Lordの日記

遊び学ぶ居心地の良い空間創りがLordのテーマです

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変装しよう!

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 軽井沢店は明日11月1日(木)お休みさせていただきます。 

 今夜は Halloween party ですが、まだ扮装が決まっていません。Lordの近所には朝から、魔女やがい骨やダースベーダー等が出没しています。毎年とても地味な私のために、夜には本店から衣装を持った使者がやって来る予定です。シャイな性格なので、突然ドラえもんや狼男になれと言われても困ってしまうのですが、暖かい扮装ならまあいいかと考えています。
 このパーティは昨年11月1日の日記で紹介したこともあり、ここ何日かはお客様から「今年はどんな扮装をするの?」とよく訊かれました。「まだ決まってません」とお答えすると、あれがいいこれがいいと様々なアドバイスを下さいます。どのプランも結構奇抜かつ本格的で驚きます。「ではその扮装で一緒にパーティに出ましょう!」とお誘いすると、「私はできない」と皆様引かれてしまいます。
 変身や変装の願望をお持ちの方は多いようですが、多くの方は願望止まりで想像することと実行は別なことのようです。小さい頃は舞台や映画を観て、様々な職業や人物を演じる事の出来る俳優さんに憧れましたが、大人になると自分を演じる(?)ので精一杯です。仮面や変装で自分とは別人格を演じてみるのもいいですし、自己の一環として自分を拡げてみてもいいかもしれません。
 さあ今夜は変装しましょう!普段一人部屋でこっそり変身・変装している人も、今夜は堂々と街を歩けます。本物のドラキュラや宇宙人は、スッピンで外出しても大丈夫です。多くの方が、その愉快さや心地好さに気付くかもしれません。ふと通りを見るとダースベーダーが一服し、がい骨がお菓子を頬張っています。それを見た幼児が泣いています。私は街が毎日こんなだ風景だといいなと思いますが、疲れる人もいるでしょうから、せめて週に1日いかがでしょうか?
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深い緑

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 写真は押し花作家の大塚明子さんが、Lordの天秤をモチーフに作って下さった作品です。いつもLordの店内にあり、Lordのロゴのモデルにもなっている古木の天秤が、押し花で見事に再現されています。背景には上質な布が使用され、皿の上には軽井沢をイメージして林檎の花が乗っています。実物は本日から軽井沢店でご覧いただく事が出来ます。高級感の漂う、とてもエレガントな作品です。
 写真ではご覧いただけませんが、額はLordカラーの渋い緑です。Lordのショップカラーは深い緑で、ロゴ・ドア・マット・ショップカード・窓枠・ユニホーム・包装紙・袋他様々なところに使われています。お客様からはよく「なぜ緑なの?」と尋ねられますが、ご説明できるような特別な由来はありません。当初からLordという名称と深い緑は決まっていたような気がしますが、そのきっかけ等は覚えていません。
 以前あるお店のレジで、「小銭入れも緑なんですね!」と声を掛けられて驚いた事があります。私は気付かなかったのですが、お店の方がLordのお客様でした。小銭入れは20年以上前にプレゼントととしていただいたもので、Lordとは関係ありません。ただこれは自分達が考えている以上に、Lord=緑のイメージは強いという事を認識する出来事でした。
 最近はLordのオリジナル作品や商品あるいは備品を注文する際に、特に色を指定せず製作者のイメージで先ず提案してもらうようにしています。出来上がりを見ると全体の色はさて置き、必ず何処かに深い緑が使われています。緑は意識しなくてもいいと伝えると、「意識しなくてもイメージは濃い緑」という返事が返って来ます。こうしてまた、緑のアイテムが追加されます。どうもLordと緑は、潜在的に繋がっているようです。
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紅い葉

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 紅く色付いた葉が、店内に落ちています。お客様の体について店内へ入って来たのでしょう。時々商品の棚に、葉っぱが置いてあります。どなたかが置いて下さるのか、商品を見る時に置いて忘れて行かれるのでしょうか。ディスプレーとしてそのままにしておきたい場合も多いので、意識的に置いて下さっている方もいらっしゃるのかと思います。
 Lordのディスプレーは季節によって変化する訳ではなく、一年中ほとんど同じですので、お客様が気を利かせて下さっているのかもしれません。季節ごとの飾りが無くて春や夏と同じ物が並んでいても、秋になると店内は秋の雰囲気が漂います。革・木・布・紙等の素材は季節に応じて、異なる風合いを感じさせてくれます。
 Lordの商品の多くは、性別や年齢・職業等を意識する事無くお使いいただけるものです。歴史的経緯ほか複雑な概念を一時どこかへ追いやり△△△=女、□□□=男、○○○=年配、×××=若者、▽▽▽=自由業、■■■=サラリーマン、●●●=夏、▲▲▲=冬等といった事を忘れて棚を見ると、あることに気付かれるかと思います。
 あまりにシンプルな結末に、「もっと刺激を!」といったお客様のリクエストが多くなるのが秋です。「はい」と言いながら、毎年そのまま閉店時期を迎えてしまいます。毎年この時期に、店内の棚に赤い葉っぱを綺麗に並べて下さる方がいます。その枚数は必ず素数で、葉っぱの向きにも規則性があります。今年はホシを挙げるぞ(?)と意気込んでいますが、もう3度も・・・。私の目は節穴でしょうか。
 知りたいのは誰がではなく、暗号の意味です。明らかにこの日記をご覧のようですので、どうぞヒントを下さい。難解なゲームはとても楽しいのですが、凝り性なので睡眠不足が続きます。今年も『答え』はこの日記に書きますが、昨年までと難度が違いますよね?当初はスパイスかと感心していた紅い葉っぱの行列が、今は毎晩夢にも出てきます。
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闘争本能

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 軽井沢では毎日がとても平穏で長閑です。ぼぉーとしていれば、いつまでもそのまま時は流れます。お客様の多くがご存知のように、朝9時から夜9時までは店内でぼぉーとしています。「何も考えてないでしょ」とよくご指摘いただきますが、正直に「はい」と答えています。さすがにそれでは不味いだろうということで、時々大自然が強烈な『喝!』を入れてくれます。
 ぼぉーとしているのは夜9時から朝9時までも同じで、ぼぉーの24時間体制です。自ら戦いや争いを望み踏み込まない限り、ここではぼぉーに集中すことが可能です。何かを考える人も何も考えない人も、それに集中できる保養地の要件がここにはあります。軽井沢の避暑地としての100年以上の歴史は重く、一朝一夕では真似出来ないこのような要件を街全体に備えています。
 交通網が整備された今日、都市と保養地を行き来しメリハリのある生活を送る方には、軽井沢は最適の別荘地と言えます。バケーションの為ではなく仕事ではありますが、都市と保養地を行き来する私達にとってもこのメリハリは有難いものです。ただ、ぼぉーとすることだけを目的に滞在している訳ではないので、時々ふと内に眠る闘争本能(?)が目覚めることがあります。
 そんな時は自らを戦いの場に置くしかないのですが、24時間ぼぉー体制を確立している私の周囲に戦いはありません。そこで登場するのが写真の『木のリバーシゲーム(オセロ)』です。Lordの開店以来、店内には必ずこの木のオセロがあります。勝負に時間がかからず、気軽に楽しめますので重宝しています。残念ながら相手はいませんので一人で闘います。私の闘争本能はその程度のものです。
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冷たい雨の休日

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 大雨のため朝の散歩は中止して、通勤途中の街路樹の写真を撮りました。雨が強く暗いのとケータイのカメラなので色がちゃんと出ていませんが、実際の葉はとても鮮やかな赤です。紅葉は葉中の生理的反応だそうですが、子供の頃もみじの天ぷらというのを食べたらとても甘かった記憶があります。葉の食感はなくほとんど衣でしたが、口の中に拡がった甘みは今でもはっきり覚えています。
 本日のように冷たい雨の降る休日は、暖かいお部屋でのんびり過しておられる方も多いのではないでしょうか。この時期お天気が好いと外へ出ないともったいないような気がして、出不精な私でもいそいそと出掛けてしまいます。普段なかなか昼間のまとまった時間を家で過す事の出来ない方にとって、今日の冷たい雨はラッキーかもしれません。机の前やソファでゆっくり流れる時間を楽しめます。
 そんな日の午後は、Lordの店内でもとても心地好い時を過ごせます。時々お客様からいただく、「家に居て心地の好い時にLordに来ると心地好い」というちょっと難解な感想は、この事を言っているのであろうと思います。日々を過す空間が改めてその心地好さを実感させてくれる時間はいつも短く、お客様の声で我に返ります。冷たい雨の午後や秋の夕方、店内には心地好い時が流れます。
 心地の好い時間・空間を一緒に過していただくための物を集めたのが軽井沢店ですから、その心地の好さは格別です。こんな日の午後を共に過していただきたいお品物ばかりです。家に居て心地の好い時にLordに来られたお客様達には、それぞれ事情があったかと思われます。家に居て心地の好い時に「そうだ、Lordへ行こう!」とはまず思いませんが、その思わない時のLordが実は最もLordらしいという事実は計算外でした。
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配慮

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 今年の軽井沢店の営業期間も、残り一ヶ月を切りました。例年のこの時期と比べると、いよいよラストスパートだという実感が薄いような気がします。その一番の理由は、今年の特殊な天候にあるかもしれません。「もう紅葉も終わりですね」「今年はいつまで営業ですか?」とお客様に声を掛けられて、「もうそんな時期!?」と一瞬戸惑ったりしています。
 雨と霧の軽井沢駅に降りても「寒い!」というだけで、あまり季節感がありません。ファクサイという名の台風が接近しているそうで、時間と共に雨が強くなってきました。寒く冷たい台風というのは経験が無くピンときませんが、台風の風で葉っぱも散ってしまうのでしょうか。さすがに直撃はないでしょうが、まだ紅葉を堪能していない私としては今週末の台風の動向が気になります。
 天気予報では台風の号数の前に「大型で非常に強い」などのように、大きさと強さを示す形容詞をつけます。「大きさ」は「平均風速15m/s以上の強風の吹いている範囲」の半径で、「強さ」は「域内の最大風速」だそうで、それぞれを2段階と3段階に区分しているそうです。以前は「小型で弱い」という表現もありましたが、台風の影響が小さいと誤解を与えるような表現は廃止されたそうです。
 具体的には大きさの「小さい」「小型」「中型」と、強さの「弱い」「並の強さ」という表現が廃止されたそうです。数字を並べるだけでは一般人にはピンと来ないだろうし、油断されると困るしという発想でしょうか。ある意味国民を馬鹿にしたこのような配慮より、義務教育でちゃんと教えて小型は小型と呼べる社会の方が正常な気がします。最近同じような印象を覚える機会が、どんどん増えています。
 ちなみに、大きさが500km未満で強さが33m/s未満の場合は形容詞をつけずに単に「台風」と呼ぶそうです。
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 軽井沢店は明日10月25日(木曜日)お休みさせていただきます。

 秋が深まってくると、キャンドルをお求めになるお客様が増えてきます。先程お客様から「最近は炎を見る機会が少なくなった」というお話しを伺いました。都市でオール電化の生活をしておられ、煙草を吸わなくなってからはテレビや映画などで観ることはあっても、日常生活で炎を見ることはほとんど無いというお話しでした。職業や生活環境の違いにもよるのでしょうが、ちょっと意外な気もしました。
 私は炎好き(?)で、よくキャンドルを灯します。揺れる炎を見ていると心が温まる気がするのは、小さい頃読んだ童話の影響かもしれません。逆に大きな炎を見ると恐怖を覚えます。これも小さな頃見た、近所の火事が影響しているのではないかと思います。現在の住居にはありませんが、部屋に暖炉や囲炉裏があればいいなと思うこともあります。
 床を切り抜ぬく囲炉裏と壁を切り抜く暖炉の発想の違いは、単に生活習慣と文化の差に起因するもので、部屋の一部を切り抜き火を灯すということに変りはありません。かつては必要不可欠であったであろう室内の炎も、現在は装飾的に使われる事の方が多いかと思います。都市で暖炉や囲炉裏は簡単に実現できませんが、キャンドルは手軽に火を灯せます。
 9月の台風の後、何人もの方が実用的なキャンドルを探しに来られました。テレビ・ラジオ・ステレオの使えぬ音の無い部屋で、初めてキャンドルの灯だけで食事や読書をしたというお話しを何回も伺いました。キャンドルが主に雰囲気作りに使われている昨今、それだけの生活は緊急時以外には考えられません。炎好きな私でさえ、それだけで本を読むことはありません。特に読書中のうたた寝が日常的ですので、大きな炎を出さぬ為にも慎んでいます。
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検証

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 軽井沢の今年8月の気象データを見ると、最高気温が30℃を超す真夏日が12日もあったそうです。梅雨明けが8月1日頃と平年より12日も遅く、7月は太陽が恋しくヒンヤリ涼しくて8月は眩しい日が続き雨が少なかったという印象は、7・8月の詳細なデータを見てもはっきり裏付けられています。イメージと気象データの一致は一見当たり前のようですが、7年目にして初めて合致したというのが実情です。
 今夏の気象現象がかなり極端であったというのが、初合致の主たる理由かと考えられます。7月の月日照時間は76.2時間と平年の134.3時間の半分近くしかありません。それに対して8月の月日照時間は219.3時間と平年の158.6時間を大幅に上回っています。8月の月降水量に至っては50.0mmと平年の162.1mmの30%です。鈍感な私の場合、どうもこれ位極端でないと気付かないようです。
 イメージと現実のギャップを埋める為に日々データを拾いますが、このデータでさえ恣意的に改竄されることの多い昨今においては、自身のイメージの精度のアップとデータに対する見極めの重要性を痛感しています。「資料を見たけど赤い車の重量配分には驚いた。このデータが信頼出来るものなら。」とは、マクラーレンのスパイ行為有罪を決定付ける証拠なったアロンソからデ・ラ・ロサへのe-mailの一節です。
 データが現実を生み出す時代に、いまだにイメージと現実のギャップをデータで検証している私は、ある意味とても原始的といえます。
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凝り性

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 クリスマスにはまだちょっと早いのですが、10月後半になると毎日のラッピングの数が急に増えてきます。特に何かその理由や法則は思い付きませんが、例年この傾向は変らないようです。お客様のご要望も様々で、特に秋との関連は見出せません。
 昨年のこの時期のプレゼントは布の物が多かったようですが、今年は「キラキラ綺麗な物」と「小さな物」に人気があるようです。特に統計を取っている訳ではないので、あくまでも私の印象です。お客様からプレゼントのご相談をいただく際のキーワードを抽出すると、「小さくて綺麗」といったところでしょうか。
 そんな訳で必然的に今年は、小さくてちょっとゴージャスなラッピングが多くなります。中がキラキラ綺麗な物で小さな箱となると、意外とアイデアは湧くもので結構楽しみながら包んでいます。私の場合はラッピングする物の形より中身のイメージからどう包むかを決める為、出来上がりに当り外れがあります。
 店頭ではクールなイメージが売りですので表情には出しませんが、「やったぁ、これ凄い!」とか「うーん、まだ検討の余地があるな」などと、一喜一憂しながらラッピングしています。凝り性なのでやり出したら限が無く、包み直しも日常茶飯事です。お急ぎの場合は、途中で止めていただければ幸いです。
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第1号

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 予報どおり朝から太陽が眩しく、ひんやりと澄んだ空気が爽やかな軽井沢です。写真は旧軽井沢銀座のはずれに建つ、ショー記念礼拝堂です。明治21年(1888年)に別荘第1号を建てたカナダ人宣教師A・C・ショーを記念し、この礼拝堂の右奥には移築・復元された別荘、右手前にはショー氏の胸像があります。保養地軽井沢の歴史は、このショー氏の訪軽と別荘建設に端を発します。
 事の善し悪しに拘らず、第1号というのは記録にも記憶にも残っています。歴史を学んだり自己の記憶を辿っても、それは明らかです。百科事典で何かを調べると、多くの場合「最初の・・・は」「・・・の第1号は」という記述があります。個人の記憶でも「初めて・・・したのは」「最初の・・・は」という事に関しては、幼少の頃の事でも覚えています。第2号や2回目は、調べるのも思い出すのも大変です。
 小学生の頃、英国の探検家スコット大佐の伝記を読みました。アムンゼンの伝記を読んだ直後です。1911年12月14日と1912年1月17日。激しい競争の末、2人の隊が南極点に到達した日です。第1号と第2号の伝記を続けて読んだというのは、後にも先にもこの時だけです。小学生がスコットに興味を持ったのはその熾烈な競争と1ヶ月差という結果、そして帰途のスコット隊の悲劇があったからでしょう。
 社会や個人にとって最初・初めてというのは意味のあることでしょうし、負けず嫌いにとって第1号というのは理屈では説明のつかない重要性を持つことなのでしょう。些細な事でも初めては覚えているもので、初めてLordに入った時「欠伸をしてた」「チャックが開いてた」「・・・を買った」というお話は、よくお客様から伺います。多くの方が出会いの時のイメージ(第一印象)は変らないとおっしゃいます。
 2回目を伺っても、殆どの方は覚えておられません。毎日繰り返される出会いという小さな初めての一つ一つの大切さを、今更ながら痛感しています。
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朝の散歩

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 軽井沢は終日、雨と霧の寒い一日でした。明日からはお天気も好くなるようで、爽やかな秋の高原が楽しめそうです。連日お客様からのお電話で、「寒いですか?」「紅葉は?」といった質問をいただきます。寒がりの私の「寒いです」は、あまりあてにならないかもしれません。
 紅葉は昨年より遅れているようです。軽井沢店では紅葉の美しい場所の地図なども用意致しておりますので、ご希望の方はご来店の際にお申し付け下さい。私自身は毎年ゆっくり見て回る事が出来ず残念なのですが、仕事前に朝の雲場池などを散歩し堪能しています。
 夜型の生活をしているので朝の散歩はほとんど寝惚けていて、夢遊病者のようにふらふら歩いて終わります。朝の散歩の爽やかで健康的なイメージとは程遠い雰囲気を漂わせて歩いています。時々お会いしてご挨拶する方々からは、夜勤明けで朝帰りの人と思われているかもしれません。
 朝の散歩でお会いする方々は皆さん、季節に関わらず背筋が伸び大きな声でにこやかに挨拶されます。私のように背中を丸め、髪には寝癖がというのは少数派のようです。見かけがどうであれ気持ちが好いのは私も同じで、それ故目を擦りながらも出て行くのだと思います。
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街で使うリュック

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 軽井沢店は明日11月18日(木曜日)と19日(金曜日)の午前中、お休みさせていただきます。

 登場以来、年数の経過とともに利用者の増える『でかでかリュック』です。店内で初めてご覧になる方の多くが一目見てリュックとは分からず、「これエプロン?」とか「これ何に使うの?」と質問されます。もともと何かを参考に作られたものではなく、「山登り用ではなく街で使えるお洒落なリュックを」というコンセプトのもとに作られていますので、かなり独創的なデザインになっています。
 見た目は大きな革の塊に真鍮の金具が使われているので、かなり重そうな印象を持たれる方も多いようです。実際担いでみると驚くほどその重さを感じませんので、信じられない方はぜひ一度お試し下さい。御買上げいただいたお客様からいただいた感想を参考にし、一作ごとにマイナーチェンジが施され現在のモデルがあります。それゆえ同じ物は2つとありません。
 カジュアルはもちろんですが、色によってはスーツやジャケットの上からでも使え、通勤に使っているという方も多いようです。用途が拡がるにつれ、お客様からのご意見・ご感想も多様化してきています。Lordの革製品のマイナーチェンジは常にシンプルな方向へと向かっていますが、現在このリュックへいただいているご意見を見る限り2つの方向性があり、その先にはもう一つのリュックがありそうです。
 店頭でこのリュックと出会い購入される方の数より、既に購入された方からの再注文の数のほうが多いのも、この商品の特徴といえます。希少性に富み一つ持てば一生モノの商品としては、珍しい傾向です。多くの場合本人の2個目ではなく、使われているリュックを見て欲しくなった御家族や、お友達の為のようです。店頭に展示された新品ではなく日々使われるモノを見て欲しくなるという現象は、このリュックの価値の高さを証明しているかと思います。ただ再度のご注文のほとんどが、色違いであることは併記しておかねばなりません。
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ページホルダー

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 9月のお休み前にペーパーウエートの事を書いたところ、多くの方からお問い合わせやアドバイス等をいただきました。ありがとうございます。個別にご連絡は差し上げておりますが、その中によく登場したのがページホルダーでした。私もコピーの資料や雑誌を開いた状態にして置く時、いくつかのサイズのページホルダーを使用しています。写真は現在Lordでも取り扱っている、比較的コンパクトなものです。
 昔は安価で手頃なサイズのものがなかなか手に入らなかったので、海外で見つける度に様々なサイズのものをまとめて購入していました。その多くは音楽用だったと記憶しています。楽器店の前を通ると必ず立ち寄り、楽器の前は素通りし譜面や譜面台の近くでページホルダーを探していました。スチール製の簡素な物から真鍮製の凝った物まで様々ありましたが、どれもとても低価格でした。
 傷付けたくない資料には向きませんが、手軽でとても便利です。お客様の多くは雑誌などを押さえる時に使われるようで、安くて簡単に長く使えるスチールステンレス表記のものが一番人気です。意外とページホルダーの存在をご存じ無い方も多く、いいものを見つけたと感動して購入されます。軽井沢店ではページホルダーの性質を考え、あまり装飾性のないものを取り扱っております。
 机上の小物のお値段は、その素材や製法によりピンからキリまで様々です。音楽の場面や机上での使用だけではなく、キッチンや作業場所で使われることも多いページホルダーは、どちらかいうと日用品と考えた方がその用途も拡がります。と考えると、かつてこの日記でLordに日用品は無いと書きましたが、これは誤りでした。飾る書斎より使う書斎、飾る机より使う机がコンセプトのLordには、他にも日用品がありそうです。
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温度

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 先ほど立ち寄られたお客様が「今夜は鍋だ」と言って、手には葱がのぞいた袋をぶら下げておられました。軽井沢は鍋の恋しい季節になりました。その後来られたお客様は「久しぶりにシチューを作る」と、じゃが芋と玉葱で膨らんだ袋を持っておられました。寒い夜は、暖かいシチューが嬉しいです。秋の夕方の店内は、時として生活の香りが漂います。
 店内にあるのは葱やじゃが芋や玉葱でも、空腹の私は鍋物やシチューの匂いを感じ、お腹はますますグーグー催促します。寒さの厳しい軽井沢では、冬の温かい献立の有難みが東京にいる時の何倍にも感じられます。普段は食べ物の温度や食べた後の身体の温まり具合などに無頓着な私ですが、軽井沢では自然と自覚的になっているようです。
 これは何も食べ物に限った話ではなく、室温やお風呂の温度等に関しても同様です。入浴は大好きで、ストレス解消のための重要な時間といえます。時間があり心身ともに疲れていると感じる時は、一日何度でも入ります。夏や都市にいる時はシャワーの回数が増えますが、寒い軽井沢ではちゃんとお湯に浸からないとなかなか身体が温まりません。
 都市での生活では考えた事も無かったのですが、最も長く湯船にいれて入浴後も長い間ホカホカしている湯温というのをみつけました。実験を始めて、発見まで約5ヶ月かかりました。相当暇なんだなと思われる方も多いでしょうが、そうです暇です。これでこれから寒くなっても、効果的な入浴剤を併用すれば安心です。寒い場所では温度に敏感になるという仮説は、私だけに有効なのでしょうか?
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封印

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 2000年3月にLordが開店して以来、『学び・遊ぶ居心地のよい空間創り』という基本コンセプトは変っていません。Lordという店名は覚えていなくても、この14文字の至って抽象的な言葉の並ぶコピーとロゴの『天秤』・イメージカラーの『緑』は覚えて下さっている方が多いようです。お電話で「あの学び遊ぶのお店ですよね?」とか「あの天秤の・・・」「あの緑の・・・」といった出だしの確認は日常茶飯事です。
 Lordは当初『Lord』という名称と、この『学び・遊ぶ居心地のよい空間創り』『天秤』『緑』を合わせた4点セットだけの状態からスタートしました。皆様からよく「最初はどの商品から始めたの?」とか「本来の専門・得意分野は?」等と訊かれますが、最初に商品は無く、また商品に専門・得意分野も意識したことはありません。2000年代の消費社会を前提に、4点セットで出来上がったのがLordでした。
 伝統や歴史を背負っている訳ではないので、この4点セットも時とともに移ろっていくのかなというのが、開店当時のスタッフたちの共通した印象でした。たまに「横文字のコピーが知的に見えるよな」とか「ドアの色をピンクにすると目立つかな」とか、「ロゴを跳ね馬にすると格好いいかも」などと考える事もありますが、ずぼらでお金の無い社風ゆえいつも皆妄想するだけで終わってしまいます。
 今朝、2000年3月15日のLord開店の日にご来店下さったというお客様が、軽井沢店を探して来て下さいました。「あの日もらったキャンドルがまだ机の上にありますよ」と言われ、カラフルな卵型キャンドルを開店の日に皆様にプレゼントした事を思い出しました。「緑のドアと天秤で直ぐ分かりました」という一言を聞いて、ピンクと跳ね馬は今しばらく封印することにしました。
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観察

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 柔らかい陽射しは、道行く人たちの表情を優しくしてくれます。毎日店内から前の通りを眺めていると、お天気の変化だけでなく人の表情の変化にも敏感になります。人それぞれかとは思いますが、私の場合通りの人を見る時に先ず目を見ているようです。陽射しが柔らかい日は多くの方の目が穏やかで、表情や仕草を優しく感じるのかもしれません。
 陽射しが強い日や風の強い日・雨の強い日・寒さの厳しい日は、表情が厳しくなるのが一般的でしょうが、最近この自然現象と人の表情の観察に興味を覚えています。天候と人の表情の間の、硬い・厳しい⇔柔らかい・優しいといった関係には、私達は型にはまった画一的なイメージを持っています。それは大筋で間違ってはいないのですが、毎日観察を続けているといくつかの例外に出会います。
 道行く人の表情は、心理的要因と物理的要因で決まっているかと考えます。冷気や日光・風等に対して、筋肉が人の意思とは無関係に弛緩すれば表情は変わるでしょうが、これには環境要因に対する身体的個人差がありそうです。また実際冷気や風等に触れていなくても、脳に「寒いぞ!」といった信号が送られれば表情は強張りそうで、これなどは心理的個人差が大きそうです。(もちろん道行く人の表情が、天候だけで決まる訳で無いのは言うまでもありません)
 専門的なことは解りませんが、天候と表情の関係に生物学的反射はあるとしても、前述した私達が共有するステレオタイプは多分に怪しいものといえそうです。日々店内から通りを眺め観察を続けていると、例外の方が気になります。例外の件数が増えもはや例外とはいえなくなったとき、これまでの画一化されたイメージを疑い、修正します。通りを眺めるという行為から何かを一般化する人も多いようですが、私の場合は逆で、常に旧来のイメージが崩れていきます。
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歩こう

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 観光協会の方が持って来て下さったパンフレットを見ていて、秋の軽井沢では実に多くの催しが行われいる事に気付きました。Lordと寮の往復で毎日が終わり、ほとんど外に出る事の無い生活をしているので、それらの催しとは無縁ですが、時間さえあれば参加してみたいものもいくつかあります。
 先週末はテニスの大会、今週末はフットサルのカップ戦とスポーツの秋らしい健康的な催しから、食欲をそそるきのこ祭り、ロマンチックなラブソング・アウォード・グランプリコンサートとジャンルも各方面にわたります。スポーツ・食欲・芸術とそれぞれの趣味に合わせて、秋の週末を楽しむことができるようです。
 ハイキングやウォーキングといった歩く催しが多いのも、軽井沢ならではといえそうです。日々暮らしていると澄んだ空気や自然の中にいる事の有難みも忘れてしまいまいがちです。考えてみれば、何もしなくてもただ歩いているだけで気持ちよいのが軽井沢です。
 このところ店内に座っていて、シャツとズボンの腹部のボタンがたて続けに飛んでしまいました。一度なら何か不吉な知らせで済ますことも出来ますが、場所が場所で続けてとなると、これはもう不健康な生活の証に他なりません。成長期は終わってますので、成長を続けているのは局部的です。
 せっかく健康的な場所にいるのですから、テニスやフットサルは無理でも美味しい空気を沢山吸って歩くことにしました。11月初旬まで『さわやか軽井沢キャンペーン』だそうです。Lordでも、高原らしく健康的で爽やかな応対を心掛けて参ります。腹部のボタンを飛ばしている場合ではありません。
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Ekelundのクリスマス

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 軽井沢店は明日10月11日(木)お休みさせていただきます。

 軽井沢店では本日10日から、Ekelundのクリスマス商品の展示を始めました。カタログに載っておらず今年の秋になって発表された新作も、総てご覧いただけます。ご予約いただいたお客様への発送も、本日から開始致しましたので、今週中にはお手許に届くかと存じます。
 クリスマスなんて気の早い話と思われる方も多いかもしれませんが、新作に関しましては楽しみにしておられた方も多く、10月に入ってからは連日お問い合わせをいただいておりました。今年の新作は柄・サイズも豊富で、これまでに無かった新しい風合いのもの出ております。
 現在店内では全種類をご覧いただけますが、例年クリスマス商品は早い時期に品切れとなりますので、現物をご覧になりたい方・直ぐ手に入れたい方はお早めにどうぞ。2008年のカレンダーシリーズ2種類も到着致しました。併せてご覧下さいませ。
 今年の軽井沢店は11月25日(日)まで営業の予定です。昨夜帰宅時の気温は5℃で、息が白くなりました。地方によってはまだ暑く、このまま残暑?が続けば紅葉は年末までずれ込む可能性もあると聞きました。軽井沢の『紅葉まつり』は10月6日から11月4日までだそうです。
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ウォークライ

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 今朝お客様から、日記に「サッカーの話はよく登場するけど、ラグビーには興味ありませんか?」と訊かれました。ラグビーも大好きで、現在はワールドカップ・フランス大会を楽しんでいます。サッカー同様母国が強豪というわけではないので、応援というよりも純粋にこのスポーツの最高水準に感動と驚きの連続です。骨が細く気の弱い私は、体育の授業以外では競技経験はありませんが観戦するのは大好きです。
 準々決勝でオールブラックス(ニュージーランド)とワラビーズ(オーストラリア)が姿を消したのは意外でした。先日シドニーで話したオーストラリア人達は皆、ワラビーズの優勝を確信していました。オールブラックスが準決勝進出を逃したのは史上初だそうです。世界ランク1位が指定席のオールブラックスがW杯で優勝したのは87年の第1回大会だけというのも意外な気がしますが、自国開催の次回大会が楽しみです。
 オールブラックスといえば、試合前に先住民マオリ人の戦いの儀式ウォークライを行うことで有名です。マオリはニュージーランドの先住ポリネシア人で、9~10世紀にタヒチあるいはクック諸島から移住して来ました。現在ニュージーランド全人口の10%弱はマオリ人です。フランスの詩人セガレンは著書『太古の人々』で、西欧文明の侵入で滅びたマオリの伝統的な話し言葉を復活させました。
 声を掛けて下さったお客様は、このオールブラックスのジャージを着ておられました。「ウォークライできますか?」と冗談で伺うと、「もちろん!」と狭い店内で突然始まってしまいました。最初は私も他のお客様も目が点でしたが、終盤は店内がやんやのお祭騒ぎ・・・。私の倍もありそうな大きな身体と、品物が棚から落ちそうな大きな声によるウォークライは迫力満点でした。家では顔にマオリの螺旋模様を入れることもあると聞いて、想像した私はその後しばらく笑いが止まりませんでした。
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休日登校

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 強い雨が降っているかと思えば急に太陽が顔を出し、晴れたと喜ぶとまた雨が落ちてきて、太陽が出たと喜ぶと雨が降り、ついには晴れたまま雨の降る本日の軽井沢です。店内で過す私は、お天気に翻弄される通りを眺め「なんとも長閑な休日だなぁ」と、暢気に午後のお茶なんぞ啜っています。朝起きた時は今日が休日だということをすっかり忘れていましたから、私の暢気も危機的といえます。
 システム手帳等で日々細かくスケジュール管理をしておられる方からは信じられない事でしょうが、大学生時代には3度休日登校をしたことがあります。3度と回数まではっきり覚えているのは、3度とも学校に着くまで今日が休日だということに気付かなかったからです。一回目は図書館で古い記録映画を観て過し、二回目は応援団の先輩に捉まりボート部の応援に駆り出されて戸田まで行きました。
 三回目は、たまたま研究室に何か(忘れました)を取りに来ておられたゼミの教授とお会いし、お昼ご飯をご馳走になりました。教授は笑いながら「休日は街や駅や電車の中の雰囲気が違うでしょ?」と仰いましたが、まったくそのとおりです。それ以後、師の教えに忠実な私の休日登校は、駅や電車の中ですべて阻止されました。(4・5回はあったような気がします)
 祝祭日に疎く、振り替え休日となると尚更です。知人からは手帳の日にち別のスケジュール欄に何をびっしり書いてるんだと言われますが、ほとんどは取り留めの無いメモです。そもそも私の手帳は海外の物なので、日本の休日は書いてありませんし、今日が何日か以外でカレンダーを使うことはありません。「のんびりしたいい休日だ、有意義に過しなさい」とその日教授が貸して下さったケインズの貴重な原著は、後に私の卒論のテーマとなりました。
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反響

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 昨年の日記で「唯一の特技はスーツケースへの荷物詰めかもしれない」というようなことを書いてしまったため、いまだにお客様からスーツケースや荷物詰めに関する質問や応援依頼(?)をいただきます。もちろんこれはLordの営業とは直接関係の無い事なのですが、頼まれると断れない気の弱い性格ゆえ総て丁寧に対応させていただきます。おかげで最近その技に益々磨きがかかったような気が・・・。
 今年の日記で「雑誌が退屈だ・・・」というようなことを書いてからは、各方面から非難・賛同のメールと同時に様々な雑誌を送っていただいております。先日は台風被害で断水した夜のことを書かせていただいたのですが、翌日以降何人かの方々が水のペットボトルを差し入れしてくださり、洗面器どころかお風呂一杯分位の水をいただきました。感謝と恐縮の気持ちで一杯です。
 正直なところLord軽井沢店という、地方の地味でマイナーなショップの日記を読んで下さっている方がいらっしゃるというだけで感謝感激です。稚拙な文章と貧困な話題にお付き合いいただいた上、ご批判・ご感想・ご質問のメールを頂戴したり、ご来店の際にブログの話題が出るということはとても嬉しく存じます。有名人のブログのように1日何万アクセスもなくとも、それなりの緊張感をもって書けます。
 個人のブログとは違いLordという店舗のブログですので、その内容や表現にも様々な制約があるのは事実です。「どこに?」と突っ込まれそうですが、一応本人はかなり意識して書いております。読んで下さった皆様の反響で、ひとつとても不思議なことがあります。日記の内容が脱線した翌日に、水・野菜等の差し入れや感想のメールが届くのは日常茶飯事ですが、日記で紹介した商品に対する問い合わせや注文は驚くほどありません。これは私のプレゼン不足と、反省する今日この頃です。
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リラックス

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 皆様それぞれに、リラックスできる時間や空間というものをお持ちかと思います。Lordは空間創りが仕事なので、多くの方からそういった空間・時間に関するお話しを伺う機会が多く、これはとても楽しく興味深いことです。これまでの印象では、リラックス(relax)という言葉の定義は辞書にある「寛ぐこと。力をぬくこと。緊張を緩めること。・・・」といった枠を超え、時間・空間も人の数だけありそうです。
 これは考えてみればごく当たり前な事なのですが、癒しやスローライフなどまでもが消費に組み込まれてしまう余計なお世話のお国柄の中で、意外な印象を持たれる方もいらっしゃるのではないでしょうか。私が変わり者なのでしょうが、「癒しの・・・」や「リラクゼーションの・・・」といった場所や物で癒されたりリラックスすることはなく、ともすれば緊張が増す場合もあります。
 現代の消費社会に生きている以上、公空間や媒体におけるリラックス自体が消費活動の上に存在する事は止むを得ないと考えます。Lordの創る空間も然りです。そういった事に対する自覚の有無にかかわらず、皆様から伺うリラックス空間は実に多様で挑発的といえます。しいて共通項を探すとしたら、その多くがシンプルであるということくらいでしょうか。
 最近私は自分自身がリラックスできる空間に関して、とても大きな発見をしました。私はある国に滞在している時、常にリラックスしています。入国審査を受けてから出国するまで、どこで何をしていてもリゾート気分です。首都の大都市のホテルに滞在していても、緊張を強いられる式典に参列していても、権威のある方とお話ししていても、トラブルに巻き込まれても、常にリラックスした自分がそこにいます。
 真剣に移住を考えてもよさそうですが、今しばらくそれが何故かを細かく分析する必要がありそうです。
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待ち伏せ

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 今朝出勤して店舗に入ろうとしたら、馴染みのお客様から「鞄持たせてもらえますか?」と声をかけられました。「お客様に鞄を持っていただくのは…」と躊躇うと、「そうじゃなくてちょっとだけ持たせて下さい」とのことでお渡ししました。「予想通り重いなぁ、鞄の中も見せてもらえますか?」「では中へ…」と開店前の店内へご案内し、その際にお客様が撮影された鞄の中が今日の写真です。
 普段持ち歩く書籍や書類が多く、頑丈な鞄を探しているとのことです。これまで幾つもの鞄を壊し、今回はLordのオリジナル書類鞄が候補の一つだそうで光栄な事です。この日記で私が再三、Lordの鞄に書籍や書類を目一杯詰め込んで通勤していると書いており、実際その状態が見たくて開店前に来られたそうです。出勤後開店までに、鞄の中身は総て出してしまいますので狙いは正解でした。
 個性的なデザインなどから店頭で見ているだけでは、使っている時のイメージが湧き難いとのことです。また重い状態での持ち心地も知りたかったそうです。重い鞄を持って開店前の店内をグルグル回る姿は、朝一で見るにはちょっと不思議な情景でした。写真はインナーが入り、ペンホルダーをフルに使用した私の最もオーソドックスな使用状態です。今朝は他社製の鞄を使用してなくて本当に良かったです。
 頑丈で壊れない鞄をお探しの方はとても多く、一日に最低一人は来られます。開店から閉店までそういったお客様のお相手をする日もあります。何十年も重い鞄を持ち歩き、様々な素材や製法の鞄を試し続ける私もその一人です。現時点で言える事は、素材・製法に関わり無く私のような使い方を続けると、どんな鞄もいつかは壊れるということです。
 要は修理が簡単かつ安価にできて、永い間使い続けることができるかどうかだと考えています。上質な革と確かな製法で頑丈に作られたLordの書類鞄は、ちょっとやそっとで壊れません。事実私自身の使っているものも、まだ一度も壊れていません。でもいつかは壊れます。Lordでは御買上げいただいた総ての鞄のメンテナンスを行っています。小さな修理から大きな改造まで自由自在です。
 そうそう、重い物が入った状態を確かめたい方は、いつでも再現しますのでお気軽にお申し付け下さい。私の通勤時を狙う必要はありません。
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 久しぶりの太陽が眩しく、待ちに待った爽やかな秋晴れです。だからといって特に何かが起こる訳でもなく、のどかな秋の午後です。今朝、飲物を買おうと寝ぼけ眼で自動販売機の前に立ち、小銭が無いのに気付き千円札を入れようとすると、自販機に新しい飾りが付いています。よく見ると大きく綺麗な蛾です。思わず通勤途中の顔見知りの人に教えてあげて、記念撮影をしました。
 写真では自販機の赤い色が鮮やかなのに、肝心の蛾の色や模様が今ひとつで申し訳ありませんが、その大きさといい模様といいとても見事でした。通勤途中に呼び止められた人が「嫌いな人が見たら大変ですね」と一言。確かに蝶が嫌いだという話はあまり聞きませんが、蛾が大嫌いという人は私の周囲にもたくさんいます。この違いがどこからくるのか、考えたことはありませんでした。
 以前専門家から、蝶と蛾ははっきりと区別は出来ないと聞いた事があります。素人の私が知る両者の違いといえば、蝶は昼間飛んでいて静止する時に翅を閉じ、蛾は夜飛んでいて静止する時に翅を広げるという事くらいでしょうか。先日ある雑誌のエッセーに蝶は益虫で蛾は害虫というような事が書いてありましたが、蚕も蛾ですからこれは一概に言えず、決めつけは蛾に失礼かと思います。
 小学生の頃「蛾の鱗粉には毒があるから触ってはいけない」と聞いて、一時期信じていました。既出の専門家からこれは嘘だと聞きました。蝶と蛾の扱いの違いは、蝶がその美しい容姿と優雅な飛び方で得をしているようです。夜の蝶という言葉は広辞苑にも出てきて、蛾と置き換えないところに奥深さを感じるのは考え過ぎでしょうか。昼の蛾という言葉は存在しないようですが、朝の蛾がとても美しかったのは確かです。
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登山の日

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 今日は『登山』の日だそうです。10月3日で登山の日と分かり易く覚え易いところから察するに、日本だけのものでしょうが定かではありません。ここでいう登山とは近代的なスポーツとしての、アルピニズム(alpinism)のことかと思われます。近代登山は、山に登ることそのもに喜びを見出しますがalpinismという言葉が生まれた19世紀後半が、その盛んになった時期だったようです。
 世界中の古い言伝えなどに出てくる山には、必ずと言っていいほど神が住んでいたり魔物が住んでいて、山に近付く事を忌み嫌っている場合が多いようです。実際山に登るのは、信仰・戦闘・狩猟・採集などを目的とする人に限られていたそうです。近代登山の先駆けとなったのは14世紀のイタリアの桂冠詩人ペトラルカで、彼はひたすら山頂での眺望を得たくてプロバンスのバントゥー山に登ったそうです。
 アルピニズムの幕開けは18世紀後半で、記録上は1786年アルプスの最高峰モン・ブランへの初登頂が有名です。医師パーカルと案内人バルマの二人が、当時どのように4,808mを登ったのかはとても興味のあるところです。二人の登頂はスイスの地質学者ソシュールの、初登頂者には賞金を出すという懸賞に応じてのものだったそうです。賞金がどの位の額であったかは知りませんが、賞金稼ぎで登るには当時のモンブランは厳しすぎたと思います。
 19世紀に入るとヨーロッパ・アルプスの登山はますます盛んになり、登山技術・道具も急速に発展したようです。山岳書の古典である英国人ウィンパーの『アルプス登攀記』は、難攻不落と言われていたマッターホルンへの7回目の挑戦での成功と、下山時の4名の隊員の遭難死などの体験をもとに書かれています。体力・気力に欠ける私は、海辺のカフェでワクワクしながら山岳書を読むのが楽しみです。
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創作の季節

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 爽やかな秋晴れはどこにいってしまったのでしょうか?軽井沢は連日雨続きで、暖房器具が手放せない寒い毎日です。道を歩く人たちの服装も、東京で言えばほとんど真冬の装いです。都市部から来られた方々にこの寒さは堪えるようで、風邪をひいてしまった方も多いようです。街全体の色や匂いは、明らかに例年のこの時期と違います。
 日が短くなりお天気も今ひとつということもあってか、紙やペンを探しに来られるお客様が多くなりました。例年秋はそうなのですが、今年はいつもより早い気がします。秋は書いたり読んだりが楽しい時期です。一年を通して書いたり読んだりしている私も、この時期になると一気にその量が増えます。また読み書きそのものが、一番楽しいと思えるのがこの時期です。
 軽井沢の街で、道端などに座り絵を描いておられる方を一番見かけるのも秋です。お天気が良く人通りの少ない日など、時々サボって覗かせていただくのが楽しみです。今秋はお天気のせいか、まだ一度もそういった機会に恵まれません。この冬の展覧会や写真展から、軽井沢を題材にした作品が減ってしまうとしたら、ちょっと残念です。
 以前、軽井沢は夏休みの自由研究のネタの宝庫であると書きましたが、文章や絵・写真他あらゆる創作活動のネタの宝庫であると言えます。スケッチブック・カメラ・ノート等を持って歩くと、なかなか先へ進めずお散歩にならなかったりします。軽井沢での観察対象は、自然だけではありません。人や建造物から車・ビジネスなど、様々な畑の人の足を止める興味深いネタが其処彼処に転がっています。
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揺れる身体

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 乗り物に弱い方は、しばらく目を瞑っていて下さい。気流の影響を諸に受ける小さな飛行機で夜から朝にかけて10時間移動し、そのまま車でアップダウンの激しい道を2時間近く走り、小舟で海に出て4時間以上を過ごし、またアップダウンの激しい道を車で2時間以上かけて移動します。夜・朝・昼の3食は、揺れと振動の中で摂ります。揺れから開放されシャワーを浴びていても、体はまだユラユラします。
 乗り物が大好きな私にとっては、陸・海・空で過すこのような経験自体がスペクタクルです。乗り物が苦手な人の多くは、揺れと臭いと体にかかるGが嫌いだと言います。逆に乗り物が好きな人は、エンジンの音や振動と燃料の匂い、不安定な状態に起因する揺れや前後左右上下にかかるGが好きです。私は最近の、エンジンが静かで振動も無く、揺れをコントロールしてしまう構造の乗り物で酔います。
 以前読んだある本で、乗り物酔いは自律神経系の過敏な人に起こりやすいといった事が書いてありました。あらゆる神経系が鈍感な私が乗り物に酔わないのも理解出来ますが、最新の乗り物に酔うのだけは解せません。平衡感覚をつかさどる前庭器官などへの揺れの刺激が、乗り物酔いの主な原因と記されていましたが、この刺激が動揺以外の嗅覚等とどう繋がるのかは知りません。
 時々「酔うと思うから酔うんだ!」と訳の解らない精神論で、乗り物に弱い人を攻撃している人がいます。これは論外としても、乗り物酔いのメカニズムに関して私自身無知で、これまで聞かされてきたことの多くはどうも迷信のようです。ユラユラ揺れる身体にシャワーを浴びながら、揺れと人間の関係を知りたくなりました。もちろん関心の対象は、心の揺れではなく身体の揺れです。
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