Lordの日記

遊び学ぶ居心地の良い空間創りがLordのテーマです

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ゆったり

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 一週間前の暑さが遥か遠い日の事のように思える、ちょっと肌寒い8月最後の日です。避暑地としての軽井沢は、その役目の大半を終えました。よく晩夏の避暑地は寂しさの代名詞のように言われますが、私は落ち着いた雰囲気がとても好きです。人がいても喧騒はなく、レストランも満席ではあっても時間がゆったり流れている気がします。
 同じレストランに同じスタッフがいて同じ数の席が埋まっているのに、時間の流れや空間の密度をよりゆったり感じる事が出来るのが、この時期の不思議です。お店のスタッフや食事をするお客様の心の状態や、秋の空気が作りり上げる雰囲気かもしれません。私だけがそう感じているのかと思い、周囲の友人達に確認してみると、その感じ方に差異はあれ皆同様の感覚を持っているようです。
 私なりの分析結果の詳細は、また別の機会に書きます。とりあえずその晩夏(初秋)特有の落ち着いた雰囲気の中では、食事や会話がとても充実します。密度の濃いとても充実した時間が過ごせます。予約を入れ、たっぷり時間をかけて楽しむディナーは、食材の旬の問題等を別にすると、軽井沢ではこの時期が一番楽しめて好きです。
 仕事で滞在している以上、こちらのレストランでたっぷり時間をかけてディナーを楽しめる日など、一年にほんの数えるほどしかありません。一人で自炊して寂しく食べるにしても、ちょっとひと手間かけてゆっくり食べようかなと思えるのも、この時期だけです。レストランのような空間や料理・会話はなくとも、ゆったり流れる時間は変りません。
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ホームズとアリス

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 Lordで人気のチェス駒はと言われれば、毎年『シャーロック・ホームズ』と『アリス』です。ドイルの『緋色の研究』が1887年発表で、キャロルの『不思議の国のアリス』が1865年発表ですから、ホームズもアリスも19世紀に誕生したキャラクターです。1世紀以上の間、世界中の人々から愛され続けているというのは、改めて言うまでもなく凄い事です。
 ホームズやアリスの駒を見て、子供からお年寄りまで、「これは誰?」と言う事はありません。原作を読んだ事の無い人でも、ホームズとアリスは知っています。チェス駒はどちらも原作を忠実に再現していますので、お話しを知っている人には楽しい発見がたくさんあるだろうと思います。チェス駒だけでなくカードや衣類などその他の商品でも、ホームズとアリスは人気者です。
 ご存知のようにホームズもアリスも英国生まれです。アリスの作者キャロル(Charles Lutwidge Dodgson)がオックスフォード大学の数学講師をしていた事は有名ですが、先日読んだ英国の本ではそちらが本職であることが殊更強調されていました。アリスの姉妹編以外にも『スナーク狩り』や『シルビーとブルーノ』など、想像力を刺激してくれる著作はたくさんあります。
 キャロルの作品と言えばどれもノンセンスと言葉遊びが特徴で、読むこと自体がとても楽しいという印象があります。たくみに用いられる論理ゲームは、乏しい私の想像力を宇宙の彼方まで拡げてくれます。以前オックスフォードでキャロルが撮影したという、少女の肖像写真を観せてもらった事があります。現在の写真技術がまだ創成期だったころの写真で撮影も難しかったでしょうが、一枚一枚がとても印象的でした。
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実りの秋

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 Lordの周辺は、朝からずっと霧が流れています。霧の細かい粒が肌に触れる感触が、とても心地好く感じます。何日か前まで強い陽射しに焼かれていた皮膚が、潤いを取り戻していく様を実感します。高原の保養地では、夏の渇きと火照りをクールダウンする時期を、一足早く迎えています。
 何かと落ち着かない夏が終わると、じっくり腰をすえて物事に打ち込める秋です。これはずぼらな私特有の現象でしょうが、夏の課題は火急を要するもの以外、その多くを秋に回してしまいます。秋になると課題山積で頭を抱える事になるのですが、不思議とこれがなんとか片付きます。
 そんな事を何年か繰り返しているうちに味をしめ、「これは秋!」「これも秋!」「全部秋!!」と秋の宿題は膨らむばかりです。もし秋が来なければ(そんな事はありえないのですが)どうなるのかと考えるだけで、気を失いそうになります。最近では初夏の頃、早くも「これは秋!」と言い出しています。
 春に種を撒き、夏に丹精を尽くして育て、秋に収穫するので収穫の秋・実りの秋となるのですが、私の場合、秋に一気に種撒きから収穫までを済ませるので、実りや収穫も大した事無いようです。何はともあれ、今年も秋があって良かったと安堵しながら、宿題の山の高さに驚愕しています。
 軽井沢で早めに秋を迎え東京で晩秋を過ごす現在のパターンは、秋が長くなるので大変助かっています。ただそろそろ、もっと冬の到来の遅い地方への移住を考えねば宿題の山の高さに対応出来なくなるのではと、一抹の不安を抱える今日この頃です。
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長閑な早回し

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 軽井沢店の営業は4月中旬から11月下旬の約7ヶ月間ですので、あと残すところ3ヶ月弱です。毎年9月に入ってから、閉店日までは本当に短く感じます。後半の3ヶ月弱を、それまでの1ヶ月位に感じています。一日単位で移り行く自然の変化もその一因でしょうし、秋のLordで日々発生する様々な出来事がそう感じさせるのかもしれません。
 自然の変化やLordでの出来事は、早回しを観ているかのように目まぐるしく繰り返され、閉店して後片付けが終わる最後の日まで止まる事はありません。それ故毎年、日々一瞬一瞬を大切にと心掛けますが、実際は急な勾配を転げ落ちて終わっているような印象です。昨年9月の初旬にも書きましたが、多くのお客様が「秋の夕方のLordが一番好き」とおっしゃる"秋の夕方"はすぐそこです。
 空が真っ青で空気が澄み、どこからとなく漂う草が燃えるような匂いと、柔らかい陽射しに優しく包まれる秋の軽井沢が大好きです。車や人も疎らで、鳥や動物達の声がはっきりと聴き取れます。長閑を実感できる高原の秋がそこのあります。許されるものならば、エントランスのベンチに寝転んで一日中本を読んでいたい、一日1回そんな衝動に駆られますが、もちろん許されません。
 『早回し』と『長閑』。クレッチマーなら私を分裂気質に分類しそうです。私にとってこれからの3ヶ月弱は、まさに長閑で早回しのような毎日です。ずっと昔、チャップリンの映画を観ていて、同じ様な感覚を覚えた記憶があります。一つ一つのカットはとても長閑なのですが、それらが繋がるとあたかも早回しのような印象・・・。あっという間にエンディングを迎えますが、長閑な残像は目に焼き付いています。
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地球征服

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 遠くそれも思いっきり遠くを見るのが大好きで、小学校に上がる前からよく目の前の開けた高い場所で遊んでいました。小中学生の頃は、視力が両眼とも2.0でした。当時は2.0までの測定しかしませんでしたが、もしかしたら軽く3以上はあったかもしれません。その後近くを見る時間が長くなり、近視への道を歩みます。
 近視になって眼鏡やコンタクトレンズを使用しても、遠くを見るのが好きな事に変りはありませんので、矯正視力は2.0近くにしています。別に何かを見ようと遠方を見ている訳ではなく、ただボーっと眺めています。遠くに視線を置く様は、傍から見ると哲学的あるいは地球征服を目論んでいるように見えるかもしれませんが、実際は「お昼は何を食べようかな」くらいのことしか考えていません。
 軽井沢に出張しているとたくさん遠くが見れそうですが、毎日至近距離だけを見て終わっています。私の生活圏と外に出ることの可能な時間のせいもありますが、たまにチャンスがあっても雨や霧の日が多く、遠くを見ることは本当に稀です。夜、部屋の窓から眺める空が数少ない楽しみの一つですが、高原の夜空は雲が多く星を見る事の出来る日数は驚くほど少ないことに気付きました。
 遠くを見たいという強い欲求は、思考をどんどん彼方へと誘います。視線は身の回りの物や人を飛び越し、地球を飛び出し宇宙の彼方へ向かいます。北極やロッキー山脈の写真が妙に近く感じられ、はるか何億光年も彼方の写真を観て夜な夜な思考しています。地球がとても身近で小さく感じます。地球征服を目論むのは遠くを見ている時ではなく、至近距離だけを見ている時のようです。
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空気

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 集中力やリラックスに有効な色・音・香りに関するご質問を、このところ毎日いただきます。Lordが『学び・遊ぶ居心地の好い空間創り』をテーマにしているので、1年を通してお問い合わせはありますが、こんなに連日それも1日に何件もというのは記憶にありません。今夏の厳しい暑さが原因かなと考えたりもしますが、質問の主に尋ねてもその理由は定かではありません。なぜ今かは新たな疑問です。
 問いに対する答えはもちろんケースバイケースですが、笑いながら「質問する相手を間違えた」と言われれることも多いので、あまり参考になっていないのかもしれません。多くの場合質問者の期待は「集中できる色・音・香り」「リラックスできる色・音・香り」に対する、Lordの見解にあります。そういった事に触れた書籍・論文・セミナー等も数多あり、質問者の多くがかなりの専門知識をもっておられます。
 私は「集中とリラックスは常に同時に得られるものである」と考えています。集中すればするほど、リラックスの度合いも高くなります。リラックスすればするほど、集中の度合いも高まります。集中が先かリラックスが先かを考えてみた事もありますが、特に規則性はありません。そしてこの集中・リラックスと、特定の色・音・香りに相関関係は見出せません。私が特異体質なのか、結論から言えば何でもありです。
 居心地の好い大好きな空間はいくつもあり、この居心地の良い空間では最高の集中とリラックスを得る事が出来ます。それらの空間に共通した色・音・香りはなく、それぞれの空間が持つ色・音・香りの重なった『空気』があります。私の場合、色・音・香りの鑑賞を目的とする場合以外は、集中・リラックス状態でそれらは消滅します。集中・リラックスが途切れたとき、色・音・香りに気付きます(8月17日の日記の冒頭が、丁度その状態です)。消滅していても、それらが集中・リラックスと無関係という訳ではありません。ぜひ居心地が好いと思われる空間の、『空気』を分析してみてください。
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元気

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 早いもので8月も残りあと1週間となり、宿題の終わっていない学生の皆さんはそろそろ焦り出した頃でしょうか。いやいやまだ1週間もある、スパートは最後の3日位で・・・等とまだお尻に火が点いていない人の方が多い事でしょう。私もそうでした。2学期の初日は、いつも徹夜明けでした。
 寸暇を惜しみこれでもかと遊んでいた学生時代のパワーは、今はもうありません。身分は学生ですので一応最低限の勉学をして部活もし、あとの時間を目一杯遊んでいたあの頃の自分が、別人か夢を見ていたような気がすることがあります。
 後先を省みず体力の続く限り遊び学んでいた頃が懐かしくもありますが、思い出すだけでどっと疲れも出ます。後先を省みず体力の続く限り『遊び』『学ぶ』姿勢は今もそんなに変っていないようですが、その質は変容しています。Lordの「『遊び』『学ぶ』心地好い空間創り」というコンセプトなど、それを象徴しているといえます。
 あの頃の『遊び』や『学ぶ』は、常に瞬間瞬間の爆発であったといえます。空間や時間に対する要求は希薄で、まだ潜在的なものでした。楽しむというより、何かを追いかけるような毎日でした。『遊び』『学ぶ』に上質な時間や心地好い空間を意識する現在は、『遊び』『学ぶ』を心から楽しんでいます。

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夏休みのチェス

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 ハリーポッターなどの影響もあるのか、チェスに興味を持つ子供達の数が増えているような気がします。この夏休み「チェスってどんなゲームですか?」「難しいですか?」「本で覚えられますか?」といった質問を、毎日たくさんいただきます。
 時間の関係などもあり、ゆっくりご説明出来なかった方は御免なさい。毎年時間の許す限り、何人かのお子様には夏休みの間にルールをお教えしています。今年も下は小学2年生から、上は中学3年生までの皆様が覚えて帰りました。
 弱い私がお教え出来るのは、本当に初心者の入門部分だけです。集中力と吸収力に溢れる若い皆様は、あっという間に覚えてゲームを楽しんでいます。来年はちゃんと場所・時間・指導者を整え、もっと多くの皆様にチェスを楽しんでいただけるよう準備致します。
 皆さんとお話ししていていつも残念に思うのは、お家に帰ると対戦できる相手がいないということです。ここはひとつお父様やお母様にも覚えていただいて、ぜひご家族でお楽しみいただければと思います。ご希望の方にはご自宅近くのチェスサークル等をご紹介致します。お気軽にご連絡下さい。
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再会

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 お客様から御買上げいただいた物の感想を聞かせていただくことは、私達Lordのスタッフにとって、とても楽しみなことです。さらに、ほどよく使い込まれた商品との再会は、懐かしさと嬉しさが入り混じった旧知の友と会った時のような感覚で、胸が一杯になります。
 商品がLordに届くと、先ず検品をします。商品に異常が無いか、隅から隅まで細かくチェックをします。Lordの商品の多くは天然素材あるいは手造りなので、一つ一つが違います。細かく検品をしていると、同じ商品でも木目や細部の造りの違いなどで、全く違う物であるという気持ちになります。
 木製品などは、お客様に在庫の中から木目を見て選んでいただきます。「どうぞお選び下さい」と在庫を出してくると、「かえって迷っちゃうよ」とか「どれも同じでしょ」とおっしゃるお客様もおられますが、スタッフにとっては一つ一つが全然違うので、見て選んでいただこうと一生懸命です。
 「あの時の革鞄、やっぱりこのデザインにして良かった」「散々迷ったショルダーバッグ、いい色になって来た」「財布いい味出てきました」と、再会する革製品はどれも使う人ごとの味が出ていて、Lordに並んでいた時以上に個性的です。木製品・革製品に限らず、スタッフはそのほとんどを覚えています。
 Aさんのセーター、Bさんのでかでかリュック、Cさんのペンケース、Dさんの万年筆、Eさんのチェスセット、Fさんのジャケット、Gさんのネックレス・・・。どれも世界にひとつの、じっくり選んでいただいたものです。それらが使う方の個性で輝きを増し、素材と製法が持つそのもの本来の魅力を存分に発揮している姿を見る度に、検品で初めてその商品と対面した時の事を思い出しています。
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田代 光 さしえの世界 

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 ギャラリーLord表参道で8月11日から19日まで開催された『田代光さしえの世界展』は、大変多くの方にご来場いただきとても好評だったそうです。普段なら私もちょっと軽井沢店を抜け出して観に行くところですが、さすがにこの時期だけはそういう訳にいきませんでした。とても残念です。
 ガッカリしている私の為に(本当は軽井沢にいて、ご覧になれなかった方の為にですが)、表参道で展示された作品のうち20点が軽井沢店に届きました。軽井沢店はスペースに限りがあるため数点ずつのご紹介となりますが、昨日から店内に展示されています。ちょっと雰囲気が変りました。
 今回は『小説の中の小説家シリーズ展』ということで、故田代光氏の描かれた文豪達が軽井沢店の店内に並んでいます。作品は少しずつ入れ替えて参りますが、壁に掛かっている作品以外のものをご覧になりたい方は、お気軽にスタッフのお申し付け下さい。総てご覧いただけます。
 表参道で展示された全作品のカタログもございますので、合わせてお楽しみ下さい。総ての作品(版画)はお買い求めいただくこともできますので、詳細は店内にてご確認下さい。本日店内に並んでいる文豪は、川端康成・芥川龍之介・志賀直哉・江戸川乱歩・吉行淳之介・有島武郎の6名です。
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お昼寝

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 保養地軽井沢の楽しみ方は人の数だけあると、お客様とお話ししていて感じます。最近は新幹線で来てアウトレットでお買い物をして、そのままとんぼ返りという方も多いようです。それはそれでよいのですが、とくに保養地や軽井沢という場所に意味は無さそうです。
 本日ご来店下さったお客様から、「お昼寝するのに気持ちのいい場所教えて下さい」とご質問をいただきました。「お昼寝ですか・・・」と考え込んでいたら「ブログにいつも軽井沢ではお散歩とお昼寝が最高だと書いてるじゃないですか」の一言。「書いてはいるのですが・・・」
 実は私は休日は東京へ帰り軽井沢で過ごす事が無いため、お散歩は仕事前に出来ますが、お昼寝は出来ません。たまに店内でしているのは居眠りで、お昼寝ではありません。従ってお散歩コースはお教え出来ますが、お昼寝スポットは逆に教えていただきたいくらいです。
 たまに店内のソファで眠ってしまわれる方もいらっしゃいますが、これも転寝か居眠りで、お昼寝ではないと思います。確かに自分がしていない事を人に勧めるのは無責任ですが、私が休日を保養地で過ごす場合、読書・お昼寝・お散歩が何よりの楽しみであることは確かです。特に軽井沢のような高原の保養地でのお昼寝は、何ものにも代え難いと思っています。
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机上の山

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 机の上には未処理の書類が、山のように積み上がっています。積み上げるのが趣味なんじゃないかと思われるくらい、私の使う机の上はどれも書類や本の山が出来上がっています。浅間山のように噴火はしませんが、雪崩は発生しますので注意が必要です。毎日必ず処理はしていますが、積み上がるペースに処理が追い付いていませんので、標高は日々高くなります。
 散らかった机の上や机の周りを見ていると、見事にその時の自分の頭の中がそこにあります。開かれた本やノートと積まれた印刷物から、散乱する筆記具・丸めて足下にころがるメモ用紙まですべてが私の現在の、脳みその状態を再現しています。本・ノート・カード・メモ類の開かれたページには意味があり、その重なり方や傾き方も同様です。
 小学生の頃、担任の先生から「机の上や部屋が散らかっている人は、お勉強が出来ない」と『整理整頓主義』を叩き込まれ、毎日学校での時間の多くを清掃や整理整頓に費やした時期がありました。たとえ論理性や整合性を欠いていても、子供の頃に受けたこうした教えは頭に焼き付いています。大学・社会人と成長するにつれ多くの秀才と出会い、教えの無意味さを知り転向しました。
 学生時代に恩師の研究室に散乱する書物や論文の束を見て、次はどんな論文が読めるのかなと先生の頭の中を想像しワクワクしました。社会人になって尊敬する米国人ジャーナリストの足の踏み場も無い書斎で、彼はいま何処を見ているのだろうと、必死に散乱する資料を盗み見しました。それらの方の山と私の山は、仕事・能力に余りにもレベル差があるので同列に語ることは不可能です。ただどちらの山も、頭の中の現れであるということだけは間違いなさそうです。
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『カツ丼』の謎

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 ガムを噛んでいてなかなか味が無くならないので不思議に思い、容器を見てみると「おいしさ長続き」と書いてあります。どうすればそんなこと出来るんだとしばらく考えましたが、私の乏しい知識では合理的な理由がみつかりません。開発者やそのあたりの事に詳しい方からすれば、簡単な事なのでしょうが、気になります。
 こういった無知ゆえの疑問には毎日悩まされ、一日はあっという間に終わってしまいます。他にもっと考えなければならないことや悩むべき事がある筈だとよく言われますが、脳は目の前の些細な不思議の処理で目一杯のようです。本人はそれで一生終わっても本望ですが、現代の消費社会はそういった構造には出来上がっていないようです。
 警察の取調室での聴取や国税局の査察の最中に、被疑者が「どうしてこういう時は『カツ丼』を注文するんだろう?」ということで頭が一杯な状態は不味いという事でしょう。無罪の立証や罪を軽減する為に脳を働かせるべきで、『カツ丼』は優先課題ではない(そこで考えるべき事ではない)という事です。こういった理解は出来るのですが、いざその場になると頭の中は『カツ丼』の事で一杯です。
 一般的に真摯に『カツ丼』の謎に挑戦すると、「ふざけるな!」「話しをはぐらかすな!」と怒られたり、のらりくらり戦術と取られたりするようです。Lordのスタッフは、『カツ丼』で頭が一杯になる人たちばかりです。「私も『カツ丼』で頭一杯!」という方は、Lord店内で思い切り楽しんでいただけるかと思います。もちろんLordで『カツ丼』は出ませんが、『カツ丼』の謎、ご存知の方がいらしたら是非教えてください!
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屋外の小さな音楽会

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 昨夜以来の、突然の秋の気配は「高原の短い夏もそろそろ終わりかな」と実感させてくれます。店内から外を眺めていると、左から右へとレースのカーテンが揺れるように霧が流れています。昨日までの火照った身体をクールダウンするかのような密度の濃い霧は、とても冷たく心地好く感じられます。街の色と歩く人の服装は一晩で変り、高原の避暑地の面目躍如といったところでしょうか。
 夏も終盤を迎えたこの時期の軽井沢では、街のあちらこちらで小さな音楽会が催されています。終日をLordで過ごす私は、お客様からそのお話しを伺うだけで足を運ぶことは出来ません。軽井沢の環境を考えると、欧州などのように街頭での気軽なミニコンサートなどがもっとあってもいいと思います。何日か前にも書きましたが、リゾートを自負しこれだけ多くの人が来て下さるにかかわらず、通りはあまりに退屈だと感じています。
 「軽井沢では楽しみは人に求めず自然に求めよ」という言葉は、まったくその通りだと考えています。時代は変り、街の様子やそこで過ごす人達の求めるものも変化してきています。木々に囲まれた戸外で気軽に楽しめる音楽や、通りでちょっと腰を下ろしボォーとする場所が、前の言葉に反するとは思えません。もちろんこの考えに否定的な立場の方が多い事も、よく存じ上げています。
 秋になると少し時間に余裕が出来るので、仕事の後ときどき小さなコンサートに足を運びます。毎回とても充実した時を過ごし、この場所に居れる事に感謝します。自然の中で気取らず気軽に楽しめる小さな音楽会は、軽井沢の素晴らしい文化であると考えています。軽井沢に来られた一人でも多くの方に、この素敵な文化に触れて頂ければと思います。
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香りの再構成

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 疲れて休息の為にソファ等に深く腰を下ろした時、それまで意識しなかった空間を埋める音や香りに気付くことがあります。自分では周りの音や香りには敏感であると思って来ましたが、「案外たいしたこと無いな」というのが最近の印象です。そういったこともあり、現在Lord店内の音と香りを再構成しています。最近店内の音や香りが変ったあるいは不安定だと感じている方は、その通りです。
 このところ連日、店内の香りに関するご質問をいただきます。その多くが、同じ香りをオフィスやお気に入りの空間で使いたいというものです。使っているオイルや、そのブレンドを教えて欲しいというお問い合わせに対しお教えしますが、使ってみたけど同じにならないという場合がほとんどのようです。あまりに違うから、「今使っているその使いかけのボトルを売って」というお客様もいらっしゃいました。
 この日記にも何回か書きましたが、店内の香りは基本的には商品の香りの混ざったものです。木・革・紙・布・金属等の香りが、軽井沢の空気の中で幾重にも重なったものです。商品の構成や並べる位置・天候等により日々香りのバランスは変わりますので、その調整にアロマオイルを使います。そのため使うオイルも何種類かあり、一日の内でも何種類かを使い分けたりしています。
 意外に思われるかもしれませんが、店内の香りのバランスが取れている日は、まったくオイルを使っていません。上質な素材の香りがぶつかって醸し出す空間の香りは、とても自然で上質です。もちろんオイルも自然で上質なものを使います。疲れていても香りに対する感覚は鈍りませんが、鼻がつまっている時だけはどうしようもありません。「お腹こわしても鼻風邪ひくな!」がスタッフの合言葉です。
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猛暑

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 本日は多治見市や熊谷市で観測史上最高の40.9℃を記録し、日本中が猛暑のようです。軽井沢も日本ですから、避暑地といえども同じように猛暑です。Lordのエアコンは店内を一定温度に保つ為、終日フル稼働です。人の出入りや差し込む日光で店内の気温は絶えず上昇しますが、エアコンが何とか押さえ込んでいるという感じです。
 せっかく高原の避暑地へ来たのだから、エアコンの無い空間で過ごしたいとお考えの方も多い事かと思います。昔ならいざ知らず、一年中都市でエアコンの存在前提の快適な生活を送る現代人は、気温が数度低い位ではその有難みを感じないかもしれません。しかし気温が体温近くになると、やはりこの数度は大きいと感じます。
 Lord軽井沢店の営業は、例年4月中旬から11月下旬です。スタッフはこの期間を軽井沢で生活する訳ですが、皆毎年印象に残るのは涼しさを通り越して寒さのようです。通常感じる暑さ・寒さ・涼しさ等は至って相対的なものですが、40.9℃となると生命への影響すら感じます。外を歩く方の多くがペットボトルを持っておられますが、水分の補給は欠かせません。
 今夜は近くでお祭があるようですが、涼しくなってからのお散歩は快適だろうと思います。夏の短い軽井沢では、貴重な夏の想い出の一つです。子供の頃、お祭自体はあまり好きではありませんでしたが、夜店に並ぶ怪しげな玩具が好きで、夜店の前を往ったり来たりしていました。当時はまだ、ブラブラ歩くだけの夕涼みのよさが分かっていませんでした。
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記念撮影

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 一年に一回しかお会い出来ないお客様が、「いつも日記を読んでるから、毎日ここに来てる気がするよ」とおっしゃいました。昨日今日と「今年は8月も続いてますね」「日記楽しみにしています」「新商品の紹介をしてください」「衣類の紹介を増やして欲しい」「紹介されていない商品が多い」等、この日記に関する御感想・御希望・激励(?)をたくさんいただきました。
 とても嬉しく感謝と感激の連続です。どうもありがとうございます。多くの方が読んで下さっているということと、皆様からのご指摘が具体的なことに驚いております。喜びと同時に、大変なプレッシャーも感じています。毎日書き続けることだけでなく、当然の事ではありますが内容の充実も図らねばと反省も致しております。
 いくつか楽しく貴重なご提案や企画もいただきましたので、これから順次この場で実現させていただきます。ご期待下さい。先程、大学生のお客様から「あのブログはどこで書いてるのですか?」とご質問をいただき、レジカウンターのこの場所をお教えしました。「座ってみたい!」とのことで、実際PCの前に座っていただきました。まず最初の感想は、「散かってますね」でした・・・。
 その後「店内が見渡せる」→「こちら側から見ると、いつも見ているLordとは違う」→「別の世界だ!」と感想は変遷しました。最後に「ブログの意味が解った!」と、私には全然解らない結論に到達しました。その後お友達と一緒に、普段は私の立っている場所に立って記念撮影されました。私は普段お客様が立たれる位置に立ち、デジカメのシャッターを押す撮影係でした・・・。
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店内の動物たち

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 朝9時に軽井沢本通りの温度計が、27℃の表示でした。現在は軽く30℃を超えていると思います。軽井沢店前の通りは渋滞していますが、どの車もエアコンを使用しています。高原の爽やかな風を感じながらドライブを楽しみたいという方には残念でしょうが、今日はエアコンが有難いと思います。ただ軽井沢ではこの時期でも最低気温が10度台まで下がりますので、朝夕はホッとします。
 Lordの店内には、動物をモチーフにした商品が数多くあります。軽井沢には犬の為のお店がたくさんあり、犬や猫を扱った商品は様々手に入ります。ではLordには犬・猫以外のどんな動物がいるのか、さっきちょっと探してみました。「この忙しい時期に!?」というご指摘を覚悟で、発表致します。これは本日の午前中現在の記録ですので、ご了承下さい。
 先ず入ってすぐ右にブラスの跳ね『馬』、左に木の玩具で『象』『ワニ』『オットセイ』『キリン』『バッタ』『カマキリ』『カブト虫』『クワガタ虫』『ステゴザウルス』『ブロントザウルス』、その上に木のパズルで『猿』『リス』『鳥』『ウサギ』etc.反対側に目を移すとチェス・トランプ・タロットに『狐』『狸』『蝶々』『熊』『魚』『山羊』etc.また反対側に目を移して木の紙芝居に『蟻』『キリギリス』『亀』『蟹』『ロバ』、ちょっと奥を見るとEkelundの『羊』『蛙』『牛』『豚』『ヒヨコ』『ヤモリ』…。
 テーブルクロスの柄やアクセサリーのデザイン、置物・ドアメロディ・筆記具・ノート・クッション・額類と、全部書き出していけばこの日記4日分は、頁を埋める事が出来そうです。時々お客様から「馬をモチーフにした何かありますか?」「豚をテーマにしたものありますか?」等とお問い合わせをいただきますが、ほとんどの場合皆無ということはありません。結局約70品目、50種類以上の動物が店内にいました。(ムーミン等の妖精たちはカウントしていません)
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空間移動

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 喧騒の表通りからLordの店内に入ると、少々中に人がいたとしてもその静寂とゆっくり流れる時間にほっとします。Lordは活気が売りのお店ではないので、外の人の流れや人の数で店内が活気付いたり、スタッフの活きが良くなるということはありません。この時期の目に見える変化といえば、スタッフの数が増え営業時間が長くなることくらいです。
 あまりの静寂は営業上は大変不味いのですが、賑やかな本通りの中に一箇所くらいこういう場所があってもいいねと、スタッフ同士で慰め合っています。私は喧騒から静寂へ、静寂から喧騒へ、この動から静へ、静から動への移動が好きです。知覚出来るはずの無いその境界を通過するほんの一瞬、静でも動でもない一瞬いつも不思議な感覚にとらわれます。
 記憶は定かではありませんが、遠い昔まだ幼稚園児だった頃から、この感覚を楽しんでいたのは確かです。二つの空間を往ったり来たりして遊んでいました。今もこの時期になると、頻繁にLordの中と外を往ったり来たりします。出てニンマリ、入ってニンマリしている姿は、皆様にはさぞ気持ち悪く映っている事と思います。今日はその不思議な感覚が、特に強く感じられる一日でした。
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ささやかな楽しみ

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 映画が大好きですが、軽井沢にいる時は映画館に行けません。こちらではスタッフに映画のDVDを借りて来てもらい、毎日深夜に楽しんでいます。軽井沢らしくない過ごし方とご指摘をいただきますが、自由になる時間が夜中しかないので、深夜の映画鑑賞と読書が現在のささやかな楽しみです。
 限られた時間の中で少しでも多くの素晴らしい映画や本と出合いたいという気持ちは、選んだり実際に接する時の集中を高めます。この集中は心地好く、睡眠時間は短くなりますが日々の気分転換や生活のアクセントという意味では、大変有効なようです。
 軽井沢店の店内には直接映画をテーマしたものから、映画の中で小道具として使われたものまで、映画絡みの商品がいくつかあります。映画コーナーを設けて並べてある訳ではないので、店内のあちらこちらに散らばっていますが、お好きな方は探してみて下さい。
 子供と同じで、映画を見た後は興奮していてしばらく眠れない事もあります。シャワーを浴びたり音楽や読書でクールダウンしますが、そこでまた睡眠時間が削られます。かくして軽井沢では睡眠不足が続きますが、明け方まで映画を観て本を読んだ日の仕事は絶好調です。
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どうしてここに?

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 Lordはマニアックなお店ではありませんが、一般的に『限定生産品』『稀少品』『一点物』『絶版品』等と呼ばれる商品がたくさんあります。Lordで作ったオリジナル商品はもちろん、Lordでしか手に入らない商品もあります。天然木で手造りの物のように天然素材で手造りの物も多く、これらは同じ名前の商品でもひとつひとつが違います。
 Lord自体が『限定』『稀少』『一点』『絶版』(?)ですから、ご来店いただくことにも結構価値があるかもしれません。それはさて置き、様々な複製が氾濫する現代において、その存在形態はある意味特異と言えます。テーマパーク化した都市郊外の駅前やショッピングセンターでは、存在する事自体が難しく、需要も無いであろうと思われます。
 日常から離れ解放感に溢れた状態で、目的を持たずにご来店いただくLordは理屈抜きに楽しいと思います。日常の中もしくはその延長で立ち寄ったLordは、少し難解で余り楽しく無いかもしれません。これは軽井沢という場所に起因する現象ではなく、Lordのコンセプトによるものです。この時期毎日のようにお客様から、「どうして軽井沢にあるの?」と訊かれます。その答えの一つがこれです。
 店頭では「ここが楽しいので」とお答えしています。お客様に「どうしてここにあるの?」と考えさせてしまうという事は、まだ私達がやり足りていないということです。スタッフ一同さらにパワー全開で、皆様に「なぜ?」と考える暇も無くお楽しみいただけるよう、真夏のリゾートを盛上げて参ります。お散歩のついでに立ち寄られたLordで、不思議な時間をお楽しみ下さい。
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オープンエア

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 今日のように暑くて陽射しの強い日の午後は、木陰でお昼寝が一番です。空気が美味しい軽井沢では、戸外での食事やお茶・読書・お昼寝がとても心地好く、何でも外へ持って出てしまいます。写真はEkelundのクッションです。軽井沢でのお昼寝にはこの柔らかさとナチュラルな感じがいいと、お客様方から『昼寝の友№1』と呼ばれている人気者です。
 海外のリゾートと比較すると、屋外のカフェやレストランはもっとあってもいいと思います。営業許可の問題などもあり簡単にはいかないのでしょうが、東京などと比べても軽井沢には屋外のカフェ等が少ないと思います。お客様からは頻繁に「屋外のカフェを教えて」と言われますが、近くでお教え出来る場所は限られています。
 ちょっとしたお店の前や通りにカフェテーブルが並び、誰もが気軽に座りお茶を楽しみながら何もしない時間を過ごすといった海外では当たり前のリゾートの光景が、軽井沢には少ないと思います。道端のテーブルや椅子に対する規制や雨の多いお天気、休暇やリゾート・カフェ等の文化の違いはありますが、もっと屋外を楽しんでもいいと思います。
 今日から女子のゴルフトーナメントも始まり、お盆休みと重なって朝から軽井沢の人の数も急激に増えているようです。リゾートでは何もしない時間が、とても心地好いです。軽井沢中が皆で一斉にお昼寝という時間が、あってもいいかもしれません。街中がクッションを持ち出して戸外でお昼寝している姿を想像するだけで、ワクワクしてしまいます。
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外の世界

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 この時期は一日12時間以上、長い日は14時間をLordの店内で過ごしています。必要に迫られない限り外へ出ることも無く、朝出勤してから夜退勤するまで、あの限られた空間で一日の半分以上を過ごします。7年間毎夏軽井沢にいますが、Lordの近辺以外がどうなっているのか知りません。
 人と車で溢れた夏の軽井沢には独特の雰囲気がありますが、人と車が溢れる時間帯に外出した事はありませんので、私が知る夏の軽井沢は軽井沢店がオープンする前(8年以上前)のものです。お客様からの質問にお答えする為に、様々な情報は入れるようにしていますが、これはすべて人や活字等を通してのものです。
 写真は外へ出ない私のために、この時期東京から毎日通勤しているスタッフが、軽井沢駅の写真を撮って送ってくれたものです。一ヶ月以上ぶりに見る駅のホームは何ということ無いのですが、日々送られて来るこういった写真が妙に嬉しく感じます。写真だけでなくお客様から伺う『外の世界』のお話しも、毎日楽しく聴かせて頂いています。
 何て事の無い写真や話に対し私が異常に興味を示し喜ぶので、反応が大袈裟過ぎると気持ち悪く感じておられる方もいらっしゃるかと思います。Lord店内での時間はとても楽しく、毎日充実したものです。『外の世界』に対する興味や好奇心は尽きませんが、今夏も皆様の写真とお話しを楽しませていただいて終りそうです。
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今日の熊

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 本日は朝から熊の話題で持切りです。Lordから出ることのない私は新しい情報に触れる事が出来ず、ご来店の皆様から情報を求められても、逆に教えていただくような状態でした。軽井沢店にはいますが特に熊や猿等の習性に詳しい訳でもなく、プーさんやお猿のジョージを知っているレベルです。
 FM軽井沢を聴いていると一日何度か『猿情報』を流しているようですが、『熊情報』に関しては知りません。熊は猿のように集団行動を取らないので、情報の流しようがないと思います。軽井沢ではどんな形であれ動物の情報を聞く度に、自然の中で生活している事を意識します。
 予測不可能な不規則な行動は人間の得意なところですから、自然の動物達こそ『今日の人情報』が欲しいかもしれません。都市で生活していてテレビで人里に下りてきた動物の情報を見ていると、とても特殊な状況で動物が怖く感じられたりすることがあります。
 実際そこで生活してみると、それはとても身近で普通のことです。また動物達は都市で考えていた以上に、素直で臆病です。テレビの報道が切り取る部分は製作者の恣意性が強く、至って都市生活者的な物語であると感じます。これは軽井沢で生活して、初めて気付いたことです。
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儀式

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 Lordの商品の多くは、大量生産される工業製品ではありません。それゆえ日本も含めた世界から集まって来る商品の到着は、スタッフにとっても待ち遠しく嬉しい瞬間です。箱を開ける時のワクワクした気持ちと、商品と対面する時の感動は、何回繰り返しても変ることはありません。大切な人からのプレゼントを受け取り、包みを開く時のあの喜びと同じで、日々それを繰り返せる事に感謝しています。
 海外からの荷物の梱包は、至ってシンプルです。商品自体の固定はしっかりされていますが、梱包や箱は素っ気無い場合が殆どです。中から出てくる商品とのイメージの差が大きいだけ、商品に対する感動も大きいのかもしれません。海外(特に欧州)からのシンプルな梱包に学ぶ事は多く、この国でも過剰な梱包や包装は少なくなったとはいえ、反省するべき点はまだまだありそうです。
 商品の詰まった箱を開けると、先ず素材の香りを楽しみます。木・革・金属・紙・布・・・etc.香りを堪能するといよいよ動かぬようにしかし無造作に詰め込まれた商品を手に取ります。ひとつ手に取るごとに「うぉー」とか「おぉー」と、歓声とも唸り声とも区別のつかぬ声が上がります。これはスタッフの年齢・性別・経験等にかかわりなく、全員共通のようです。
 声を出しながらの開包・検品は、とても楽しい時間です。それらが終わった商品はいよいよ店内の棚に並ぶわけですが、ここまではあっという間です。今棚に並んだ商品がお客様の目に留まり、品出しと同時に出て行くこともあります。お帰りになるお客様に、いつまでも手を振ってお見送りするLordスタッフの姿は有名ですが、実はあれ、商品とのお別れでもあるんです。
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雷雨

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 軽井沢は午前中から陽射しが強く、とても暑い一日でした。夕方、空が暗くなったと思ったら、突然滝のような雨が降り出し、Lordの前の通りはあっという間に河になってしまいました。思いっきり降った雨は、降り出した時と同じように突然止み、流れの速かった河もすぐ普通の道路に戻りました。
 昼間の暑さをやり過ごし夕涼みに出てきた皆様は、浴びたくもないシャワーを浴びられたのではないかと思います。毎度の事ですが、その瞬間歩いておられた場所によっては雨宿りする軒下も無く、諦めてずぶ濡れを楽しみながらお散歩を続けておられる方のお姿もチラホラ見かけました。
 応援に来てくれているスタッフ達は、瞬時に辺りの状況が一変する高原のお天気に驚いたようです。今は道路も乾き蒸し暑さもやわらいで、澄んだ空気が心地好く感じられます。夕方突然の雷雨に驚き、慌しく家路を急がれた方々には申し訳ない思いです。
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変り続ける街

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 駅からは大量の人が、インターからは大量の車が、この狭い街に流れ込みます。普段はとても静かで長閑な町が、ほんのひと時賑やかになります。このような賑やかさは一年のうち本当に何日かなのですが、毎年この時期しか来れない方にとっての軽井沢は、人と車で溢れた今のイメージなのかもしれません。
 この時期急に増えるのは、別荘の方と旅行者やその車だけではありません。タクシー・警察官・各お店の応援スタッフ、そしてお店の数自体も急に増えます。通勤時に突然出現したお店に驚くこともあります。これらは別荘の方や旅行者の数が減少すると、ほぼ同時に姿を消してしまいます。人や車が一気に増えたり減ったりするように感じるのは、そのせいもあると思います。
 毎日見慣れた街並みも、人や車の数が増えると違って見えるから不思議です。街や通りの雰囲気を創るのは、建築やお店以上にそこで過ごす人であるというのを実感します。シンプルな旧軽の景観はここ何年そう大きく変わってはいませんが、ファッションやライフスタイルを始めとする人の変化が街の雰囲気を変えているような気がします。
 Lordの前の通りを眺めていて、この時期の通りの雰囲気が軽井沢店開店当時とは、大きく変っているように感じます。人通りの少ない時期は意識する事の無い、街の変化です。言葉と同じように、人が変れば街も変る事は自然であり、それは景観条例や都市計画の力の及ばぬところです。景観はそのままに緩やかに変り続ける街を眺め、人の変化を強く意識する今年の夏です。
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ブランコ

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 体育会系の男子にとってブランコは、高く激しく振れる最も危険な遊具の一つでした。同じ高くてもジャングルジムや雲悌・滑り台は器具自体が動く事は無く、何かあってもただ落ちるだけです。乗る者の体重を利用して振り子運動を繰り返すブランコは、乗る者の意思でその危険度は格段に変ってきます。「ブランコに乗ろう!」という男子の言葉には、危険な遊びの匂いがプンプンしました。
 板に座る事はまずありません。どこまで高く振れるかは初歩的な遊びで、前後水平水平180度は当たり前です。さすがに200度を超えると鎖が撓み、最高点近くでは一瞬恐怖が過ります。振れを競ったら、次はジャンプです。激しく振ったブランコから前へ跳び、誰が一番遠くまで跳んだかを競います。より遠く跳ぶ為には振りの強さと飛び出しのタイミング、そして空中での身体の使い方がポイントです。
 さらに危険な遊びは続きますが、これらの遊びに付きものなのが落下です。遠心力の働く移動物体からの落下なので、強く地面に叩き付けられます。不完全な落ち方をすると、ブランコに引き摺られたりします。身体は落ちてもブランコは運動を続けているので、すぐに避けないとすごい勢いでブランコが激突してきます。ブランコ事故(?)の当事者の怪我は悲惨で、重傷かつ複数の箇所に及びます。「いったい何してたの!?」と大人は訊きますが、「ブランコ」と答えることしか出来ません。
 現在だと公園管理者や遊具製造者が聞けば禁止しそうなこれらの遊びですが、当時は皆やってました。多くの方は高原でブランコを見て、爽やかでメルヘンチックなイメージを抱かれるのではないでしょうか。割れた額と激しい流血、足首から臀部まで広範囲に続く擦り傷、折れた手・足、腫れた顔面、破れたシャツとパンツ・・・。ロマンチックの欠片も無い体育会系男子の、ブランコのイメージです。
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お知らせ

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 入荷に関するお知らせです。お待たせ致しておりました、以下の商品が入荷致しましたのでご報告致します。『革トートバッグM』『革鞄ヨコ』『革長財布』『ペンケース』の各色が入荷しました。木の『カブト虫』『クワガタ虫』『カマキリ』『プロントザウルス』『パズル・サンタクロース』は入荷致しました。『ダリのタロット』『トーナメントチェスセット』『アリスのチェスセット』は明日入荷します。Ekelundのミイとスナフキンのクッションは、今しばらくお待ち下さい。
 夏休みの週末恒例となったReinaさんの『真夏のタロット』は、本日3日(金)から6日(月)まで軽井沢店エントランスにて開催致しております。お気軽にお立ち寄り下さい。この後の開催予定は8月10日(金)~20(月)の毎日と、8月24日(金)~27(月)です。待ちたくないという方は、事前のご予約を受け付けておりますので軽井沢店宛ご連絡下さい。皆様のご来場をお待ち申し上げております。
 お客様の多いこの時期は、人気商品の一時欠品や納期に通常よりお時間をいただく場合がございます。ご迷惑をお掛けして誠に申し訳ございませんが、ご了承くださいませ。ある商品を目当てに遠路ご来店いただいたのに、ご希望の商品をご覧いただけない時のお客様の落胆は、そのまま私達スタッフの落胆でもあります。Lordの多くの商品の性質上、それを完全に排除する事は不可能です。
 お客様とスタッフがショックのあまり立ち尽くし、しばらく言葉も出ないというシーンは思い出すだけで辛くなります。この状態は7年間の多方面からの努力により、最近では少なくなりましたが、まだ皆無ではありません。いくら暑いからといって、店内を凍りつかせてはいけません。以前もここで書いたとおり夏の課題は山積みですが、現在はすべてに対策を施しあとは結果を待つだけです。
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応援

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 梅雨明けと同時に伝えられた台風情報に、海山への行楽を心待ちにしていた方は、イライラしておられるかもしれません。蒸し暑い時期は長くとも、海で泳げる期間は短くお休みも限られていますから、この週末の台風の動向は気になるところです。軽井沢は快晴で陽射しの強い一日でした。
 本日は朝一番の革製品の新作発表に始まり、次々到着する箱の山の整理などで終日店内は慌しく、時間帯によってはゆっくり店内をご覧いただけませんでした。お詫び申し上げます。それらがひと段落した夕刻以降のお客様には、幾分ボケた応対をしていたのではないかと反省致しております。
 明日からは応援が入り、常に2~3名が店内におります。ビシバシお使い立ていただければ幸いです。軽井沢店は狭いのでスタッフが3人もいれば、お客様のスペースが無くなってしまうのではという懸念もあるかと思います。確かにその通りで、邪魔になりそうな時は私が外へ出ます。
 外へ出たら何人もいる意味が無いじゃないかとご指摘いただきそうですが、これもその通りで、必要な時は店内に戻ります。こうして私は、Lordの内と外を往ったり来たりしています。普段は一人の時間が長いので、応援が来てくれると本当に嬉しいです。
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