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風刺

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 ローマ時代のギリシャの風刺作家ルキアノスの作品に、嘘ばかりの空想旅行記『本当の話』があります。近代以降も、スウィフトの風刺小説『ガリバー旅行記』などにその影響をみることができます。人の様々な愚劣さを提示する『ガリバー旅行記』は、英国のアイルランド政策がその背景ですが、人類に対する痛烈な風刺となっています。
 人間嫌いといわれたスウィフトは、1726年にこの作品を匿名で出版しました。ダブリン生まれの彼は苦学の末トリニティ・カレッジを卒業し英国で政治家を志しましたが、アン王女の死去で立身の野望を絶たれ、アイルランドに戻り聖職についています。若い頃から目眩と難聴に苦しみ、晩年は記憶を失い廃人同様の生活をしていたそうです。
 小学校低学年の頃出会った『ガリバー旅行記』は、子供用に翻訳(改竄)されており血湧き肉踊る冒険小説でした。船医ガリバーが小人の国リリパットや巨人の国ブロブディン・馬の国フイヌム・浮き島ラピュタなどに漂着する話は興味深く、他の子は知りませんが無知な私は素直に興奮して、一気に読んでしまいました。物語だけではなく、本の挿絵も興味深かった覚えがあります。
 それから十数年後原著を手にした時の「ホントかよ!」という驚きは、この作品に限らず何十回も繰り返されたものです。デンマークの劇作家ホルベアの『ニルス・クリムの地下旅行』(ラテン語でちょっと難解ですが)は、『ガリバー旅行記』の向うを張った作品として有名です。風刺のきいた嘘ばかりの空想旅行記なら簡単に書けそうだと思われる方は、ぜひ一度書いてみてください。3人の力量を思い知ることを請け合います。
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2007-07-29 Sun 12:22 『世界の国々』
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