Lordの日記

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復元

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 大小の島々が散在するエーゲ海は、ギリシャとトルコに囲まれる地中海北東部の海域で、多島海とも呼ばれています。紀元前2600年~前1400年ころミノス文明の栄えたクレタ島は、ギリシャ南端から約100kmに位置するギリシャ領の活気ある島です。このクレタ島とギリシャ本土のほぼ真ん中に、ミロス島という名の小さな火山島があります。1820年2月、この島であの『ミロのヴィーナス』が発見されました。
 10代の終わりにルーブル美術館で彼女(?)に出会うまでは、ギリシャ神話のアフロディテ(ヴィーナス)を素材にした夥しい美術作品のうちの一つ、程度の興味しかありませんでした。ボッティチェリの『ヴィーナスの誕生』等も同様で当時の興味は、神話そのものやシュリーマンの発掘以後書かれた歴史的事件の存在を認める論文などに向いており、海の泡から生まれた愛と美の女神なら美しくないと不味いでしょ位の認識でした。
 「美しい!」。途端に彼女のことが気になります。ストーカーの気は無くとも、恋に落ちたら相手のことを知りたくなるというアレです。彼女の発見者は、のどかな島で畑仕事をしていた農夫です。振り下ろした鍬に何かが当たり、大理石製の彼女のボディを掘り出した時の農夫の興奮した状態を想像すると、嫉妬を覚えます。「エーゲ海の小さな島で農夫をやりたい」、一時期そんな事を考えた時期もありました。
 彼女に関する一番の関心は、失われた両腕がどこへ行ったかより、どうなっていたかという復元の問題です。両腕の仕草に関しては、数多くの専門家が様々な説を発表しています。像の前で右肩を落とし左ひざを突き出しあれこれやってみますが、どれもピンときません。独特のS字形の姿勢、ぜひ一度やってみて下さい。自信のある方は、彼女と同じように腰布一枚でどうぞ。
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