Lordの日記

遊び学ぶ居心地の良い空間創りがLordのテーマです

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吸音性

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 小雪舞う神宮前の丘では、小刻みなコツコツという足音が交差します。低空を滑るように飛ぶヘリコプターのエンジン音は、キーンと甲高く空気を引き裂きます。冷気の中でコツコツとキーンはいつになく鮮明で、音の振動を肌でも感じます。ガラスを突き抜けて届くそれらの振動を、店内に並ぶEkelundの織物たちが吸い込んでいきます。際限なく繰り出される音と、それをどこまでも吸収し続ける織物たち。
 吸い込むという表現が物理的に適切でないことを理解はしていても、この場合消音より吸音という表現の方が実感に近いようです。水分の場合は文字通り吸い込んでいるので飽和状態がありますが、音の場合は実際は消している訳で本当に吸い込んでいるのではありませんから、いつまでも吸い込み続けているように感じます。Ekelund社の本国での広告を見ても、やはり『吸収する』という表現が使われています。
 空間を演出する際に、音の処理はとても重要です。時としてどんな音を以上に、その音をどう処理するかで悩む事があります。残響時間(発音体の振動が止まってから音の強さが100万分の1になるまでの時間)が長いと音は明瞭でなくなり、短いと余韻がなく弱い音となります。一般的に音楽なら1.5~2.5秒、講演などの場合は1.0~1.5秒が良い等とされていますが、私の聴覚は狂っているようであまり当てはまりません。
 軽井沢店の店内では絶えずこの残響時間をいじって、様々な試みを行っています。お客様から「音楽の聴こえ方が違う」「いつもより声が響く」等とご指摘をいただき、多くのデータを集めさせていただいております。営業中に店内の周壁はあまり触れませんので、吸音性を高めたい時に活躍するのが、Ekelundの織物たちです。Ekelund商品の吸水性に関するご質問は必ず毎日いただきますが、吸音性に関するご質問というのはこれまで記憶にありません。本国同様、今後積極的にお伝えしていきたいと考えています。
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