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Lordの日記

遊び学ぶ居心地の良い空間創りがLordのテーマです

デーランボー

20061021165446
 昔この地には、デーランボーと呼ばれる大男が住んでいたそうです。雲を突き浅間山をひとまたぎするほど大きく、雲場池は彼の足跡で出来たということです。デーランボーは毎日イノシシを手取りにして、岩を釜戸代わりにして煮炊きして食べていたそうです。矢ケ崎山の山頂近くにある釜戸に似た岩が、その跡とのことです。
 デーランボーの体格からすると、イノシシはあまりにも小さすぎる気もしますが、その頃はイノシシも大きかったのかもしれません。その名前と自炊生活ぶりからは、結構ノンビリしたいい人だったのではないかと思います。彼に関して何かご存じの方がいらっしゃいましたら教えて下さい。池や岩以外にもデーランボー所縁の場所はありそうで、探すほどではないのですが気になっています。
 軽井沢は高冷な気候にもかかわらず、縄文時代前期から人が住んでいたそうです。鳥獣や果実類が豊富だったのでしょうが、当時はマイナス20度以下であったであろう冬を、如何に過ごしていたのか、寒がりの私には想像もつきません。源頼朝は武芸を練るため部下を引き連れて、しばしば浅間山麓に狩りに来ていたそうです。
 軽井沢は、江戸時代には宿場町として栄え、明治以降は避暑地として、現在は保養休養地・観光地として年々急速に変わっています。古代人が恐れデーランボーが跨いだ浅間山の頂きには、現在も当時と変わらぬ噴煙が見えます。デーランボーが帰って来たら、足の踏み場が無くなってしまったとぼやきそうです。
(※写真の女性は、デーランボーとは一切関係ありません。)
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