Lordの日記

遊び学ぶ居心地の良い空間創りがLordのテーマです

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ブロッター

20061107171735
 店内にあるブロッターを見た若いお客様から、「これ何ですか?」と時々尋ねられます。以前は文房具屋さんにもたくさん並んでいましたし、銀行や郵便局のテーブルなどサインする場所には置いてありました。結構必需品で、机の上には必ず一つありました。今も海外のデスクセットを見ると、どれにもついています。昔から変わらぬデザインと原始的な原理がユーモラスで、机上にあると落ち着きます。使う訳ではなくても、見当たらないと探してしまいます。 ペンを使う時に限らず、結構何にでも使います。サイズや重さにもよりますが、ペーパーウエートとしても使っています。写真の大きい方は木製で、学生時代からのものです。街の文房具屋さんに並んでいた真ん中のサイズのもので、とても安かったと記憶しています。吸い取り紙と合わせて何百円かでした。面のフェルト布は一度自分で柔らかめのものに変えましたが、まだ当時と同じように使えます。道具としての性質上、毎日使うのに安価で一生使えるという、とても有り難いものです。
 もう一つ学生時代にフィレンツェの文房具屋さんで購入した、把手が真鍮で本体が木の小さいものを、ペンケースに入れて使っていました。真鍮は錆び古木は黒ずんでいましたが、小さいくせにずっしり重みがありました。こちらも何百円かの安いものでした。外出時にはとても重宝していました。たまたまペンケースからはみ出ていたのを御覧になったお客様が、どうしても譲ってほしいとおっしゃって差し上げてしまい、今は手元にありません。その時ブロッターにも蒐集家かいるということを知り、コレクションの興味深いお話を聞かせていただきました。
 集める趣味はなく使ってナンボの私に、毎日こき使われていたフィレンツェ生まれのブロッターは、今頃柔らかい布に包まれて仲間と一緒にヌクヌク暖かい日々を送っていることでしょう。この時代、何百円で毎日使って一生付き合えるものなんてそうそう無いと思います。この古い木のブロッターは蒐集家の目に留まるようなものではないですから、ずっと一緒だと思います。物に執着はないので、使い捨ても構いませんが、最近は使い捨てのほうが面倒臭いと感じています。
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