Lordの日記

遊び学ぶ居心地の良い空間創りがLordのテーマです

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予想外の球

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 いつもとても上品な女性のお客様の「1ヶ月季節がぶっ飛んだ」というひと言が、本日の軽井沢を端的に表現しているかと思います。お天気も街の雰囲気も、八月上旬を思わせます。優雅な年配女性から発せられた「ぶっ飛んだ」という切れのいい言葉には、驚きとそれを超える絶対的な説得力を感じます。「ぶっ飛んじゃいましたかぁ」と、その後しばらく笑いが止まりませんでした。
 「ぶっ飛ぶ」という言葉は、決して下品な言葉ではないと思います。私など一日に何回も無意識に使っています。私が必要以上にウケたのは、突然意外な方向から予想外の球が飛んできたという感じに対してです。毎日様々な形で数多くのコミュニケーションを積み重ねていますが、この意外な方向からの予想外の球に出会う度に、顔が綻びその言葉を何度も繰り返してしまいます。
 私が店内でお客様に、突然意外な方向から予想外の球を投げる事はありえません。常に予測可能で期待通りの、ごく当たり前な球を投げるのが仕事でもあります。いつどこからどんな球が飛んで来るか分からないような空間では、落着いて買い物など出来ません。ただ広くコミュニケーションの場においては、予想外の球が行き交う予測不可能な状態が大好きです。
 私は関西から来たお客様から「冗談は顔だけにして!」とよく言われるのですが、この深い意味を持たない(持つとしたら真剣に落ち込みます…)ツッコミの言葉は、通常はボケを救済した後は聞き流されます。予測可能な期待通りの球です。日常のコミュニケーションの中には、同様な深い意味を持たない交換そのものを目的とするやり取りがたくさんあります。挨拶の言葉の多くはそうです。
 終日店内に引き篭もり、限られた空間でのコミュニケーションがほとんどの軽井沢生活では、予測可能な期待通りの言葉しか使わない日もあります。「おはようございます」「おはようございます」「好い天気ですね」「そうですね」「どちらまで」「ちょっと駅まで」「お気をつけて」「ありがとうございます」。この朝の特別な意味を含まない予測可能な期待通りのやり取りに、コミュニケーションの本質を意識しながらもちょっと退屈を感じ、些細な予想外の球が飛んで来ると一日嬉しくなってしまう今日この頃です。
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