Lordの日記

遊び学ぶ居心地の良い空間創りがLordのテーマです

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四月迄さようなら

20061130233351
 すべての作業が終わり、Lord軽井沢店には来年の4月まで入れません。最後の施錠は少し緊張します。なぜなら毎年必ず何か忘れ物をして、後で頭を抱えるからです。7ヵ月間お世話になった皆様へのご挨拶が最後の仕事ですが、Lordがいかに多くの方々から支えられて営業出来ているかを、毎年痛感します。心から感謝致しております。
 明日の朝からは表参道での生活に戻りますが、例年戻った一日目は少しボケています。リス・猿・熊や静寂・澄んだ空気・閑かに流れる時間・漆黒の闇等が、人・人・人、喧騒・排気ガス・眠らぬ街・夜景等に変わります。私はどちらも好きなので、どちらの環境にも抵抗無く順応します。ただ一日目だけは、身体や脳が微調整をしているようです。
 12月1日から軽井沢店関係のお問い合わせも、表参道本店へお願い致します。軽井沢店の来年の営業開始は4月20日を予定しています。では、表参道でお会い致しましょう。
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冬の間

20061129231228
 撤収作業もいよいよ大詰め、残務を整理して明日の夜には東京へ帰ります。申し訳ございませんがLord軽井沢店関係の業務は、12月1日から表参道店にて行ないます。お問い合わせ等は総て、表参道店の方へお願い致します。軽井沢店のお品物のお渡しや購入が表参道店店頭にて可能になるのは、12月12日からでございます。申し訳ございませんが12月11日までは、お電話によるお問い合わせ・ご注文と、発送業務だけになりますのでご注意下さい。
 というわけで、今年の軽井沢店の日記も、今日を含めてあと2回です。12月からは『Lordの日記』を御覧いただければ幸いです。毎年4月に軽井沢店をオープンすると、多くのお客様が「今年は大きく変わった」とおっしゃいます。Lordの商品には定番も多く、基本的な商品構成は開店以来同じです。お客様の評価に基づき若干の入れ替えはしますし、新商品の紹介もしますがスタッフに大きく変えたという意識はありません。
 これは前年最後にご来店いただいた時の印象と、冬の間に形成されるイメージの為せる業かと思います。またシーズンごとに訪れる軽井沢の店舗に対する、お客様の「変わらないで欲しい」という願望もあるかもしれません。前回ご来店の時とスタッフが違うだけで、「お店変わったの?」と聞かれたという実話もあります。お客様にとって毎年一夏を過ごす軽井沢は、いつもの場所にいつもの人というのが良いのかもしれません。
 まだ来年の話は早いのですが、もうすでに春のオープン時に新しく店頭に並ぶ商品も幾つか決まっています。総てこれ迄の商品の延長線上にあるものですが、私たちスタッフも早く手に取りたくてウズウズしているものもあります。通常これらは、冬の間に表参道店に並びますので、気になる方はそちらで一足先に御覧ください。これからの5ヵ月間Lord軽井沢店は、表参道本店の中で進化を続けます。
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真冬のコンサート

20061128193210
 このところ昼夜を問わず終日ドタバタしていて、日記を書くのが深夜になってしまいます。日記の日付が飛んだりダブったりしていますが、一応毎日その日の夜に書いています。今日や明日という表現が分かりにくいかと思います。午前0時を回っても、勤務日基準で今日と書いておりますので、申し訳ございませんがご理解下さい。
 営業期間中は朝または午後の掃除をしながら日記を書くというのが、毎日の日課でした。片手で携帯に打ち込みながらの掃除にも、すっかり慣れました。右脳と左脳、右手と左手がバラバラな事をしている訳で、文章に影響が出ているかもしれません。早朝からお客様が多く店内の掃除が変則的になる八月は日記が滞り、お客様から励まされたりしていました。
 軽井沢は11月25日から来年の1月28日まで、ウインターフェスティバルだそうです。期間中は様々なイベントもあるそうなので、興味のある方は観光協会のホームページ等を御覧下さい。大賀ホールのインフォメーションを見ていて、12月16日に東フィル、来年1月2日にカウント・ベイシー・オーケストラと贅沢なコンサートがあるのに気付きました。どちらも好きなオーケストラですが、座席数660席のホールで聴ける機会はそうそうありません。
 以前このホールで東フィルを聴いた時、演目はベートーベンの5番でしたが、演奏者の譜面も読める位置で聴き、あまりの贅沢さにとても感動しました。今回は同じくベートーベンの7番だそうです。指揮は大賀典雄氏です。スゥイングジャズの醍醐味は奏者と客席の一体感ですから、こちらも新年早々楽しい演奏が聴けると思います。東京では毎夜様々な演奏会が開かれ選択肢は豊富ですが、大賀ホールのような贅沢なホールはそうありませんので、機会がありましたらぜひどうぞ。
 音楽でもスポーツでも、ホールやスタジアムで接する生が一番だと考えてます。大賀ホールの存在は地元の皆さんと同様に嬉しいのですが、悲しいことに勤務の都合でいつも開演時間に間に合いません。
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箱詰め

20061128015804
 不器用で自慢できるような特技は、思い付きません。よく何か一つ位あるだろうと言われ、ようやく辿り着いたのが、スーツケースへの荷物詰めです。もともと他人がどう詰めているのかを知らなかったので、特技などと意識するはずもありません。
 旅の機会が多かった事と、荷物を沢山持ちたくない不精な性格ゆえ、自然に身に付いた技といえます。よく旅のマニァル本にある詰め方のコツや他人の詰め方には興味がなく、ほとんど見ません。ではなぜ特技であると気付いたかというと、スーツケースから出てくる荷物の量と海外の税関職員の言葉からです。
 この特技が唯一軽井沢店で生きるのが、今やっている撤収作業の発送用段ボール詰めです。Lordの商品はサイズも形もバラバラで、その多くが壊れ物です。壊れない様に保護した上で無造作に詰めていくと、段ボール箱の数はどんどん増える一方です。
 店内の商品・書類等は総て東京へ送りますが、商品や書類の数に対し箱の数の少なさに、同業者の皆さんは驚かれます。商品が違うので単純な比較は不可能ですが、今日来られた雑貨屋さんは、Lordの半分の商品数で約2倍の箱数になると嘆いておられました。
 この特技がLordで生かされるのは、一年に一度この時期だけです。この何日間かだけは、皆に重宝がられます。もっとも顔馴染みの運送屋のお兄さんには、Lordの撤収荷物には遊びがないと、あまり歓迎されていないようです。
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見学会

20061126183145
 今日は撤収作業中最後の休日(まさかこんな表現を使おうとは思ってもおりませんでしたが・・・)ということもあり、4組の皆様が見学?に来られました。居心地の良い楽しい空間創りがLordの基本コンセプトなら、スッピンを見てやろうと皆様普段は拝見出来ない、ちょっと意地悪な笑みを浮かべながら入って来られます。
 壁のものは総て外され、ほとんどの商品はそれぞれの箱に入った状態で、店内は作業場と化しています。気温・湿度はいつもより少し低めで、香はアロマランプだけで音楽もいつもと違います。照明は作業用に少し動かし、照度は通常の75%位です。買物も出来ないのに、わざわざ来て下さった皆様の期待に応えられる条件は、十分に整っております。
 皆様の共通の感想は、広い・壁が白い・照明が多い・音がいい・作業が遅いの5点でした。最後の1点は余計なお世話ですが、あとの4点は毎年必ず皆様驚かれます。什器類はそのままで、段ボールが積まれてもなお広く感じるというのは不思議です。壁は営業中も露出している部分の方が多いのですが、皆様もっと暗い色をイメージしておられるようです。
 照明は何時もより落としているにもかかわらず、「こんなに沢山あったんだ」と驚かれる方が多いです。音はボリュームが通常の倍以上なので、スピーカーなどの音響設備の特性が出ているのだと思います。少数意見ですが店員の雰囲気が全然違うというのもありました。私はいつもスッピンですが、お客様が来られることは前提にしておりませんので、不精髭に髪は寝癖、普段着でおりました。大変失礼致しました。
 毎年恒例となりましたLord撤収作業見学会も、今年はあと3日位でしょうか。ここで聞かせていただくお話もとても貴重で、毎年参考にさせていただいております。本日ご来店下さった皆様ありがとうございました。来年からは作業にも参加していただける、参加型の見学会にしようかな・・・。
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点灯

20061126001142
 帰宅途中に温度表示灯があります。今夜帰宅時はマイナス3度でした。今日はクリスマス・イルミネーションの点灯式だったそうで、これからは町の随所で素敵なイルミネーションを観ることが出来るそうです。Lord前のホテルも一際明るくなっていました。
 今日も何件かお問い合わせをいただきましたが、Lord軽井沢店の商品は12月12日から表参道店でお取り扱い致します。お急ぎでない方は12日以降、表参道店へご来店またはお問い合わせ下さい。それ以前の受け取りを希望される場合は、軽井沢店宛メールまたはお電話下さい。
 お問い合わせの多い、軽井沢店閉店前に一時品切れしておりました『イチハラヒロココトバアートカレンダー2007』『Ekelundクリスマス製品』『木のオセロ』等も並びますのでご安心ください。
 後片付けも二日目が終わり、店内の雰囲気も変ってしまいました。次々発送される商品を見送るのは、少し寂しくもあります。近隣の方々は「焦らずのんびりやりなさい」と優しい声をかけて下さいますが、あまりのんびりしていると12月になってしまいそうです。明日は少しペースアップです。
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知らなかった

20061125002434
 今年の撤収は基本的に一人なのですが、初日の今日だけは東京から応援が来てくれました。一人で黙々とやるよりはるかに能率も良く、孤独感が無いせいか持続力・集中力が増します。 夕方になると近隣の方々が、差し入れを持って来てくれました。片付けの時Lord店内のBGMは、スタッフの好きな音楽が大音量で流れています。営業期間中はモーツァルトやバッハしか聴けない店内に、様々な音楽が流れます。
 ロック・ジャズ・民族音楽からJポップまで、何でもありです。今日初めて知ったのですが、近隣の皆様はこれが楽しみで差し入れに来てくれるようです。モーツァルトやバッハ以外が流れるLordは、まったく別空間だそうです。
 私達スタッフは意識していなかったのですが、毎年撤収作業中のLordに入るのが楽しみだと聞き、ちょっと複雑な気持ちであります。明日は米米クラブから始まりスタン・ゲッツ、坂本龍一と続きます。興味のある方はどうぞ。ただし差し入れを忘れずに。
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ありがとうございました

20061123215026
 最終日の営業開始時の気温は零度でした。風はなく薄日がさして窓から眺めている限りは、のどかな休日の始まりでした。その後も時々日は陰りましたが、この時期の軽井沢らしい澄んだ寒さが気持ちいい一日でした。あるご夫妻から、最終日のこの日記の写真が何かで賭けをしているというお話を伺いましたが、正解は出ましたでしょうか?
 先程Lord軽井沢店は、2006年の営業を無事終了することが出来ました。これも総てご来店下さったお客様、近隣の皆様、各方面の関係者の皆様、スタッフ全員のお陰と心から感謝し御礼申し上げます。6年前、2名の女性スタッフが右も左も分からぬ状態で赴任し、開店準備に走り回っていた頃、6年後の現在の姿は想像出来ませんでした。
 その時々には意識しないのですが、この6年間で社会も軽井沢も私達も結構変化しました。Lordの店内は同じ様で日々変わっていますし、近隣のお店の多くも入れ代わりました。自然でさえ温暖化のせいか変ってきていますので、変らぬものを探す事が困難でもあります。世の中の変化は加速度を増し、来年の今日の事でさえ予測は難しいです。
 楽天家の私は、来年はまた今年以上に楽しくなるぞとだけ予測し、今はただ今年も無事に終了することが出来たことにひたすら感謝します。明日からはまた戦場のような後片付けが始まりますが、シャッターを閉めた今は、暫し感謝と安堵のひと時を過ごします。この瞬間だけは6年間変っていないかもしれません。どうもありがとうございました。
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最終日前夜

20061122212453
 いよいよ軽井沢店の今年の営業も、明日が最終日です。閉店を24時間後に控え、残務を山のように抱え、このままでは今夜は帰れそうもありません。もちろんご注文の御品物は、お約束通り届きますのでご安心ください。
 この日記でご紹介しますと書きながら、まだお約束を果たせていない事柄もたくさんあります。こちらの方は11月下旬までは『軽井沢店の日記』で、12月からは『Lordの日記』でおいおい紹介させていただきます。
 記憶を辿ってみても、毎年の最終日の事は、ほとんど思い出せません。もちろん記録はあるのですが、それが記憶と繋がりません。感慨に耽る間もなく、次から次にいろいろな事をこなさなければならないからかもしれません。
 とはいえこれは私の話で、初日の開店時間から最終日の閉店時間まで、Lordの店内は同じようにゆっくりとした時間が流れています。明日もいつもと変わりません。今年最後の一日、どうぞ存分にお楽しみ下さい。明日の日記は閉店後のUPとなります。
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タイミング

20061121151923
 久しぶりに太陽が出たので「虫干し!虫干し!」と言いながら、時々外に出ては陽に当たってます。よしお昼は大きなハンバーグのクレープにしようと、いつものクレープ屋さんに行きました。普段は注文すると一旦店に戻るかその場で立ち話をするのですが、陽射しが気持ち好いのでここでも虫干し。クレープ屋さんの前の、木のベンチに座っていました。しばらくボーッとして、クレープを受け取り帰る途中に、お尻が冷たいのに気付きました。
 天然木で造られたベンチは今朝までの雨をたっぷり吸って、まだ濡れていたようです。鏡で見てみるとズボンのお尻がかなり広範囲に、お猿のお尻状態です。まずいなあ、お客様には後ろ姿を見せられないなあと、エアコンの送風口からの風をお尻に当てていました。さっき迄はクレープを買いに行く位閑散としていたのに、こういう時に限って、次々とお客様が入って来られます。店内に散らばるお客様に後ろ姿を見られぬ様に、クルクル回りながらのあやしい応対を続けておりました。
 そしてついに、壁に掛かるバッグを指差して「あのバッグ見せて」とのご要望。やばい脚立だ!絶対絶命。覚悟を決め体を斜めに脚立に昇りバッグを外していると、「あら、お尻!」の声。脚立の上で狭い店内の皆様の視線をお尻に感じながら、「濡れたベンチに座っちゃって・・・。」と言訳。「それでクルクル回ってたんだぁ!」あはっ、気付かれてた・・・。「早く乾かしなさい」「着替え無いの?」「下着も濡れてるわね」お客様の注目は商品より、私のお尻に。
 Lordが大切にするお客様の集中出来る時間と空間を、私が自ら壊してしまいました。お陰様でクルクル回りながら接客する間に、お尻はすっかり乾きました。乾いた途端に店内は、また閑散としています。今なら回らず落ち着いて接客出来ますし、脚立もバンバン昇れるのですが。そういう星のもとに生まれたのか、持って生まれたキャラなのか、とにかくいつもタイミングは悪いです。
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冬の間軽井沢店は消滅するの

20061120134235
 昨夜からの冷たい雨は、勢いを弱めることなく降り続いています。雨のなか、街路樹のクリスマスイルミネーションの準備が始まったようです。例年、準備作業だけを見て点灯される前に帰京してしまいます。今年は寒くなるのが遅れたり、不順な天候が続いたりしたせいか、例年になく寒さが身に染みます。
 毎年この時期になると「通年は無理でも、せめてクリスマスまで営業してほしい」というご要望をいただきます。以前も書きましたが現在Lordが入っているビルは、11月下旬から4月上旬迄凍結防止のため水道が止まり、立入が出来なくなってしまいます。営業期間を延長する為には、場所を移動するしかありません。
 その対応策として始まったのが、今年は12月12日から12月28日まで行なわれる、表参道店の「クリスマスフェア」です。ここでは軽井沢店の定番商品はもちろん、軽井沢店ではご紹介出来なかったエーケルンドのクリスマス商品やチェス・アクセサリー・木製品・トランプ・タロットカード・革製品の新作などが並びます。
 東京以外のお客様には申し訳ないのですが、毎年多くのお客様に足をお運びいただいております。表参道店は喧騒の大通りから一本入った、とても静かな住宅地の中にあります。広くはありませんが、ゆっくりお座り頂いてスタッフがいれたお茶などを召し上がりながら、商品を御覧頂けます。
 青山・原宿界隈でのお買物で疲れた時など、ふらりとお立寄りいただければ、ホッと一息つける場所です。年が明けてからも軽井沢店が休業している間、ギャラリーの予定が入っていない時は、同様に営業致しております。神宮前の、のんびりした午後をお楽しみ下さい。 ご来店いただけないお客様へは、全国への発送を承っております。どうぞお気軽に、お問い合わせ下さい。冬の間、軽井沢店は閉まっていますが、表参道でLordの販売部門は元気に継続しています。
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対戦相手

20061119163716
 最近はチェスをする機会がめっきり減ってしまいました。夏休み中などは、中高生達の挑発的な言葉に乗せられて対戦し、コテンパンにやられては落ち込む日々を繰り返してました。私は特に熱心なプレイヤーではなく、ただ楽しいからやっているというレベルなので、彼等には物足りなかった事でしょう。私はとても楽しかったです。遊んで下さった皆様どうも有難うございました。
 コンピューターを使ったテレビゲーム機の進歩は著しく、その機能や映像には絶えず驚かされています。これはこれで楽しめます。周囲にチェスが出来る人がいないから、普段はゲーム機で対戦してるという声もよく聞きました。家に居乍ら、世界中の人と対戦出来るというのも素晴らしいことです。ただ私自身は、チェスに限らず相手の目が見えない対戦には物足りなさを感じます。
 コンピューターが相手の場合は単純な頭脳戦といえますが、人が相手の場合は心理戦という要素も加わります。知力・能力・体力等で優る相手を心理的に揺さ振り、戦力を封じ込めるというのは、戦いに限らず社会の中で特殊な事ではありません。チェスの場合、勝敗を運が決める訳ではないので、まったく格の違う相手に勝つ事は出来なくても、引き分けに持ち込む事は可能でしょう。
 文豪トルストイは「チェスの本質は人生と同じで、荒々しい手や相手を驚かせる妙手を考えるのではなく、正確にすべての駒を調和して動かすことだ」と言ったそうです。常に冷静さとバランスが要求されます。心理戦には攻めるも守るも、図太さが不可欠です。頭脳戦だけならチェスをしなくても、IQ比べで決着がつきます。社会が人間の存在を前提に成立している以上、人生の相手は人です。
 トルストイの言うようにチェスの本質が人生と同じであるなら、戦う相手はコンピューターではなく人間です。未来を担う若い皆さんは、駒に触れ、目の前の人間と対戦して下さい。来年はリベンジです!
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現実と言葉

20061118193424
 今年、この日記を見て初めてご来店いただいたお客様から一番多かったご指摘は、「喋らないんですね!」でした。おそらく100回近く聞いたと思います。逆に以前からお馴染みのお客様からいただいた、日記を見た感想で一番多かったのが「意外と喋るんだぁ!」でした。普段いかに無愛想かを物語る集計結果であります。ブログでは、「いらっしゃいませ」「有難うございました」のご挨拶だけでは、日記にならないので喋っているのですが。
 『現実』と『言葉』は一致しません。極論すれば、言葉になった段階で総て嘘であり物語であるといえます。私たちはその対応を仮定してコミュニケーションを行なっているに過ぎず、実に曖昧な中で『言葉』に重責を担わせています。その『言葉』によってこのような主張をしていることの矛盾に気付かれる方も多いでしょう。言葉による自己言及は常にこういった矛盾を抱えます。
 商品は単なる物質であり、それ自体は何の物語も内包しません。物語は商品やLordではなく、お客様各自で創られます。その際のデーターベースのひとつがこの日記です。Lordの基本コンセプトは居心地の良い空間作りですが、空間を言葉で説明するのが不可能なのと同様に、物質を言葉で説明することも出来ません。可能なのは記号化出来る部分だけです。現実と言葉の不一致を積極的に利用し、物語を強要するのは、あまり品の良い事とは思えません。
 現実の空間で、商品という現実に接しておられるお客様の感性に、言葉は邪魔です。上質な物を見ている時は商品が総てであり、余計なお世話は御免です。Lordのスタッフは昔から「R2-D2みたいだ」とか「電話機みたいだ」と言われますが、どちらも正解だと思います。店内では電話機で、この日記はデーターベースとお考えいただければ、無口とお喋りの訳もご理解いただけるかと思います。
 とまあ店内で無愛想な事に対する言訳をダラダラ書いたのですが、商品のことを離れるとお喋りです。試しにLordと全然関係ない話を振ってみてください。
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コート

20061117143046
 寒さが厳しくなるにつれ、お客様の防寒着も重厚になってきます。晩秋の避暑地を優雅にお散歩される方々のファションを楽しませていただくのも、この時期の楽しみのひとつです。ご来店の際に、お洒落な年配の紳士の帽子・コート・マフラー・手袋を御預かりする事は、ちょっとした喜びでもあります。保養地のオフタイムという事もあり、ダッフルコートをよく目にします。
 長い年月タフに着熟されたダッフルコートからは、若い人のカジュアルな着熟しとは違った、トラッドな大人の雰囲気が感じられます。フィッシャーマン・コートとも呼ばれる事からも推察出来るように本来は仕事着だったこのコートを、世に広めたのは英国海軍だったそうです。『ナバロンの要塞』でグレゴリー・ペックのダッフルコートに、『哀愁』でロバート・テーラーのトレンチ・コートに憧れた私には、コートといえば戦場というイメージがあります。
 コートが戦場で生まれ発達したという歴史は、一着のコートを愛用することで知ることが出来ます。写真は『ミリタリー・コスチューム・ヨーロッパ』という欧州の軍服が描かれたトランプです。54枚の絵には、ヨーロッパ文化の歴史が軍服を通して描かれています。戦争映画からは、服飾や道具の歴史もたくさん教わりました。
 私の父はダッフルコートをモントゴメリーコートと言ってました。エル・アラメインの戦いやノルマンディ上陸作戦で英国軍総司令官を務めたモントゴメリー元帥が、ダッフルコートを世に広めた最初の人であり、彼の名から最初はそう呼ばれていたと知ったのは、かなり後の事でした。元帥のダッフルコート姿の写真を使ったトランプも記憶にあります。
 平和なLordに並ぶ戦争物のチェスやトランプは、文化を知る上で歴史的価値のあるものとご理解頂ければ幸です。
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Lordの楽しみ方

20061116191924
 Lordの正面は『ホテル・フィレンツェ』です。ドアのガラス越しに眺めていて、ふとかなり昔にイタリアの古都で宿泊したホテルを思い出しました。フィレンツェのオニサンティ広場に面したそのホテルは『グランド・ホテル・フィレンツェ』という名前でした。昔から観光目的で旅をする機会が少なかったため、名所旧跡はほとんど知りませんが、ホテルの中だけは隈無く観てまわりました。そのせいか街の記憶のほとんどは、ホテルの内部です。
 ヨーロッパでは17-18世紀に造られたお城を使っているホテルも印象的でしたが、イタリアの14-15世紀の歴史的な建物を生かしたホテルが一番記憶に残っています。サロンの天井や客室のフレスコ画、館内の装飾・調度品・美術品を観て廻るだけでも数日では足りず、旅のもとはとれていました。『グランド・ホテル・フィレンツェ』は17世紀初頭、サン・ロレンツォ教会の建築家であるブルネレスキの設計で邸宅として建てられたと聞きました。
 部屋の窓からはアルノ川が望め、ポンテ・ベッキオ(ベッキオ橋)が夜になるとシンプルにライトアップされていました。室内にはクラシックな中世風のシャンデリアや燭台をイメージした壁ライトがあり、子供の頃から物語等を読んで思い描いていた古都フィレンツェが、そのままそこに在りました。ここのレストランで食べた、ムール貝の添えられたトスカーナ・スープが好きでした。食事の度に、大天井のステンドグラスに溜息を吐いていたものです。
 写真の万年筆は、ウ゛ィスコンティのポンテ・ベッキオ・アドリアストーンです。正面のホテル開業以来、店内どこかに絶えず置かれています。そう『ホテル・フィレンツェ』の窓からは『ポンテ・ベッキオ』が望めます。(厳密には『ポンテ・ベッキオ』のあるLordが望めますですが)。あと一週間で6年目の営業を終える軽井沢店の店内には、このようなスタッフの遊び・仕掛が、先程数えてみたら全部でなんと52件もありました。興味のある方は、どうぞ探してみて下さい。
 「そんな暇はない!」とお怒りにならずに、リゾートのひとときをゆっくりお楽しみいただければ嬉しいです。
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積木

20061115154651
 文明化の過程のある時期に『子供』という概念が発明されて以来、人間は大人と子供という分類を使い続けて来ました。現代社会の構造をみると、『子供』の発明は実に画期的であったと同時に、厄介な事でもあったと思えます。
 写真の積木は私が大好きで愛用する『Play poco積木』です。ベーシックとお城の2シリーズ持っています。これらは勿論Lordの取り扱い商品でもあります。「えっ?大人が積木?」と気持ち悪がられた方も、子供の頃一度は手にされた事があると思います。積木が全然楽しくなかったという方は別にして、少しでも楽しまれた方は今でも楽しいはずです。
 意外かもしれませんが、Lordで積木を買われる方の7割はお子様へのプレゼントですが、あとの3割の方はご自身または大人へのプレゼントです。この積木は二段重ねの木箱にコンパクトに収納でき、とてもお洒落でインテリア性にも優れています。訪問者は机上や部屋にある素敵な木箱の蓋を開け、一様に感激しています。
 積木自体は、ピーチウッド・マホガニー・アフリカンパドックの3種類の異なるトーンの自然素材を使っています。私は論理的作業の前後や、頭の中を様々なものが渦巻いている時に、積木遊びをします。歳を重ねるに従い新しい遊び方に気付き、こんな素敵な積木を子供だけに独占させておくのはもったいないと思っています。
 子供には、この積木のように天然木で丁寧に造られたシンプルなもので遊ばせてあげてください。飽きません。そしてシンプルで上質な積木は、大人になってからも遊んだり飾ったり出来ます。子供の頃遊んだ積木が見当たらない方は、この積木をご注文下さい。9,975円で一生ものです。
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入荷のお知らせ

20061114152314
 お待たせ致しておりました以下の商品が入荷致しましたので、まとめてお知らせ致します。発送を承りましたお客様へは、木製品・革製品を除き本日発送致します。木・革製品は明日の発送となりますので、御了承下さい。以下のお知らせはお客様と軽井沢店が、このブロクでの入荷案内をお約束した商品だけを対象としております。お取り寄せのご注文をいただいておりますお客様への発送・連絡は、通常どおり随時個別に致しております。

☆Ekelund製品
 テーブルクロス・ランナーのクリスマス柄。ハンドタオルのレインボーシリーズ・クリスマスツリー・ポインセチア・クリスマスイウ゛・サンタクロース。バスタオル全種類。ムーミンシリーズのブランケット。その他のブランケット類は未入荷です。

☆革製品
 ショルダーバッグ(小)のテラコッタとブラック。二本手バッグヨコのテラコッタとブラック。キーホルダーのレッド。でかでかリュックのワイン。リュックのナチュラル。

☆木製品
 木のボールペン(太)(細)。リバーシゲーム(木のオセロ)。靴べら(男性用)。木のパズル・白雪姫・モンキー・バード・アニマル。木の紙芝居(各種)。

☆チェス
 アリスのチェスセット。シャーロックホームズのチェス駒。ブラス駒と革ボードのセット。

☆タロット・トランプ
 ライダータロットセット。和尚禅タロットセット。タロット・カサノバ。トランプ・ピノキオ。トランプ・ミューシャペインティング。トランプ・ミューシャLSB。

☆布製品
 ホームスパンのマフラー・ネクタイ。アイルランドのポケットケープ。アイルランドのメンズハット。リボンスクエアバッグ(鍵盤)。

☆その他
 ビューリーズの紅茶(125g巻)ダージリン・アールグレー。イチハラヒロコ・コトバアートカレンダー2007年版。

 上記以外の商品をお待ちのお客様は、今しばらくお待ち下さいませ。上記に関するお問い合わせは、軽井沢店宛お願い致します。
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音楽

20061113203443
 一日のほとんどの時間を、音楽と過ごしています。こちらでは仕事が終わると会話をすることもあまり無いので、朝起きてから夜眠るまで、部屋には絶えず音楽が流れています。都市と違い音楽が途切れると、完全な静寂に包まれます。夜など「しーん」と聞こえてきそうです。
 都市育ちゆえ、本当の真っ暗と静寂に慣れていません。恐い訳ではありませんが、何か音や光が欲しくなります。風音や雨音、動物の鳴き声などは増幅されているように鮮明に聞こえます。それらの音が聞こえる夜は、音楽で掻き消すのではなく、共演を楽しむことにしています。
 ここまでを読むと音が無いと寂しいから音楽を流しているのか、と思われそうですが、そうではありません。たまに無性に生の音を聴きたくなりますが、こちらではなかなかそういうわけにもいきません。ホームコンサートへのお誘いをいただいても、殆どの場合仕事中でありお伺いすることが出来ません。
 今日の気分はこうだからこれを聴こう、と選曲することはありません。無造作に選び、後であの時はこういう気分だったのかなと気付きます。幅広いジャンルの音楽を聴きますが、軽井沢勤務も6シーズン目になると、こちらでよく聴く音楽の傾向はデータが拾えました。具体的な分析結果は、何れこの日記でお知らせ致します
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視点

20061112172537
 今日は、時々雪がちらついています。今年はここまで例年より暖かかったせいか、ちょっと油断していましたが、確かにもうそういう時期です。通勤途中に「どこか暖かくてお茶を飲める所はありませんか?」と尋ねられました。若い二人はコート等の防寒着を着ていません。「暖かくて」という言葉に力が入っていたこともあり、少しでも近くて暖かそうなところは・・・と、緊急事態に避難場所を伝えるような心持ちで考えました。
 いつものように、暖かい店内から前の通りを眺めています。頭から足元まで防寒した人は皆足早ですが、表情は険しくありません。しっかり防寒をしていれば、澄んだ冷たい空気が気持ち良く感じられます。Lordの商品は質感的にもキャラクター的にも暖かい物が多いので、暖房の効いた店内は実際の室温以上に暖かく感じます。
 店内の基本的なディスプレーや色使い、照明・お取り扱い商品等は一年中ほとんど変わりません。にもかかわらず季節ごとに訪れて下さるお客様は、来る度に店内が変わっているように感じるとおっしゃいます。この日記にはいつも店内は変わらないと書いてあるけど、店内から眺める外の景色が四季や天候・時刻などによって変わるように、外から見る店内も変わっているというご指摘は、このところ再三いただきます。
 一日に何度か外からドアのガラス越しに店内をチェックしますが、これはあくまでもルーティン・ワークです。毎回ガラスの汚れや、外から見た店内が変わっていないことをチェックしています。変わらぬ店内から刻々と変化する通りを眺め日記を書いたり、たまに外から変わらぬ店内をチェックするという行為には、街を歩いて入ってくる人の視線や、街から見たLordとという視点が欠落しています。これは当初から意図的な事であり、今後も変わりません。
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今日の革鞄

20061111145124
 写真は昨日から店頭に並んだ革鞄、『二本手・ヨコ型』(テラコッタ)です。今年登場のこのシリーズは、老若男女を問わずお使いいただけ、コンパクトながらしっかりした造りです。いつも書いてますが、Lordの鞄類はぜひ中もじっくり御覧下さい。見た目以上に広く、左右についた適度な深さの内ポケットはとても実用的です。
 頑丈な革鞄はどうしても本体が重くなってしまいますが、10年20年とメンテナンスをしながら使っていただくと、決して人工的には造り出せない独特の雰囲気になります。店頭で選ばれる際は、流行や新品の見た目もですが、10年後20年後をイメージしていただければ良いかと思います。職人さんは使い込んだ状態を想定して、細部を造っています。
 頑丈で重厚なものを繊細な技術と感性で作る人たちには、いつも憧れと尊敬を感じます。不器用でアバウトな性格ゆえ、出来上がった物を見てひたすら感動の連続です。ショー・ウインドーや雑誌で見掛けた造形的に気に入ったものは、手に取って細部を確かめたくなります。動機は欲しいからというよりも、感動を求めてということになるでしょうか。
 この感動は至って私的な行為であり、単なる欲求の充足に他なりませんから、共有など不可能かと思います。それゆえ、新しく並んだ革鞄に吸い寄せられるように近付き、手に取ってじっくり御覧になったお客様の一言を伺うのが楽しみです。
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お待たせしました

20061110173738
 Lordロゴ『木のボールペン』をお申し込みいただいた皆様、お待たせ致しました。本日より順次発送を開始させていただきます。遅くとも来週中には、お手元に届くかと存じます。今しばらくお待ち下さいませ。お気に入りいただければ幸いです。
 当初の予想をはるかに上回る方からお申し込みをいただき、日記掲載当日の23時には予定本数を上回り、その後もメールとFAXが続々届きました。翌日急遽、製造本数を倍に増やしました。メール・FAXでお申し込み下さった皆様へは、すべてお返事を差し上げております。もし返事をもらってないという方がいらっしゃいましたら、ご連絡下さいませ。
 今回お申し込みの際に、Lordやこの日記への御意見・御感想もお書き下さいとお願い致しましたところ、皆様から大変貴重な御意見をいただき心から感謝致しております。その中でご要望の多かった事項等に関しましては、今後この日記の中でも紹介させていただきます。
 出来上がった木のボールペンは、同じ規格のペンに同じロゴを入れているのですが、天然のウォールナット材を使用しているため色も木目もロゴの入り具合も様々です。どれも本当に世界に一本です。
 以前雑誌の『オヤジ度』チェックに「貰ったロゴ入りボールペンを使っている」という項目がありました。私が現在最も気に入ってよく使っているボールペンは、豪州の母校の日本研究センターで貰ったロゴ入りのものです。当地の研究者の多くが使っていました。生まれてこのかた使ったボールペンの中で、ダントツ一番書き心地が良く、大枚叩いて買った某有名メーカーのボールペンは出る幕がありません。見栄でなく本当に書くために使うボールペンを選ぶなら、実際たくさん書いている人達の使っている物を試してみるのがいいと思います。ブランド・金額・オヤジ等の思い込みは捨てて。
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ラストスパート

20061109234512
 二週間後の丁度今頃、軽井沢店は今年の営業を総て終了し、『営業中』のサインボードは『今年もありがとうございました』のボードに変わります。昨年の最終日の夜、丁度この位の時間、シャッターを下ろした店内のソファでコーヒーを飲みながら、しばらくボーッとしていたのがつい昨日の事のようですから、一年はあっという間です。
 明日からの二週間は、ノンストップでラストスパートです。不思議なもので毎年最後の二週間には、その年を象徴するような様々な事が起こります。営業終了が近付いて、また来年とご挨拶に来て下さるお客様や、駆け込みで来て下さるお客様が多い事も一因かもしれません。
 また、その年人気のあったお品物や、話題になったお品物が並ぶからかもしれません。今年はどんな二週間になるのか、楽しみにしながらスタッフは明朝また軽井沢へ向かいます。これは正式には明日発表すが、明日の午後ひろべかばん製作のオリジナル革鞄の新作が、店頭に並びます。
 この二週間で全部で14の新作商品が並びますから、なんと一日一個です!次から次ぎに新しいものを生み出すデザイナーさんや、造り出す職人さんたちの感性とパワーには脱帽です。まだ完成品が届いていないものもあり、私たちもワクワクしながら待っています。最後の二週間、どうぞ御一緒にお楽しみ下さい。
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ガラス

20061108134527
☆明日11月9日(木)終日と10(金)の午前中は、お休みさせていだだきます。

 昨日の強風で、Lord軽井沢店が入っているビル3階のバルコニーの窓が割れました。強烈な台風にも耐えてきた窓ですから、昨日の風はそれだけ凄まじかったということでしょう。夕方になると気温は下がり、帰宅時には1度でした。まあるいお月さまがくっきりと、とても明るくきれいでした。気温がその後も下がったであろうことは、朝出勤時に見た氷が物語っています。
 寒さに弱いので気温が氷点下になると、急に無口になり、動きも緩慢になります。何も喋らずほとんど動かない、動物園のコアラ状態です。もちろん彼等のように可愛くはないですが。ガラスの割れた部屋は現在空き部屋だそうで、ガラスの無い部屋で過酷な一晩を過ごす住人が出なかった事は不幸中の幸いでした。いつも暖房の効いた店内からガラス越しに街の様子を眺めているので、ガラス一枚の有り難みは十分承知しています。
 ガラスの箱に入って外に出たいところですが、そういう訳にもいきません。小さい頃、ガラスは私にとって最も不思議な物質でした。コンクリートや石や木は向こうが見えないのに、ガラスはどうして見えるのだろう。磨りガラスは向こうが見えないのに、セロテープを貼るとどうして見えるようになるんだろう。ガラスはどうして簡単に割れるのだろうと。小中高と進むにつれそれらの謎は解決しましたが、ガラスに対する興味は今も尽きません。
 軽井沢は高原の避暑地ということもあり、別荘を見ると木の良さや美しさを活かした建物が多いようです。ログキャビンからマナーハウス風のものまで、住む人の思想・哲学が込められた建物を観るのはとても楽しいです。かつてはその多くが夏の家だったのですが、今は一年中使えるしっかりした建物が増えています。設計の随所に、湿度や厳しい冬に対する配慮がみられます。そんな中でガラスを効果的に使った建物に出会うと嬉しくなります。
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ブロッター

20061107171735
 店内にあるブロッターを見た若いお客様から、「これ何ですか?」と時々尋ねられます。以前は文房具屋さんにもたくさん並んでいましたし、銀行や郵便局のテーブルなどサインする場所には置いてありました。結構必需品で、机の上には必ず一つありました。今も海外のデスクセットを見ると、どれにもついています。昔から変わらぬデザインと原始的な原理がユーモラスで、机上にあると落ち着きます。使う訳ではなくても、見当たらないと探してしまいます。 ペンを使う時に限らず、結構何にでも使います。サイズや重さにもよりますが、ペーパーウエートとしても使っています。写真の大きい方は木製で、学生時代からのものです。街の文房具屋さんに並んでいた真ん中のサイズのもので、とても安かったと記憶しています。吸い取り紙と合わせて何百円かでした。面のフェルト布は一度自分で柔らかめのものに変えましたが、まだ当時と同じように使えます。道具としての性質上、毎日使うのに安価で一生使えるという、とても有り難いものです。
 もう一つ学生時代にフィレンツェの文房具屋さんで購入した、把手が真鍮で本体が木の小さいものを、ペンケースに入れて使っていました。真鍮は錆び古木は黒ずんでいましたが、小さいくせにずっしり重みがありました。こちらも何百円かの安いものでした。外出時にはとても重宝していました。たまたまペンケースからはみ出ていたのを御覧になったお客様が、どうしても譲ってほしいとおっしゃって差し上げてしまい、今は手元にありません。その時ブロッターにも蒐集家かいるということを知り、コレクションの興味深いお話を聞かせていただきました。
 集める趣味はなく使ってナンボの私に、毎日こき使われていたフィレンツェ生まれのブロッターは、今頃柔らかい布に包まれて仲間と一緒にヌクヌク暖かい日々を送っていることでしょう。この時代、何百円で毎日使って一生付き合えるものなんてそうそう無いと思います。この古い木のブロッターは蒐集家の目に留まるようなものではないですから、ずっと一緒だと思います。物に執着はないので、使い捨ても構いませんが、最近は使い捨てのほうが面倒臭いと感じています。
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まとめてお知らせ!

20061106160728
今日は軽井沢店からのお知らせをまとめてお伝えします。以下に関するお問い合わせは軽井沢店へ。

☆メールアドレス変更のお知らせ

 現在Lord本社のサーバーが故障中のため、軽井沢店へのe-mailは新アドレス:m-mawatari@cam.hi-ho.jpへお願い致します。もし既に旧アドレス:info@lord448.co.jpへメールをいただいていて、まだ返事が無いという方がいらっしゃいましたら、お手数をおかけして誠に申し訳ございませんが、再度軽井沢店新アドレス宛お送り下さいませ。

☆休業日のお知らせ

 軽井沢店は11月9日(木)終日と、翌10日(金)の午前中、お休みさせていただきます。

☆本年の営業終了日のお知らせ

 軽井沢店の本年の営業は、11月23日(木)の19時迄でございます。今年もどうも有難うございました。後片付けのため、閉店後約一週間はスタッフがおりますが、11月27日(月)以降の商品のお渡しは、表参道店または発送になりますので御了承下さい。12月1日以降のお問い合わせは、すべて表参道本店へお願い致します。

☆表参道店クリスマスギフトフェアのお知らせ

 今年もキャ゛ラリーLord表参道では、クリスマスギフトフェアを開催致します。期間は12月12日(火)から28日(木)の二週間です。Ekelundや革製品・木製品、チェス・トランプ・タロット・アクセサリーをはじめ、軽井沢店でお馴染みの厳選商品がギャラリーに並びます。

☆Ekelund商品のお取り寄せに関して

 クリスマスシーズンを迎え、今後のEkelund商品のスウェーデンからのお取り寄せに関しましては、以下の通りとなりますのでお受け取り希望時期に合わせてご注文ください。
 ・11月中の受け取りを御希望の場合・・・・・ご注文の受け付けを終了致しました。
 ・12月12日(火)からの表参道本店クリスマスギフト展での受け取り、または12月上旬の発送を御希望の場合・・・・・11月23日(木)午後7時迄に軽井沢店へご注文下さい。
 ・11月24日以降のご注文は、来年1月以降のお渡しとなります。
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優雅に・・・

20061105191948
 お天気に恵まれた三連休最後の日曜日の午後は、陽射しが柔らかく風もなく、のどか過ぎて思わず眠ってしまいそうです。お客様との会話もスローテンポで、ほのぼのと進みます。元来無口で口下手なので、今日位のテンポならお客様との会話にも付いて行けます。Lordではご挨拶以外、基本的にこちらから声をおかけすることはありません。
 常に優雅に受け応え出来るよう心掛けておりますが、お客様からは「体育会系の応対」とご指摘いただいております。この優雅にというのは、とても難しいです。優雅な応対は開店当初、スタッフの立ち話で決まった事です。誠実・明瞭や明るく礼儀正しくなどは当然のことで、当然のことを踏まえた上で優雅に応対しようという趣旨です。
 優雅は広辞苑でみると「やさしくみやびやかなこと。上品で美しいこと。」だそうです。みやびやかを引くと「上品で優美なさま。都風に洗練されたさま。」とのこと。体育会系は広辞苑にありませんが、優雅とほぼ対極の評価であることに間違いなさそうです。あっ!「こんにちは」とお客様が優雅に入って来られました。
 優雅なお客様に体育会系の応対をさせていただいて、一件落着。『優雅』に拘る必要もないのですが、優しい・上品・美しい・洗練等という語意が一堂に会する言葉ですから、放って置けません。京の都にしばらく留学するという手もありますが、優雅が装えるものではないということは、優雅な人を拝見していると分かります。
 その辺は『粋』と同じかもしれません。そういえば粋には野暮という反対語が有りますが、優雅の反対語って何だろう?ご存じの方教えて下さい。まさか体育会系ではありませんよね。
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価値の所在

20061104231938
 欲しい物を探すのが、昔と較べて容易になりました。大概の物ならインターネットの検索で、秒単位でその在処に辿り着く事が可能です。物に限らず必要な情報の所在は、軽い指先の運動で手に入れる事が出来ます。以前は如何に探すかも課題であり、その方法論を手に入れる事が、物や情報を手にする為には不可欠でした。
 欲しいペン・観たい旧作映画・海外の論文・書籍、どれも手に入れるまでそれなりの労力と費用を要しました。憧れのペンを手にし、名作映画の上映館をみつけて鑑賞し、図書館に無い論文に目を通すことなどの歓喜は、手にする迄の艱難辛苦あってのものでした。周囲の尊敬や羨望も、多くの場合その過程に向けられました。
 この手中に収める迄の過程で、探しているものの詳細・価値・背景や関連などを知る事が出来ました。本当の価値や意味・素晴らしさに気付く事もあれば、その逆もあり、探すのを止めたり探すものを変更したり、関連のあるものも探したり、試行錯誤の繰り返しです。価格に労力・費用等が上乗せされますから、見つけたものに対する評価は厳しくなりました。
 欲しいものを手に入れる為に先ず方法論を学ぶという行為は、物探しに限ったことではありません。例えば学問。要領の悪い私は、高校までは学び方を模索し、学部で学び方をみつけ、院でようやく学び始めました。時間がかかります。
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店内のソファでうたた寝

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 11月に入るとLord店内のEkelund商品は、クリスマス向けのものが多くなります。Lordのホームページで写真を御覧いただけるよう、ただ今準備中です。現物はお店でしか御覧いただけませんが、写真でもいいからという方は今しばらくお待ちください。待ちきれないよとおっしゃる方は、スウェーデン本国のホームページwww.ekelundweavers.comを御覧ください。もちろん、こちらで紹介されている全商品、Lordへご注文いただければお取り寄せ致します。
 例年11月になると「今年の営業も終わりだな」という感慨が強くなります。無事終えられる事の安心感・充実感と、お客様や関係者・近隣の皆様への感謝の気持ち、これから約一ヵ月の超過密なスケジュールなどが頭の中で渦巻き、総てが終わり鍵を掛けてLordを後にするまで、怒濤のような日々が続きます。ちょっと以外かもしれませんが、軽井沢店のスタッフが一年で一番忙しくなるのは、この11月初旬の連休が終わる頃からです。
 店内はいつもの通り、暖かくてゆったりとした時間が流れています。モーツァルトと木や革の香りも変わりません。ソファに座ってお話していた年配のお客様が、あまりの心地よさに突然うたた寝を始められ、スタッフがドッキリさせられたのはこの時期です。お客様からもっと大きなソファをたくさん置くようにと、御要望をいただくのも毎年この時期です。軽井沢店の開店当初何年間かは、大きなソファがありましたが、スペースの関係から現在は小さなソファになっております。
 「ここに大きなソファがあって、皆で並んでうたた寝したら気持ちいいだろうね。」とはある老教授のお言葉です。心地良い空間創りが基本コンセプトのLordには、嬉しいお言葉で、それもありかなと思います。ただお品物が・・・。
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ポケット

20061102151828
 毎朝Lordの前の歩道を掃きます。この時期は落葉が多く大変です。落葉は枯れたものから紅いものやまだ緑の残ったものまで、実にカラフルです。掃除をしながら色や形が美しい葉っぱを見つけると、思わず拾ってポケットに入れてしまいます。収集している訳ではないのですが、何故かポケットに入れています。
 子供が小さい頃、いつもポケットが膨らんでいるのが不思議で、中を覗いてみた事があります。石・木切れ・貝殻・葉っぱなど出てくる出てくる、訳の分からない物の数々。遊んでいて見付けた綺麗な物を、どんどん拾ってはポケットに入れていたようです。拾った物は家に帰って分類・保管される事なく、衣類を洗濯する時親に捨てられ、空っぽになったポケットはまたすぐ膨らみます。
 私が拾う葉っぱは一日一枚が精々ですし、木切れや石ころ等は拾いません。時々ポケットからハンカチや財布を出す際に、葉っぱがヒラヒラ落ちることがあります。「何か落ちましたよ!」と教えて下さろうとした方が、出掛かった言葉を呑み込まれるのが可笑しくて、顔を見合わせて笑ってしまった事もありました。
 毎朝自転車で通るお爺ちゃんが「また何かいい物拾ったろ!」と、私の拾い癖に気付いているようです。葉っぱをポケットに入れるのに意味や理由は無く、ポケットの葉っぱはいつかは捨てられます。子供の視線と視点からは、美しいものがたくさん見えるのだと思います。お子さんにはポケットの大きい服を着せてあげて下さい。
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ハローウィーンパーティー

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 例年並びのアメリカ雑貨屋さんでは、盛大にハローウィーンパーティーが催されます。お店のスタッフはもちろん、集まる人たちは皆仮装をして路上でのバーベキューを楽しみます。アメリカ雑貨屋さんなので大騒ぎはアメリカ式で、大きなカボチャをくりぬいて中にロウソクを灯したJack-o'-lanternが飾られます。
 写真のバットマンは店長さんです。普段からはユーモラスで楽しい方ですが、バットマンの扮装をして何かを喋ると、すべて正しく正義のように聞こえてしまうから不思議です。鍋の白菜をちぎったり、自転車に乗って煙草を買いに行くバットマンの姿は笑いを誘います。
 ハローウィーンの夜は都内でもコンビニに出入りする悪魔や、街路を歩く死神に出会ったりします。この国ではクリスマスほど誰もが楽しむ(祝う)訳ではないので、仮装や仮面に思わず仰け反っておられる通行人の方も多いようです。人の少ない軽井沢でも、その辺の事情は変わりません。
 仮装やコスプレがお好きな方、ぜひ来年はLord代表としてハローウィーンパーティーに出てみませんか?例年パーティー時の気温は5度位で、あまり薄着のキャラはNGですが、特に指定等はありません。真っ暗な軽井沢の街で、眩しい位の照明を点けてやりますので、道行く人や車からの注目度は抜群です。現在Lordでは来年のハローウィーンパーティーに向けて、広くコスプレ要員を募集中です。
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