしれませんが、Lordのデジタル化は、なかなか困難な作業です。
 プロのカメラマンから、書斎という空間は画像に納めにくいと聞いたことがあります。これは書斎の本来の性質を考えると、解るような気がします。知的に遊び学び寛ぐという深遠な空間の時間を止め、切りだすということは、とても難しい事だと思います。私の限られた経験の中で、実際の空間を確実にとらえた書斎の写真に出会ったことは今だ皆無です。
 そんな中でとても興味深いのが、お客様方から見せていただく机の上の写真です。大きな書斎机から小さなテーブルまで机も様々なら、上に乗っかっている物やそれらの配置も実に多彩で、見ていてワクワクします。空間の主が撮った思い入れの強い場所だから、と言いきれない何か不思議な魅力を感じます。私があまりに無邪気に喜ぶので、皆さん面白がって次から次に見せて下さいます。何れ『机上』という、売れそうもない写真集を出版しようと考えています。
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音楽会の後・・・

20061010141325
 Lordには音楽をモチーフにした品物がたくさん有ります。ペン・ブックカバー・ブックマーク・ブックエンド等のステーショナリーから、アロマキャンドルホルダー・ブローチ・タイピン・額・バッグ・ペーパーナプキン・置物・カードと書き出せばキリがありません。トランプ・タロットやチェスにも音楽物があります。またCDや楽器など直接音楽と関係あるものも含めると、百種類を超える音楽関連商品が店内にあります。
 写真は9月20日に発売になったばかりの、リボンスクエアバッグ(鍵盤)です。日本製のシンプルな作りなのですが、なかなか贅沢な工夫が施されています。素材は本体がポリエステル、ハンドルは本革、ライナーがナイロンで、オリジナルの織リボンが使用されています。内側左右には大小のポケットが付いています。開閉部にはホック付きで、中身は見えにくい構造になっています。バッグとお揃いのポーチも付いており、鍵・小銭などの小物を入れておくのに便利です。
 上品な大人のデザインで機能的ということもあり、発売早々品切れ状態が続き、お待ちいただいたお客様には本当に申し訳ございませんでした。タテ290・ヨコ320・マチ70というコンパクトなサイズも人気の所以かも知れません。シンプルで気軽に長く使えるバッグは、ありそうでなかなか見つからないものです。このバッグは、そんなバッグ好きな方々のニーズに応えたものであるといえます。
 大賀ホールで素敵な音楽を聴かれた後は、空気が冷たく澄んだ軽井沢をお散歩していただき、Lordにお立寄り下さい。コンサートの夢のような時間と空間は、軽井沢の街並からLord店内へと続きます。コンサートの興奮そのままに、Lordでも夢の世界の続きをお楽しみください。店内のお品物はどれも、上質な時を過ごしていただくための条件を満たした、夢のあるものばかりです。
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のどかな休日

20061009125003
 昨日、軽井沢は風の強い一日でした。朝から軽い物は宙を舞い、重い物が転がる光景をたくさん目にしました。あちこちで看板が倒れ、何かが壊れる音を聞きました。日差しが強いのに、帽子を被れば飛ばされるし、日傘は差せないし、髪の毛は乱れるし・・・。昨日運動会だった方々は、何かと御苦労されたのではないかとお察しします。
 Lordはエントランス部分がシンプルで飛んだり倒れたりするものが無い事もあり、風邪気味の私は暖房の入った店内からのんびりと外を眺めていました。外の大騒ぎが嘘のように店内はのどかでぽかぽか。自分は休みではないのですが、思わず「いい休日だな」などと独り言を発しながら、ぼーっと勤務に励んでおりました。本当に久しぶりの『のどかな休日』でした。
 夕方も近くなった頃、あるお客様がちょっと控えめな小さな声で「ベストが裏表ですよ。」と教えて下さいました。鏡で確かめるまでもなく、脇腹辺りで品質表示と洗濯方法のタグがヒラヒラしています。強風の外を眺めて他人の事や他人の運動会の事まで心配していた私は、朝からユニホームのベストを裏返しに着ていたのです。昨日裏表のベストで応対させていただいたお客様、誠に失礼致しました。
 本日は風も程よく、店内外かかわりなくのどかな休日です。外を眺める前に鏡の前に立ち、全身をチェックしました。髪の寝癖が気になりますが、それ以外は問題無し。日差しは少し強いようですが、澄んだ冷たい空気が心地よく、お散歩やサイクリング日和です。高原は天候でその佇まいをがらりと変えますが、夏の軽井沢しかご存じ無い方には機会がございましたら、ぜひ一度体験していただきたいのがこの時期の軽井沢とLordです。
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鋭いご指摘

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 昨日あるお客様から「日記で店内の音・香に関する記述は多いけど、色に触れないのは何か理由があるのですか?」とご質問をいただきました。色に関するお仕事をなさっているそうで、気になったとの事でした。「店内の色を御覧になって如何ですか?」「悪くはないけど、ちょっと悩んでるのかなぁ、と・・・。」正解!常に迷い悩んでおります。
 音・香・色がLordの目指す空間創りの重要な要素である事は、何時も書いている通りです。ただどれも全く感じない方から常人を超えた感覚を持った方まで、感じる能力や感性は人の数だけあります。Lordのお客様にも、色を明暗だけで区別されている方や色どころか物の形も見えない方、音や香を全く感じない方もたくさんいらっしゃいます。従ってどれも、重要な要素ですが、不可欠な要素ではありません。
 先日新聞に、店内の色を採点してくれる機械のことが出ていました。この機械やマーケティングで学ぶ色彩に関するセオリーには、ある特殊な前提の存在が要求されますが、この前提自体は存在しえません。(前提の不存在に関しては簡単に証明出来ますので、暇な方はやってみて下さい。)
 閑話休題。店内で「この空間落ち着く、ほっとする、何かいい」と感じていただければ本望なのですが、色が最も組み合わせが多くコントロールが難しいと感じています。ここで言う組み合わせとは、色同士のそれだけではありません。街とのつながり、お客様の服装、音・香から時間帯・社会情勢等と、数限りない色の間の組み合わせは、それこそ幾何級数的に見つかります。それ故、最大公約数をもとに安易な仮説や前提を設定したくなりますが、その限界はご存じの通りです。斯くして今日も、いたって主観的な色との格闘は続いています。
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親の教えと霧雨

20061005151551
 朝から密度の濃い霧雨で、この位の雨ならと油断して家を出ました。風もあるので傘は殆ど役に立たず、約10分の徒歩通勤で全身が濡れてしまいました。「参ったな・・・」とLordが入っている建物の玄関で独りごとをブチブチ言っていると、管理人のGさんにお会いしました。
 「親の教えと霧雨は後で効いてくるって言いますからね。」「えぇっ?上手い事言いますね。」「いえ、私じゃなくて昔の人がね。」無知な私は朝から、親の教えと霧雨について学ばせていただく事が出来て、鬱陶しいはずの雨の日のスタートを、快調にきる事が出来ました。
 Gさんはとても博学な方で、私はお話を伺うのが大好きです。ご夫婦とも地元の名士ということもあり、教育や文化的な行事など幅広くボランティア活動にも参加され、多くの方の信頼と尊敬を集めておられます。文化・歴史から植物・自然・地理・短歌などその知識は幅広く、私達は「地元の生き字引」 と呼ばせていただいております。
 私がこの日記で紹介する軽井沢に関する知識の多くは、Gさんから教えていただいたものです。軽井沢勤務は寒さと孤独で、見た目ほど気楽なものではありません。落ち込んでいたり体調が悪くて元気の無い時に、さり気なく声をかけて楽しいお話を聞かせて下さいます。この6年間、スタッフがGさんからいただいた元気の数は、計り知れません。
 全員とても感謝しています。
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豪快に

20061004141924
 以前も書きましたが、東京ではたまにしか食べないクレープを、軽井沢ではよく食べます。日記を御覧いただいた方から、どの位食べるのか尋ねられ数えてみると、多い月は30個も食べてました。「よく飽きないなぁ。身体は大丈夫?」内科医であるそのお客様は、私の腹部辺りに目をやりながら心配して下さいました。
 写真はさっき食べたクレープです。稚拙な写真で分かりにくいかと思いますが、上部の直径は20センチ弱で高さは25センチ位あります。大量のサニーレタスの中には、ポテトサラダとチキンがたっぷり入っています。チキンはその日の気分でロースハム・ベーコン・ソーセージ・ハンバーグから選べます。またポテトサラダはトマトとキュウリにすることもできます。このサラダのクレープは、私の大切な野菜の供給源です。
 先生が心配して下さった、生クリームこってりの甘い特大クレープも食べますが、こちらは週に1個か2個で、ほとんどはこのサラダのクレープです。その大きさと重さ故、最初は悪戦苦闘して食べてましたが、今では要領を掴み3分以内で食べる事が出来ます。箸を使って一気に食べるのですが、コツは顔にマヨネーズやケチャップが付くことを怖れず、豪快に上から攻略することです。
 食べ終わったら洗顔をし、スッキリした顔で店内に戻ります。ウルトラマン以外の皆様は3分以内に食べる必要はないので、Lordのエントランスのベンチに腰掛けてゆっくり挑戦してみて下さい。ただ甘いかサラダかに関わりなく、特大のクレープは豪快に食べると美味しさも特大です。豪快に食べた後は、Lordでスッキリ洗顔をして、そのまま豪快にお買物をしていただければ幸いです。
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禁句

20061003142133
 軽井沢店では一人一人のお客様にじっくりと品物を見ていただき、選んでいただくことができます。置かれている商品の性質からも、それが望ましいと考えています。それ故、私たちスタッフがお客様とお話する機会も多くなります。様々なご質問やご要望にお応え出来るよう日々研鑽致しておりますが、実際は悔恨と反省の繰り返しです。
 空間創りの観点からホスピタリティ-を議論する過程で、一切のマニュアルを廃棄しました。その結果、店内・店頭・接客等は本屋さんに並ぶマニュアル本の内容と、結構対極的な事をやっている事もあるようですが、これは無知というより確信的です。的確な応対・迅速な対応・言葉遣い・充分な説明等、毎日失敗し落ち込み反省をし這い上がり、また失敗し・・・。
 昔サッカー少年だった頃、敗戦や失点で落ち込んでいると必ずのように、「きりかえ!きりかえ!」「集中!集中!」と監督・コーチの声が飛びました。今も試合後のインタビューなどで、「きりかえて」「集中して」と発言している選手が多いですし、ベンチからの声や、観客席からも「きりかえろ」や「集中しろ」はよく飛ぶ言葉です。これが草サッカーではなく、プロの世界でのことなので余計に違和感を感じます。
 「きりかえる」のは分析と反省の後です。切り替える前に課題を明確にし、練習で課題をこなすしかありません。主将の「きりかえて、今日の事は忘れて」というインタビューの受け応えに愕然とされた方も多いのでは。また、プロが仕事に集中するのは当たり前で、サッカー以前の話です。修行を極めたお坊さんじゃあるまいし、「集中しろ!」と言われたり思っただけで集中出来るものではありません。
 コーチの仕事は「きりかえ」「集中」の為の具体的なアドバイスを与えることであり、プロの選手なら「きりかえ」「集中」を口にするのは恥ずかしい事だと思うのですが。欧州や南米でサッカーを観ていて気付く事の無かった、「きりかえ」や「集中」という言葉を禁句にしたら、日本のサッカーも強くなりませんかね。事の本質が言葉の問題ではないという事は十分承知の上で、社会人の常識として。
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野性の潜在能力

20061001154856
 軽井沢とLordという組み合わせの為、「クリスチャンですか?」と尋ねられます。スタッフの中にはクリスチャンもいますが、私は無信仰です。世界中の宗教や信仰には大変興味がありますが、信仰はありません。神の存在を否定はしませんが、人の持つ計り知れぬ能力に興味があります。
 第六感と呼ばれ一括りにして扱われる事の多い、五感以外の特別な感覚による認知もそのひとつです。人のDNAには野性の中で逞しく生き抜く為の、様々な能力・記憶が刻み込まれているはずです。人格と同様にその感じ方・領域に個人差がある為、個性・才能といえますが、その中でも学業など特定の分野に発揮可能な部分だけが評価・重用されているようです。
 『努力信仰』や『権威』は取り敢えずどこかに置いといて、これらのセンスを活用して世の中の構造を再構築してみるというのはどうでしょうか。科学的か否かの判断は、近代西欧の思想の流れを受け、至って曖昧かつ仮定的でしかありません。未解明な人の心や自然の問題にこそ、古代から受け継がれた人の能力が効力を発揮するのではないかと考えます。
 歴史的進化に懐疑的な立場からは、一時期の西欧の恣意的な科学感は宗教・政治と同様に一種の制度と考えられます。この制度を推進するのは科学的証明しか見えない人達であり、当然の事として見えないものを非科学的と排除してきました。人類は今偏った状態にあると言えます。裏付けが無くても使えるものは使うべきです。科学的だと思われている全身麻酔のように。
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