Lordの日記

遊び学ぶ居心地の良い空間創りがLordのテーマです

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滑車

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 朝開店してガラスを磨いていると、毎年夏休み中時々遊びに来てくれる小学生の男の子が入って来ました。初めて会った時はまだ入学前の小さくて可愛い坊やでしたが、高学年の現在は身長も私に迫る勢いで、私のミスを指摘するちょっと生意気なお子様(一応お客様なので・・・)です。「教えて欲しい事があるんですけどいいですか?」「いいよ。座って待ってて」私はガラス磨きを中断し、手を洗いました。
 「これなんですが」と彼が開いたのは、問題がびっしり埋まった理科のプリントでした。「一番下のこれ、答えが合わない」と、滑車の図が描かれた問題を指差す彼の眉間には皺が入っています。「教えて欲しい事ってこの問題の解き方?」「はい」「ここまで来なくても、お父さんかお母さんに聞けばいいだろ」「二人とも解んないみたい。Lordさんなら滑車あるから解るだろって・・・」「Lordに天秤は有るけど、滑車なんかないよ!」
 「解らなくて人に振ったな・・・」などとブチブチ言いながら、何十年振りかで定滑車と動滑車の問題を解きました。塾のプリントの問題は結構よく練られており、お陰ですっかり目が覚めました。彼は理解力が高く私が途中まで式を書くと「あっ、そうか!」と解ったようでしたので、「ではあとは自分で」とプリントとノートを返しました。リゾートに来ても朝の涼しいうちに学習をしているのかと感心し、宿題の事などすっかり忘れて遊び呆けていた自分の小学生時代を思い出しました。
 彼が出て行ってしばらくして、こんどはお父さんが走って来られました。「ごめん、ごめん。本当に訊きに行くとは思わなかった」「店内への爆発物と宿題のお持ち込みはご遠慮いただいております」「ごめん。仕事中に申し訳なかった」「だいたいここに滑車無いし」「ごめんね・・・」と散散お父さんを苛めたところで、「実名でブログのネタにしていいから」という有難い一言。という訳で今日の日記は、真面目な小学生と開放感いっぱいのお父さんの避暑地の出来事でした。
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